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公開番号
2024155495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070256
出願日
2023-04-21
発明の名称
予備解凍後調理用冷凍餃子
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
35/00 20160101AFI20241024BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明の課題は、時短調理が可能で、かつ良好な調理後品質を実現し得る冷凍餃子を提供すること。
【解決手段】予備解凍後調理用の冷凍餃子であって、冷凍品を予備解凍後、喫食時に焼成されることを特徴とする、冷凍餃子。該冷凍餃子と、予備解凍後に焼成加熱することにより、時短調理が可能である旨を記載した包装体とを含む、一包装形態の冷凍餃子製品。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
予備解凍後調理用の冷凍餃子であって、冷凍品を予備解凍後、喫食時に焼成されることを特徴とする、冷凍餃子。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
予備解凍時間が10分から100時間である、請求項1記載の冷凍餃子。
【請求項3】
予備解凍温度が0~100℃である、請求項1又は2記載の冷凍餃子。
【請求項4】
予備解凍手段が蒸し加熱、冷蔵ないし常温保存、又はそれらの組み合わせである、請求項1~3のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項5】
焼成時間が2~5分である、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項6】
焼成時の温度が100~300℃である、請求項1~5のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項7】
焼成時に水を添加せず、蓋を用いない、請求項1~6のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項8】
皮に酢酸澱粉を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項9】
中具の水分量が、中具全体に対して25~35重量%である、請求項1~8のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
【請求項10】
凍結前に熱湯に浸漬される、請求項1~9のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、予備解凍後調理用の冷凍餃子、並びにその解凍及び調理方法等に関する。より詳細には、本発明は、予備解凍を施すことにより、調理時間を短縮することができ、かつ焼成加熱時に蓋及び加水が不要で調理が簡便でありながらも、従来品と同等もしくはそれ以上の良好な調理後品質を実現し得る冷凍餃子、該冷凍餃子を予備解凍することによる、短時間で簡便に調理可能な餃子の製造方法、並びに、予備解凍した該冷凍餃子を焼成加熱することによる餃子の時短調理方法等に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍餃子は、消費者に人気の高い冷凍食品の一つであり、その調理方法としては、凍結状態のまま、フライパン等の焼き器を用いて焼成加熱(加水後、蓋をして蒸し焼き等)して焼き餃子とするのが一般的である。
しかしながら、飲食店におけるランチタイムのように、短時間に大量の餃子を調理する必要がある場合には、冷凍餃子は焼き上がりまでの所要時間が長い点で不利である。
また、冷凍餃子に限らず、一般的に焼き餃子の加熱調理は、加水後に蓋をして蒸し焼きすることにより行われるので、工程が煩雑となり、やはり調理時間のロスを生じるが、当該工程を省くと、調理後品質の劣化を招くことが懸念される。
【0003】
冷凍包餡食品を解凍もしくは加熱し、冷蔵ないし常温で保存した後、(再)加熱する調理方法が知られている。例えば、特許文献1及び2には、冷凍餃子等を加熱調理して常温/冷蔵保存後に、喫食時に再加熱することが記載されている。また、特許文献3には、凍結した中華まん類を常温/冷蔵解凍して、保温器や電子レンジにて加熱調理する方法が記載されている。さらに、特許文献4及び5には、チルド品をその状態で冷蔵保存後、喫食時に焼成する方法が記載されている。
【0004】
しかしながら、冷凍餃子を予備解凍した後で焼成加熱することは報告されておらず、それにより得られる効果についても全く不明であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/176682号
特開2004-141026号公報
特開2017-70256号公報
特開2006-115792号公報
特開平7-67564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、時短調理が可能で、かつ良好な調理後品質を実現し得る冷凍餃子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、冷凍餃子を予備解凍した後に焼成加熱することにより、加熱時に蓋や加水を行わずとも優れた調理後品質が得られ、調理時間の短縮化と調理後品質の維持・向上とを両立させることに成功した。また、餃子の皮の組成や中具の水分量、さらには、餃子の凍結前の下処理などを適宜工夫することにより、予備解凍後、焼成加熱した際の調理後品質をさらに向上させ得ることに成功し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の通りである。
[項1]
予備解凍後調理用の冷凍餃子であって、冷凍品を予備解凍後、喫食時に焼成されることを特徴とする、冷凍餃子。
[項2]
予備解凍時間が10分から100時間である、項1記載の冷凍餃子。
[項3]
予備解凍温度が0~100℃である、項1又は2記載の冷凍餃子。
[項4]
予備解凍手段が蒸し加熱、冷蔵ないし常温保存、又はそれらの組み合わせである、項1~3のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項5]
焼成時間が2~5分である、項1~4のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項6]
焼成時の温度が100~300℃である、項1~5のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項7]
焼成時に水を添加せず、蓋を用いない、項1~6のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項8]
皮に酢酸澱粉を含む、項1~7のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項9]
中具の水分量が、中具全体に対して25~35重量%である、項1~8のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項10]
凍結前に熱湯に浸漬される、項1~9のいずれか一項に記載の冷凍餃子。
[項11]
項1~10のいずれか一項に記載の冷凍餃子と、予備解凍後に焼成加熱することにより、時短調理が可能である旨を記載した包装体とを含む、一包装形態の冷凍餃子製品。
[項12]
項1~10のいずれか一項に記載の冷凍餃子と、予備解凍後に焼成加熱することにより、時短調理が可能で、かつ水を添加せず蓋をしないで焼成しても、予備解凍せずに、加水し、蓋をして焼成した場合と同等以上の調理後品質が得られる旨を記載した包装体とを含む、一包装形態の冷凍餃子製品。
[項13]
項1~10のいずれか一項に記載の冷凍餃子を、予備解凍後に焼成加熱することにより、時短調理が可能である旨を記載した包装体で包装することを含む、一包装形態の冷凍餃子製品の製造方法。
[項14]
項1~10のいずれか一項に記載の冷凍餃子を、予備解凍後に焼成加熱することにより、時短調理が可能で、かつ水を添加せず蓋をしないで焼成しても、予備解凍せずに、加水し、蓋をして焼成した場合と同等以上の調理後品質が得られる旨を記載した包装体で包装することを含む、一包装形態の冷凍餃子製品の製造方法。
[項15]
項1に記載の冷凍餃子を予備解凍することを含む、短時間で調理可能な餃子の調製方法であって、該冷凍餃子は、任意で、
(a)皮に酢酸澱粉を含む、及び/又は
(b)中具の水分量が、中具全体に対して25~35重量%である、及び/又は
(c)凍結前に熱湯に浸漬される、
方法。
[項16]
予備解凍時間が10分から100時間である、項15記載の方法。
[項17]
予備解凍温度が0~100℃である、項15又は16記載の方法。
[項18]
予備解凍手段が蒸し加熱、冷蔵ないし常温保存、又はそれらの組み合わせである、項15~17のいずれか一項に記載の方法。
[項19]
項15~18のいずれか一項に記載の方法により得られた餃子を焼成加熱することを含む、焼き餃子の製造方法。
[項20]
焼成時間が2~5分である、項19記載の方法。
[項21]
焼成時の温度が100~300℃である、項19又は20記載の方法。
[項22]
焼成時に水を添加せず、蓋を用いない、項19~21のいずれか一項に記載の方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、予備解凍しておくことにより解凍された状態で焼成されるので、焼き上がりまでの調理時間を短縮することができる。また、焼成時に加水したり、蓋を用いて蒸し加熱したりする必要がないので、調理が簡便である。しかも、予備解凍後、加水せず蓋をしないで焼成しても、予備解凍せずに、加水し蓋をして焼成した場合と同等以上の調理後品質が得られるので、時短調理と、品質の維持・向上という、通常相反すると考えられる効果を両立させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、調理時間短縮化及び調理の簡便化と、良好な調理後品質とを両立し得る、予備加熱後調理用の冷凍餃子(以下、「本発明の冷凍餃子」ともいう。)を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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