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公開番号
2025014422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116955
出願日
2023-07-18
発明の名称
受信装置、受信方法、およびプログラム
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H04N
21/435 20110101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】受信側で時刻同期を取るために必要な時刻情報を、簡単な回路構成で実現できる受信装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、受信装置は、OFDM復調部において、放送波をOFDM復調し、TLVデコード部において、TLVパケットからIPパケットを抽出し、NTP時刻取得部において、IPパケットからNTP時刻情報を取得し、FECブロック周期生成部において、変調パラメータからFECブロック周期を生成し、N回カウント部において、N回のFECブロック周期毎に現在時刻取得信号を生成し、時刻生成部において、現在時刻を生成し、時刻比較部において、NTP時刻と現在時刻との差を求め、クロック発振器において、差が小さくなるように動作周波数を調整し、MMTデコード部において、IPパケットがMMTP/IPパケットである場合にMMTP/IPパケットのデコード処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
放送波をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調することによって、階層毎のTLV(Type Length Value)パケットの出力、変調時のクロックの再生、および変調パラメータの抽出を行う、OFDM復調部と、
前記TLVパケットからIP(Internet Protocol)パケットを抽出する、TLVデコード部と、
適切な階層のNTP(Network Time Protocol)形式のIPパケットから、NTP時刻情報を取得する、NTP時刻取得部と、
前記OFDM復調部で再生されたクロックで動作し、前記変調パラメータからFEC(Forward Error Correction)ブロック周期を生成する、FECブロック周期生成部と、
前記変調パラメータから得られる、1以上の整数である、N回の前記FECブロック周期毎に、現在時刻取得信号を生成する、N回カウント部と、
調整された動作周波数で動作し、現在時刻を生成する、時刻生成部と、
前記現在時刻取得信号が生成されるタイミングで、前記時刻生成部から現在時刻を取得する、現在時刻取得部と、
前記NTP時刻情報と前記現在時刻とを比較して、前記NTP時刻と前記現在時刻との差を求める、時刻比較部と、
前記差が小さくなるように、前記動作周波数を調整する、クロック発振器と、
前記TLVデコード部によって抽出されたIPパケットが、MMTP(MPEG Media Transport)/IPパケットである場合に、前記MMTP/IPパケットのデコード処理を行う、MMTデコード部と
を備えた、受信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記MMTデコード部は、映像、音声、字幕、および伝送制御信号のうち、少なくとも何れかに対して前記デコード処理を行う、請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記変調パラメータは、前記OFDM復調部に保持され、
前記FECブロック周期生成部は、前記OFDM復調部に内蔵されている、請求項1に記載の受信装置。
【請求項4】
前記Nは、前記TLVパケットに含まれる記述子に、付加情報として付加されており、
前記N回カウント部は、前記Nの値を、前記変調パラメータから得る代わりに、前記TLVパケットに含まれる記述子から抽出する、請求項1に記載の受信装置。
【請求項5】
受信装置のプロセッサによって実施される受信方法であって、
前記プロセッサが、放送波をOFDM復調することによって、階層毎のTLVパケットの出力、変調時のクロックの再生、および変調パラメータの抽出を行うステップと、
前記プロセッサが、前記TLVパケットからIPパケットを抽出するステップと、
前記プロセッサが、適切な階層のNTP形式のIPパケットから、NTP時刻情報を取得するステップと、
前記プロセッサが、前記再生されたクロックで動作し、前記変調パラメータからFECブロック周期を生成するステップと、
前記プロセッサが、前記変調パラメータから得られる、1以上の整数である、N回の前記FECブロック周期毎に、現在時刻取得信号を生成するステップと、
前記プロセッサが、調整された動作周波数で動作し、現在時刻を生成するステップと、
前記プロセッサが、前記現在時刻取得信号が生成されるタイミングで、現在時刻を取得するステップと、
前記プロセッサが、前記NTP時刻情報と前記現在時刻とを比較して、前記NTP時刻と前記現在時刻との差を求めるステップと、
前記プロセッサが、前記差が小さくなるように、前記動作周波数を調整するステップと、
前記プロセッサが、前記抽出されたIPパケットが、MMTP/IPパケットである場合に、前記MMTP/IPパケットのデコード処理を行うステップと
を含む、受信方法。
【請求項6】
前記デコード処理を行うステップは、映像、音声、字幕、および伝送制御信号のうち、少なくとも何れかに対して前記デコード処理を行う、請求項5に記載の受信方法。
【請求項7】
前記Nは、前記TLVパケットに含まれる記述子に、付加情報として付加されており、
前記生成するステップは、前記Nの値を、前記変調パラメータから得る代わりに、前記TLVパケットに含まれる記述子から抽出するステップを含む、請求項5に記載の受信方法。
【請求項8】
放送波をOFDM復調することによって、階層毎のTLVパケットの出力、変調時のクロックの再生、および変調パラメータの抽出を行う機能、
前記TLVパケットからIPパケットを抽出する機能、
適切な階層のNTP形式のIPパケットから、NTP時刻情報を取得する機能、
前記再生されたクロックで動作し、前記変調パラメータからFECブロック周期を生成する機能、
前記変調パラメータから得られる、1以上の整数である、N回の前記FECブロック周期毎に、現在時刻取得信号を生成する機能、
調整された動作周波数で動作し、現在時刻を生成する機能、
前記現在時刻取得信号が生成されるタイミングで、現在時刻を取得する機能、
前記NTP時刻情報と前記現在時刻とを比較して、前記NTP時刻と前記現在時刻との差を求める機能、
前記差が小さくなるように、前記動作周波数を調整する機能、
前記抽出されたIPパケットが、MMTP/IPパケットである場合に、前記MMTP/IPパケットのデコード処理を行う機能を、
コンピュータに実現させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、4K8K衛星放送において、送信側とのクロック同期を図る受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、4K8K衛星放送では、送出側と受信側とのクロックを同期させるためのNTP(Network Time Protocol)形式のパケットを、フレーム先頭のスロットの先頭に入れている(非特許文献1,2)。また、階層変調を行う場合は低階層の先頭スロットに入れている(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特許第6290127号公報
日本国特許第6517905号公報
【非特許文献】
【0004】
ARIB STD-B44
ARIB STD-B39
総務省 放送システム委員会報告(案)に対する意見募集 -「放送システムに関する技術的条件」-総務省|報道資料|放送システム委員会報告(案)に対する意見募集(https://www.soumu.go.jp)(令和5年6月27日検索)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のクロック同期方法では、以下のような問題がある。
【0006】
MMT(MPEG Media Transport)規格では、TS(Transport Stream)規格のように、TSパケットの1つの種類である時刻情報を送るPCR(Program Clock Reference)パケットに相当するものが規定されていない。そのため、4K8K衛星放送では、NTP形式のIP(Internet Protocol)パケットをフレーム周期で送出することで、放送送出システムの時刻と受信機の時刻の同期をとっている。
【0007】
しかし、地デジ高度化方式では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレームの周期と完全に一致したタイミングでNTP形式のIPパケットを送出することが非常に困難である。
【0008】
例えば上記問題を解決するために、TSのPCRパケットの場合と同様に、NTP形式のIPパケットを任意のタイミングで送出することが考えられるが、その前後のMMT・TLV(Type Length Value)パケットが可変長であるため、受信側で時刻同期を取るために必要な現在時刻を取得する回路構成が複雑になる。また、誤り訂正処理の遅延が、再帰的に行う誤り訂正回数に応じて変化してジッタとなり、安定したクロック再生が困難になる。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、受信側で時刻同期を取るために必要な時刻情報を、簡単な回路構成で実現することができる受信装置、受信方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の受信装置は、OFDM復調部と、TLVデコード部と、NTP時刻取得部と、FECブロック周期生成部と、N回カウント部と、時刻生成部と、現在時刻取得部と、時刻比較部と、クロック発振器と、MMTデコード部とを備えている。OFDM復調部は、放送波をOFDM復調することによって、階層毎のTLVパケットの出力、変調時のクロックの再生、および変調パラメータの抽出を行う。TLVデコード部は、TLVパケットからIPパケットを抽出する。NTP時刻取得部は、適切な階層のNTP形式のIPパケットから、NTP時刻情報を取得する。FECブロック周期生成部は、OFDM復調部で再生されたクロックで動作し、変調パラメータからFEC(Forward Error Correction)ブロック周期を生成する。N回カウント部は、変調パラメータから得られる、1以上の整数である、N回のFECブロック周期毎に、現在時刻取得信号を生成する。時刻生成部は、調整された動作周波数で動作し、現在時刻を生成する。現在時刻取得部は、現在時刻取得信号が生成されるタイミングで、時刻生成部から現在時刻を取得する。時刻比較部は、NTP時刻情報と現在時刻とを比較して、NTP時刻と現在時刻との差を求める。クロック発振器は、差が小さくなるように、動作周波数を調整する。MMTデコード部は、TLVデコード部によって抽出されたIPパケットが、MMTP/IPパケットである場合に、MMTP/IPパケットのデコード処理を行う。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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