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公開番号
2025061217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025004343,2021572823
出願日
2025-01-10,2021-01-22
発明の名称
画像処理装置および方法
出願人
ソニーグループ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
19/132 20140101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】逆適応色変換後の係数データの歪みの増大を抑制しながら、逆適応色変換処理の負荷の増大を抑制することができるようにする。
【解決手段】可逆方式で適応色変換された係数データを、その係数データのビット深度に基づくレベルでクリップし、そのレベルでクリップされた係数データを、前可逆方式で逆適応色変換する。本開示は、例えば、画像処理装置、画像符号化装置、画像復号装置、送信装置、受信装置、送受信装置、情報処理装置、撮像装置、再生装置、電子機器、画像処理方法、または情報処理方法等に適用することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
可逆方式で適応色変換された係数データを、前記係数データのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗から1を減算した値を上限値とし、前記ビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗に-1を乗算した値を下限値としてクリップするクリップ処理部と、
前記クリップ処理部により前記上限値および前記下限値でクリップされた前記係数データを、前記可逆方式で逆適応色変換する逆適応色変換部と
を備える画像処理装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記クリップ処理部は、前記係数データの輝度成分および色成分を、互いに同一の前記上限値および前記下限値でクリップする
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記逆適応色変換部は、前記クリップ処理部により前記上限値および前記下限値でクリップされた前記係数データを、前記可逆方式で逆適応色変換して、画像データの予測残差データを生成し、
前記逆適応色変換部により生成された前記予測残差データに前記画像データの予測データを加算して、前記画像データを生成する演算部をさらに備える
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
可逆方式で適応色変換された係数データを、前記係数データのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗から1を減算した値を上限値とし、前記ビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗に-1を乗算した値を下限値としてクリップすることと、
前記上限値および前記下限値でクリップされた前記係数データを、前記可逆方式で逆適応色変換することと
を含む画像処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置および方法に関し、特に、逆適応色変換後の係数データの歪みの増大を抑制しながら、逆適応色変換処理の負荷の増大を抑制することができるようにした画像処理装置および方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、動画像の予測残差を導出し、係数変換し、量子化して符号化する符号化方法が提案された(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。また、RGB444における符号化効率を改善する符号化ツールとして、RGBドメインの係数データをYCgCoドメインの係数データに変換する適応色変換(ACT(Adaptive Color Transform))が提案された。さらに、その適応色変換として可逆な方式が提案された(例えば、非特許文献3参照)。
【0003】
ところで、非可逆方式の逆適応色変換(Inverse ACT)において、逆適応色変換処理の負荷の増大を抑制するために、入力信号となるYCgCoドメインの係数データを[-2^bitDepth, 2^bitDepth-1]でクリップすることが提案された(例えば、非特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Benjamin Bross, Jianle Chen, Shan Liu, Ye-Kui Wang, "Versatile Video Coding (Draft 7)", JVET-P2001-vE, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11 16th Meeting: Feneva, CH, 1-11 Oct 2019
Jianle Chen, Yan Ye, Seung Hwan Kim, "Algorithm description for Versatile Video Coding and Test Model 7 (VTM 7)", JVET-P2002-v1, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11 16th Meeting: Geneva, CH, 1-11 Oct. 2019
Xiaoyu Xiu, Yi-Wen Chen, Tsung-Chuan Ma, Hong-Jheng Jhu, Xianglin Wang, Jie Zhao, Hendry, Seethal Paluri, Seung Hwan Kim, Weijia Zhu, Jizheng Xu, Li Zhang, "ACT colour conversion for both lossless and lossy coding", JVET-Q0510_r2, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11 17th Meeting: Brussels, BE, 7-17 January 2020
Xiaoyu Xiu, Yi-Wen Chen, Tsung-Chuan Ma, Hong-Jheng Jhu, Xianglin Wang "AHG16: Clipping residual samples for ACT", JVET-Q0513_r2, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11 17th Meeting: Brussels, BE, 7-17 January 2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、可逆方式で適応色変換されたYCgCoドメインの係数データの値域は、非可逆方式で適応色変換されたYCgCoドメインの係数データの値域よりも広い。そのため、非特許文献3において開示された可逆方式の逆適応色変換に対して非特許文献4に記載の方法を適用すると、クリップ処理によりYCgCoドメインの係数データが変化し、逆適応色変換後のRGBドメインの係数データの歪みが増大するおそれがあった。
【0006】
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、逆適応色変換後の係数データの歪みの増大を抑制しながら、逆適応色変換処理の負荷の増大を抑制することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の一側面の画像処理装置は、可逆方式で適応色変換された係数データを、前記係数データのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗から1を減算した値を上限値とし、前記ビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗に-1を乗算した値を下限値としてクリップするクリップ処理部と、前記クリップ処理部により前記上限値および前記下限値でクリップされた前記係数データを、前記可逆方式で逆適応色変換する逆適応色変換部とを備える画像処理装置である。
【0008】
本技術の一側面の画像処理方法は、可逆方式で適応色変換された係数データを、前記係数データのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗から1を減算した値を上限値とし、前記ビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗に-1を乗算した値を下限値としてクリップすることと、前記上限値および前記下限値でクリップされた前記係数データを、前記可逆方式で逆適応色変換することとを含む画像処理方法である。
【0009】
本技術の一側面の画像処理装置および方法においては、可逆方式で適応色変換された係数データを、その係数データのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗から1を減算した値を上限値とし、そのビット深度に1を加算した値を冪指数とする2の冪乗に-1を乗算した値を下限値としてクリップすることと、その上限値および下限値でクリップされた係数データを、可逆方式で逆適応色変換することとが実行される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
YCgCo変換とYCgCo-R変換の値域の違いの例を説明する図である。
逆適応色変換装置の主な構成例を示すブロック図である。
逆適応色変換処理の流れの例を示すフローチャートである。
逆量子化逆変換装置の主な構成例を示すブロック図である。
逆量子化逆変換処理の流れの例を示すフローチャートである。
画像復号装置の主な構成例を示すブロック図である。
画像復号処理の流れの例を示すフローチャートである。
画像符号化装置の主な構成例を示すブロック図である。
変換量子化部の主な構成例を示すブロック図である。
適応色変換部の主な構成例を示すブロック図である。
画像符号化処理の流れの例を示すフローチャートである。
変換量子化処理の流れの例を説明するフローチャートである。
適応色変換処理の流れの例を説明するフローチャートである。
コンピュータの主な構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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