TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024137562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023062385
出願日
2023-03-21
発明の名称
多孔質顆粒の製造方法
出願人
池田食研株式会社
代理人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20240927BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 溶解性が良く、油溶性物質を吸着させることが可能な多孔質顆粒であって、潰れにくい多孔質顆粒の製造方法、該方法により得られる多孔質顆粒、該顆粒に油溶性物質を吸着させた油吸着顆粒、油吸着顆粒の製造方法及び油吸着顆粒を含む食品を提供するものである。
【解決手段】 難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥することで、多孔質であり、溶解性が良く、油溶性物質を吸着できる優れた顆粒を製造できることを見出し、本発明に至った。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥することを特徴とする、非球形多孔質顆粒の製造方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
多孔質顆粒のゆるめ嵩密度が0.45g/mL以下である、請求項1記載の多孔質顆粒の製造方法。
【請求項3】
難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥してなる多孔質顆粒である、非球形多孔質顆粒。
【請求項4】
多孔質顆粒のゆるめ嵩密度が0.45g/mL以下である、請求項3記載の多孔質顆粒。
【請求項5】
請求項3又は4記載の多孔質顆粒に油溶性物質を吸着させた油吸着顆粒。
【請求項6】
油吸着顆粒全体を100重量%とした場合に、油溶性物質を最大74重量%含むことを特徴とする、請求項5記載の油吸着顆粒。
【請求項7】
請求項3又は4記載の多孔質顆粒に油溶性物質を吸着させる工程を含む、油吸着顆粒の製造方法。
【請求項8】
油吸着顆粒全体を100重量%とした場合に、油溶性物質を最大74重量%含むことを特徴とする、請求項7記載の油吸着顆粒の製造方法。
【請求項9】
請求項5記載の油吸着顆粒を含む食品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多孔質顆粒の製造方法及び該方法により得られる多孔質顆粒、油吸着顆粒及びその製造方法、並びに該油吸着顆粒を含む食品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、単糖類、二糖類、塩、アミノ酸及びアミノ酸塩からなる群より選ばれた少なくとも一種を粉末全体を100重量%とした場合に少なくとも80重量%、澱粉を5重量%以下含み、20℃での水100mLに対する溶解度が多くとも100gである粉末と、水とを混合し、減圧乾燥させる製造方法であって、ゆるめ嵩密度が少なくとも0.30g/mLである油吸着用多孔質顆粒の製造方法が知られていた。該公報中には、溶解度の高い原料を用いると、多孔質顆粒が得られないことが記載されており、20℃での水100mLに対する溶解度が多くとも100gである粉末を用い、該粉末を水に溶解することなく、該粉末と水とを混合して減圧乾燥する方法が記載されているが、得られる多孔質顆粒は、油を吸着させた油吸着顆粒全体100重量%に対して最大33重量%の油吸着量だった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5276199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、溶解性が良く、油溶性物質を吸着させることが可能な多孔質顆粒であって、潰れにくい多孔質顆粒の製造方法、該方法により得られる多孔質顆粒、該顆粒に油溶性物質を吸着させた油吸着顆粒、油吸着顆粒の製造方法及び油吸着顆粒を含む食品を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥することで、多孔質であり、溶解性が良く、油溶性物質を吸着できる優れた顆粒を製造できることを見出し、本発明に至った。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[8]の態様に関する。
[1]難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥することを特徴とする、非球形多孔質顆粒の製造方法。
[2]多孔質顆粒のゆるめ嵩密度が0.45g/mL以下である、[1]記載の多孔質顆粒の製造方法。
[3]難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥してなる多孔質顆粒である、非球形多孔質顆粒。
[4]多孔質顆粒のゆるめ嵩密度が0.45g/mL以下である、[3]記載の多孔質顆粒。
[5][3]又は[4]記載の多孔質顆粒に油溶性物質を吸着させた油吸着顆粒。
[6]油吸着顆粒全体を100重量%とした場合に、油溶性物質を最大74重量%含むことを特徴とする、[5]記載の油吸着顆粒。
[7][3]又は[4]記載の多孔質顆粒に油溶性物質を吸着させる工程を含む、油吸着顆粒の製造方法。
[8]油吸着顆粒全体を100重量%とした場合に、油溶性物質を最大74重量%含むことを特徴とする、[7]記載の油吸着顆粒の製造方法。
[9][5]又は[6]記載の油吸着顆粒を含む食品。
【発明の効果】
【0007】
本発明の多孔質顆粒の製造方法は、煩雑な工程が無く、簡便である。さらに、該製造方法によって得られる顆粒は、多孔質の構造を有しているため溶解性に優れ、かつ優れた油吸着能力を有しており、油溶性物質吸着後の流動性に優れ、さらに多孔質構造ながら十分な強度を兼ね備えている。
本発明の油吸着顆粒は、油溶性物質吸着時に乳化剤が不要なため油溶性物質自体の風味を損なうこと無く保持しており、流動性が高く、流通過程で衝撃を受けても潰れ難いため油漏れし難く、さらに水や湯に添加した際は速やかに溶解することができる優れた溶解性を有している。加えて、その製造方法においても、油溶性物質と顆粒との添加方法や順番に制限は無く、一般的な方法で混合して、高い油吸着量を実現できる。
さらに、該油吸着顆粒を含む食品は流動性が高く、簡便に該食品を製造できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
難消化性デキストリンを25%配合して製造した多孔質顆粒と、その顆粒に対して油吸着量30%を吸着させた油吸着顆粒を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明では、難消化性デキストリン15~30重量%を溶解した水溶液100重量%を凍結真空乾燥することで、多孔質であり、溶解性が良く、油溶性物質を吸着できる優れた顆粒を製造でき、該顆粒に油溶性物質を吸着させることで、油吸着顆粒を製造できる。
【0010】
本発明で用いる難消化性デキストリンは、特に限定されず、一般的な市販品を使用することができる。難消化性デキストリンを使用することで、糖質の吸収が抑えられ、低カロリーな顆粒を調製できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
1か月前
個人
燻製米。
今日
群馬県
こんにゃく
3か月前
個人
古代食品、醍醐味
1か月前
個人
柑橘系炭酸飲料水
1か月前
大正製薬株式会社
飲料
3か月前
不二製油株式会社
発酵乳
1か月前
個人
海苔簀張設具
3か月前
株式会社東洋新薬
組成物
13日前
不二製油株式会社
加工食品
2か月前
不二製油株式会社
栄養組成物
1日前
池田食研株式会社
風味改善剤
3か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
不二製油株式会社
高栄養冷菓
1か月前
池田食研株式会社
灰汁抑制剤
2か月前
個人
コーヒー豆焙煎機
3か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
1か月前
個人
野菜果実海藻ジュース飲料
3日前
不二製油株式会社
チーズ様食品
1か月前
明星食品株式会社
麺塊剥離方法
今日
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
エムケー精工株式会社
塗布装置
2か月前
日澱化學株式会社
チーズ様食品
今日
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
3か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
SoPros株式会社
血圧改善剤
2か月前
株式会社ニッピ
気分状態の改善剤
21日前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
1か月前
日本メナード化粧品株式会社
飲料
3か月前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
1か月前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
1か月前
続きを見る
他の特許を見る