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公開番号
2024153075
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-28
出願番号
2024062364
出願日
2024-04-08
発明の名称
レトルトパウチ詰め加工食品及びその製造方法
出願人
森産業株式会社
代理人
個人
主分類
A23L
3/00 20060101AFI20241021BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】開封時にも炊き立ての米飯類や茹でたての麺類の食感が維持されたレトルトパウチ詰め加工食品、主食と主菜を同時に摂食することが可能なレトルトパウチ詰め加工食品並びにレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法を提供する。
【解決手段】主食が充填されたレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法であって、主食原料としての糊化前の白米又は糊化前のスパゲッティと、調味液と、還元水あめ8.0~17.6重量%とをレトルトパウチに充填し密封する前処理工程と、密封された前記レトルトパウチを加熱及び加圧することで調理及び殺菌を行うレトルト殺菌工程と、を有するレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主食が充填されたレトルトパウチ詰め加工食品であって、
前記主食が米飯類又は麺類であり、
さらに、DE値8~40のデンプン分解物を含有するレトルトパウチ詰め加工食品。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
さらに、主菜が充填された、請求項1に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項3】
前記デンプン分解物が、マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトデキストリン、粉あめ、還元水あめ、水あめからなる群から選択された少なくとも1種である、請求項1又は2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項4】
前記デンプン分解物が、低糖化還元水あめである、請求項1又は2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項5】
前記デンプン分解物の含有量が8.0~17.6重量%である、請求項1又は2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項6】
前記米飯類が、白米、黒米、赤米、緑米、玄米、麦、雑穀からなる群から選択された少なくとも1種を含むご飯である、請求項1又は2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項7】
前記麺類が、パスタ、ラーメン麺、うどん、素麺からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項8】
前記加工食品が、カレーライス、ハヤシライス、中華丼、牛丼、豚丼、親子丼、麻婆丼、そぼろ丼、スパゲッティ、ラーメン、うどん、素麺、リゾット、あんかけ焼きそば、煮込みうどん、焼きうどん、おしるこ、ぜんざい、雑煮からなる群から選択された少なくとも1種である、請求項2に記載のレトルトパウチ詰め加工食品。
【請求項9】
主食が充填されたレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法であって、
主食原料としての米飯類原料又は麺類原料と、DE値8~40のデンプン分解物とをレトルトパウチに充填し密封する前処理工程と、
密封された前記レトルトパウチを加熱及び加圧することで調理及び殺菌を行うレトルト殺菌工程と、
を有するレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法。
【請求項10】
前記前処理工程において、さらに、主菜原料を前記レトルトパウチに充填する、請求項9に記載のレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主食又は主食と主菜が充填されたレトルトパウチ詰め加工食品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、レトルトパウチに食品を詰めたレトルトパウチ詰め加工食品が知られている。多くのレトルトパウチ詰め加工食品は、電子レンジで加熱したり、湯煎にかけるなどの短時間の調理をするだけで手軽に食べることができるため、種類も多く消費者からの人気も高い。また、無菌状態で密封されているため常温で長期間保存することができ、災害時の保存食としても利用価値が高い。
【0003】
従来から市販されているレトルトパウチ詰め加工食品のほとんどは、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物類に分類される食事の構成のうち、カレールー、パスタソース、中華丼の具、牛丼の具などの主菜のみが封入されたものであり、米飯類や麺類などの主食は含まないものであった。米飯類や麺類はもともとデンプン含有量が多く粘性を有するため、レトルトパウチのような形態の容器に詰める食品としては適していないと考えられていたからである。そのため一般的には、ご飯やパスタ等を別途準備し、その上にカレールーやパスタソースなどのレトルトパウチ詰め加工食品をかけていた。しかし食事を摂取する者としては米飯類や麺類といった主食も同時に摂りたいというニーズがある。そのため、レトルトパウチに米飯類や麺類を充填した加工食品が提案されている。
【0004】
例えば、特開2017-175925号公報には、乳蛋白と穀類を含む加熱調理された容器詰め食品であって、ゼラチンをさらに含み、容器詰めされる食品がリゾット、粥、雑炊、チーズ餅又はスープである容器詰め食品が開示されている(特許文献1)。
【0005】
また、特開2022-145413号公報には、ボイル加熱処理及びスチーム加熱処理に供した麺類を、凍結処理に供することにより、冷凍麺類を得る工程と、前記冷凍麺類と、DE値4~18のデンプン分解物を25質量%~40質量%含有する調味液とを充填した容器を加熱殺菌処理に供することにより、容器詰麺類入り加工食品を得る工程とを含む、容器詰麺類入り加工食品の製造方法が開示されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-175925号公報
特開2022-145413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1のような従来の米飯類や麺類を充填したレトルトパウチ詰め加工食品はレトルトパウチ内部にご飯やスパゲッティなどが残らないように水分含量を高めに設定し流動性を確保しなければならなかった。カレールー、パスタソース、調味液と共に米飯類や麺類を充填する場合も同様である。そのため特許文献1に開示された発明は保存中に米飯類や麺類は水分を過度に吸収し、開封時には米や麺の食感が損なわれるという問題があった。また、特許文献2に記載の発明は、ボイル加熱処理及びスチーム加熱処理に供した麺類を凍結処理し、その後、冷凍保存する必要があり、常温保存できるものではない。また、一般に米飯類や麺類を冷凍処理すると内部の水分が流出するため食感がパサパサになり、炊き立て、茹でたての風味を再現することが難しかった。
【0008】
従って本発明は、開封時に炊き立ての米飯類や茹でたての麺類の食感が維持されたレトルトパウチ詰め加工食品、主食と主菜を同時に摂食することが可能なレトルトパウチ詰め加工食品並びにレトルトパウチ詰め加工食品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決するため、デンプン含有食品原料の水分調整の役割を行う原材料について種々検討した結果、デンプン分解物を原材料に加えることで、上記課題を解決することができるとの知見を得た。
【0010】
本発明は係る知見に基づきなされたものであり、主食が充填されたレトルトパウチ詰め加工食品であって、前記主食が米飯類又は麺類であり、さらに、DE値8~40のデンプン分解物を含有する、レトルトパウチ詰め加工食品を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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