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公開番号2024116515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022181
出願日2023-02-16
発明の名称海苔製造機
出願人株式会社イツワ工業
代理人個人
主分類A23L 17/60 20160101AFI20240821BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】温風発生装置を良好に制御できるようにすること。
【解決手段】本発明では、海苔簀(4)に抄製した海苔生地を乾燥室(15)の内部で搬送しながら温風発生装置(16)で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機(1)において、乾燥室(15)の内部で搬送されている海苔簀(4)に抄製された海苔生地の表面の温度を温度センサー(26)で計測し、その温度に基づいて温風発生装置(16)を制御することにした。また、乾燥室(15)の内部で海苔簀(4)を折り返す部分で前後に搬送される海苔簀(4)の間隔が拡がった位置で海苔生地の表面の温度を計測することにした。また、海苔生地の表面と直交する方向から非接触パッシブ型の温度センサー(26)で海苔生地の表面の温度を計測することにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機において、
乾燥室の内部で搬送されている海苔簀に抄製された海苔生地の表面の温度を温度センサーで計測し、その温度に基づいて温風発生装置を制御することを特徴とする海苔製造機。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
乾燥室の内部で海苔簀を折り返す部分で前後に搬送される海苔簀の間隔が拡がった位置で海苔生地の表面の温度を計測することを特徴とする請求項1に記載の海苔製造機。
【請求項3】
海苔生地の表面と直交する方向から非接触パッシブ型の温度センサーで海苔生地の表面の温度を計測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の海苔製造機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、乾燥海苔を製造するために海苔製造機が用いられている。この海苔製造機では、海苔簀を搬送装置で連続的に搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置を順に配置し、抄製装置で海苔簀に海苔原藻と水分とからなる海苔原料を供給して海苔簀に所定形状の海苔生地を抄製し、その後、脱水装置で海苔生地を脱水した後に、乾燥装置で海苔生地を乾燥させて乾燥海苔を製造している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
そして、海苔製造機の乾燥装置では、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送させるとともに、海苔生地を温風発生装置で発生した温風によって乾燥させている。
【0004】
この海苔製造機では、乾燥室の内部に温度センサーを設けて、温度センサーで乾燥室の内部の温度を計測し、その温度に基づいて温風発生装置を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-127198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記従来の海苔製造機では、乾燥室の内部に設けられた温度センサーを用いて乾燥室の内部の空気の温度を計測していたために、実際に乾燥室の内部で搬送(乾燥)されている海苔生地の温度とは異なっており、温風発生装置を良好に制御することができないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、請求項1に係る本発明では、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機において、乾燥室の内部で搬送されている海苔簀に抄製された海苔生地の表面の温度を温度センサーで計測し、その温度に基づいて温風発生装置を制御することにした。
【0008】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、乾燥室の内部で海苔簀を折り返す部分で前後に搬送される海苔簀の間隔が拡がった位置で海苔生地の表面の温度を計測することにした。
【0009】
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、海苔生地の表面と直交する方向から非接触パッシブ型の温度センサーで海苔生地の表面の温度を計測することにした。
【発明の効果】
【0010】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)

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