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公開番号2024117478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023604
出願日2023-02-17
発明の名称海苔簀張設具
出願人個人
代理人個人
主分類A23L 17/60 20160101AFI20240822BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】 海苔簀の交換を楽に行える海苔簀張設具を提供する。
【解決手段】 本発明は、海苔簀1を簀枠2に張設するための海苔簀張設具10aである。本発明の海苔簀張設具10aは、側面視略U字状の本体部20aと、本体部20aの一方の先端部201aを本体部20aの他方の先端部202aに向けて屈曲させて形成され、海苔簀1を掛けるフック部21aと、海苔簀1を簀枠2側に引っ張る方向に付勢するばね部30aとを備える。フック部21aは、本体部20aの他方の先端部202aに対向して位置する。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
海苔簀を簀枠に張設するための海苔簀張設具であって、
側面視略U字状の本体部と、
前記本体部の一方の先端部を前記本体部の他方の先端部に向けて屈曲させて形成され、海苔簀を掛けるフック部と、
海苔簀を簀枠側に引っ張る方向に付勢するばね部と、を備え、
前記フック部は、前記本体部の他方の先端部に対向して位置する海苔簀張設具。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記本体部の基端部は、外側に突出する突出部を有し、
前記ばね部は、線材を巻回して形成される圧縮コイルばねであり、前記本体部の外周に取り付けられる請求項1に記載の海苔簀張設具。
【請求項3】
前記ばね部は、平面視略楕円形状を有する請求項2に記載の海苔簀張設具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔簀を簀枠に張設するために用いる海苔簀張設具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
海上で種から育てられた海苔は、刈り取られて陸揚げされ、陸上で熟成させられる。熟成した海苔は、抄製機で海苔簀の上に抄き上げられ、脱水された後に、乾燥機にかけられる。四角形板状に乾燥した海苔は、海苔簀から剥がされて乾燥海苔として出荷される。乾燥海苔の製造は、抄製機及び乾燥機を備えた1台の海苔製造装置で行われる。海苔製造装置は、複数枚の海苔簀を横に並べた状態で1個の簀枠に張設し、複数の簀枠を抄製機及び乾燥機に順次搬送することで、大量の乾燥海苔を連続して製造する。
【0003】
海苔簀は、海苔簀張設具を用いて、適度な張力を保持しながら簀枠に張設される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1の海苔簀張設具は、板ばねをU字状に湾曲させて形成される。海苔簀張設具の一端は、さらにV字状に曲げ返されて、海苔簀を掛けるフック部を形成する。海苔簀張設具の他端は、フック部の先端付近でさらにC字状に曲げ返されて、海苔簀張設具が簀枠から抜けるのを防止するストッパ部を形成する。また、海苔簀張設具は、海苔簀を簀枠側に引っ張る方向に付勢する、一枚の板ばねから一体的に形成されたばね部を有する。
【0004】
特許文献2の海苔簀張設具も、板ばねをU字状に湾曲させて形成される。海苔簀張設具の一端は、さらにU字状に曲げ返されて、海苔簀を掛けるフック部を形成する。海苔簀張設具の他端は、フック部と離間した位置で内側に折り込まれて、海苔簀張設具が簀枠から抜けるのを防止するストッパ部を形成する。また、海苔簀張設具は、海苔簀を簀枠側に引っ張る方向に付勢する圧縮スプリングを有する。圧縮スプリングは、海苔簀張設具の本体に設けられた係止穴に嵌め込まれて取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-099212号公報
実開昭58-41192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、海苔簀は、乾燥海苔の製造工程を一定回数繰り返すと交換する必要がある。このとき、1台の海苔製造装置に取り付けられている約2万枚程度の海苔簀は、劣化状態を見極める手間を削減する観点と、同じ時間数の使用により同程度の劣化状態であると推測されることとから、一度に全て交換されることが多い。この海苔簀の交換は、人の手によって行われている。
【0007】
特許文献1の海苔簀張設具では、フック部の先端とストッパ部の曲げ返し部分とが近接して海苔簀が通る隙間がないため、ストッパ部を指で開いた状態で海苔簀張設具から海苔簀を取り外す必要がある。このとき、ストッパ部がC字状に曲げ返されているため、ストッパ部全体をフック部の先端に対して海苔簀の厚みだけ大きく離間させる必要がある。そのため、一度に多数の海苔簀を取り外す際、繰り返しストッパ部を指で広げることで、指が痛んだり、指に傷を負ったりするという問題があった。また、指への負担を軽減するために、先端にL字フックを有する器具を使用することもあるが、海苔簀の交換経験の少ない人にとっては時間がかかってしまうという問題があった。
【0008】
一方の特許文献2の海苔簀張設具では、フック部とストッパ部とが離間しているため、フック部とストッパ部との間から海苔簀を取り外すことができる。しかしながら、ストッパ部が板ばねを内側に折り込んで構成されているだけであるため、海苔簀張設具の使用とともに板ばねの弾性力が弱まり、ストッパ部が外側に開いてくる。海苔製造装置の内部では、海苔簀が張設された簀枠が、簀枠の厚み程度の狭い箇所を通るため、ストッパ部が外側に開いてくると、海苔簀製造装置の内部で海苔簀張設具が引っ掛かり、トラブルの原因になるという問題があった。このようなトラブルを生じさせないようにしようとすると、短期間で海苔簀張設具を交換しないといけないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、海苔簀の交換を楽に行え、長期間使用することができる海苔簀張設具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、海苔簀を簀枠に張設するための海苔簀張設具である。海苔簀張設具は、側面視略U字状の本体部と、本体部の一方の先端部を本体部の他方の先端部に向けて屈曲させて形成され、海苔簀を掛けるフック部と、海苔簀を簀枠側に引っ張る方向に付勢するばね部とを備える。フック部は、本体部の他方の先端部に対向して位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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