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公開番号2025159130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2025134961,2022533060
出願日2025-08-14,2020-11-20
発明の名称装飾箔、装飾箔の製造方法およびターゲット基板の装飾方法
出願人レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類B44C 1/17 20060101AFI20251009BHJP(装飾技術)
要約【課題】 装飾箔、装飾箔の製造方法、ならびにターゲット基板の装飾方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、装飾箔、装飾箔の製造方法、ならびにターゲット基板の装飾方法を備える。装飾箔、特に積層箔、コールドスタンピング箔またはホットスタンピング箔は、キャリアフィルム(42)および全面ワニス層(41)を備え、キャリアフィルム(42)は、3.0μm~10.0μmの範囲の厚さを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャリアフィルム(42)と全面ワニス層(41)とを備える装飾箔(40)、特に積層箔、コールドスタンピング箔またはホットスタンピング箔であって、
前記キャリアフィルム(42)は、3.0μm~10.0μmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする装飾箔。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記全面ワニス層(41)は、1.0μm~2.5μm、特に1.0μm~1.7μmの範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載の装飾箔。
【請求項3】
前記全面ワニス層の厚さに対するキャリアフィルムの厚さの比は、1.8:1~7.0:1、好ましくは2.5:1~5.8:1の範囲にあり、
前記キャリアフィルム(42)は、3μm以上7μm以下の範囲の厚さを有し、および/または前記全面ワニス層の厚さに対する前記キャリアフィルムの厚さの比は、4.1:1~10.0:1、好ましくは4.4:1~8.3:1の範囲にあり、前記キャリアフィルム(42)は、7μm以上10μm以下の範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の装飾箔。
【請求項4】
前記キャリアフィルム(42)は、PET、PMMA、PC、PE、PVC、PS、ABS、PU、PBS、PLA、PANおよび/またはガラスから選択される材料または材料の組み合わせを含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項5】
前記装飾箔(40)は、5%~70%、特に10%~40%の範囲の、250nm~400nmの波長範囲のUV放射線に対する透過率を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項6】
前記引剥がし力は、-0.5cN以上0.5cN以下の範囲内で、その略平均の力の振幅の変動を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項7】
前記全面ワニス層(41)は、少なくとも1つの表面上に少なくとも1つのカラー層を有し、前記少なくとも1つのカラー層の少なくとも1つのカラー層と前記全面ワニス層(41)との間の接着力は、少なくとも25cN、好ましくは少なくとも30cNであることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項8】
前記全面ワニス層(41)は、連続固体表面の装飾の場合には99.5%以上、好ましくは100%の被覆力を有し、10%のハーフトーン領域の装飾の場合には99.5%以上、好ましくは100%の装飾または点知覚を有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項9】
前記全面ワニス層(41)は、少なくとも1つの分離層(43)および/または少なくとも1つの保護ワニス層(44)および/または少なくとも1つの装飾層(45)および/または少なくとも1つのプライマー層(46)および/または少なくとも1つの接着剤層(47)および/または少なくとも1つのカラー層を有することを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の装飾箔。
【請求項10】
前記少なくとも1つの分離層(43)の少なくとも1つの分離層(43)は、ワックス、シリコーン、ポリウレタンおよび/またはポリマー、好ましくはアクリレートコポリマー、ポリエステルコポリマー、ポリスチレンコポリマー、ポリカーボネートコポリマーから選択される材料または材料の組み合わせを含むことを特徴とする、請求項9に記載の装飾箔。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾箔、特に積層箔、ホットスタンピング箔および/またはコールドスタンピング箔、装飾箔の製造方法、ならびに装飾箔によるターゲット基板の装飾方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
全面ワニス層を例えばパスポート、クレジットカードまたは紙幣のようなセキュリティドキュメントに塗布するために、装飾箔を使用することが知られている。特に、これには積層箔、ホットスタンピング箔および/またはコールドスタンピング箔が使用される。このプロセスでは、装飾箔の全面ワニス層がターゲット基板に転写され、次いで、装飾箔のキャリアフィルムが分離される。装飾箔の全面ワニス層をキャリアフィルムからターゲット基材上にこのように転写する場合、全面ワニス層は、転写される全面ワニス層の部分領域を画定する境界線に沿って引裂かれる。この部分領域は、特に、全面ワニス層をターゲット基板に接合する、ターゲット基板に塗布された接着剤層によって画定され得る。塗布された接着剤層は、特に部分的にのみ塗布され、例えばパターン化されて設計され得る。理想的には、装飾箔は接着剤層の外縁で裂ける。しかしながら、それは、装飾箔の構造および組成に応じて、例えば、接着剤層の外縁から離れた全面ワニス層の不明確な引裂きをもたらす可能性あり、その結果、粗末な装飾をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、改善された装飾箔、装飾箔を製造するための改善された方法、ならびにターゲット基板を装飾するための改善された方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、キャリアフィルムと全面ワニス層とを備え、キャリアフィルムが3.0μm~10.0μmの範囲の厚さを有する、装飾箔、特に積層箔、コールドスタンピング箔またはホットスタンピング箔によって達成される。
【0005】
この目的は、装飾箔の製造方法によってさらに達成され、この方法は、以下のステップを備え、これらのステップは、特に以下の順序で実施される。
a)3.0μm~10.0μmの範囲の厚さを有するキャリアフィルムを設けるステップ。
b)全面ワニス層をキャリアフィルムの少なくとも1つの表面の少なくとも1つの領域に塗布するステップであって、装飾箔が形成されるステップ。
【0006】
少なくとも1つの領域の少なくとも1つの部分領域は、好ましくは、キャリアフィルムの少なくとも1つの表面の少なくとも1つの表面上に配置され、キャリアフィルムの少なくとも1つの表面の少なくとも1つの表面を少なくとも部分的に覆う。
【0007】
さらに、この目的は、ターゲット基板の装飾方法によって達成され、この方法は、以下のステップを備え、このステップは、特に以下の順序で実施される。
d)装飾箔を設けるステップ。
e)ターゲット基板を設けるステップ。
f)装飾箔をターゲット基板の少なくとも1つの表面の少なくとも1つの領域に塗布するステップ。
【0008】
少なくとも1つの領域の少なくとも1つの部分領域は、好ましくは、ターゲット基板の少なくとも1つの表面の少なくとも1つの表面上に配置され、ターゲット基板の少なくとも1つの表面の少なくとも1つの表面を少なくとも部分的に覆う。
【0009】
驚くべきことに、本発明により、従来の装飾箔と比較して、改善された被覆力および装飾のより綺麗なスタンピングが達成されることが、試験において示された。それは、減少したキャリアフィルム厚さのためクラック力および引裂き力が減少し、そしてこれらがターゲット基板の高品質装飾に決定的であるからである。キャリアフィルムが全面ワニス層から剥離されると、キャリアフィルムは曲げられ、その結果、特に装飾箔の断面全体にわたって応力が生じる。キャリアフィルムの厚さが減少することにより、これらの応力を減少させることができ、結果として生じるクラック力および引裂き力も同様に減少する。
【0010】
さらに、引裂き力の力振幅の変動が著しく減少し、これは、分離挙動をさらに改善し、綺麗な装飾を促進する。
(【0011】以降は省略されています)

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