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公開番号2024150909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023063951
出願日2023-04-11
発明の名称オリフィス付き継手
出願人株式会社フジキン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 55/00 20060101AFI20241017BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】超高圧環境において使用され、低騒音減圧機能を有するオリフィス付き継手を提供すること。
【解決手段】互いに連通する流体通路11,12を有して対向する第1継手部材10及び第2継手部材20と、前記第1継手部材の対向端部の突合せ端面と前記第2継手部材の対向端部の突合せ端面との間に介在させられるガスケット30を備え、前記ガスケットには流体の流れを絞る第1絞り部を形成するオリフィス貫通孔31が設けられ、前記第1継手部材及び前記第2継手部材の少なくとも一方は、対向端部に第2絞り部が形成されている前記流体通路を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに連通する流体通路を有して対向する第1継手部材及び第2継手部材と、
前記第1継手部材の対向端部の突合せ端面と前記第2継手部材の対向端部の突合せ端面との間に介在させられるガスケットを備え、
前記ガスケットには流体の流れを絞る第1絞り部を形成するオリフィス貫通孔が設けられ、
前記第1継手部材及び前記第2継手部材の少なくとも一方は、対向端部に第2絞り部が形成されている前記流体通路を有するオリフィス付き継手。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記第1継手部材の突合せ端面および前記第2継手部材の突合せ端面それぞれに環状のシール突起が形成され、雄ねじ部を有する雄ねじ部材と雌ねじ部を有する袋ナットが締め付けられることにより前記ガスケットが前記各突合せ端面に押圧されて前記ガスケットが変形し、前記ガスケットと前記シール突起および前記シール突起の内側平坦面との間にシールが形成されることを特徴とする請求項1に記載のオリフィス付き継手。
【請求項3】
前記第2絞り部の内径が前記第1絞り部の前記オリフィス貫通孔の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のオリフィス付き継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、オリフィス付き継手に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のオリフィス内蔵継手は、配管と配管との間に設けられたガスケットにオリフィス用貫通孔を形成することによって低騒音減圧となるように工夫がなされてきた。
【0003】
図4に示す特許文献1に記載のオリフィス内蔵継手は、2つの減圧配管101の間に設けられ、減圧配管101の端部にはフランジ102が取り付けられている。左側の減圧配管101の右にはオリフィス板103が配設され、その右側に配設されたスペーサ104には多孔オリフィス板108及び多孔質金属107が嵌め入れられ、その右に保持用多孔板109が備え付けられている。高圧力の流体は、減圧配管101の内部を矢印の方向に流れており、オリフィス板103の孔を通過する際に減圧膨張するが、この時、発生する衝撃波はオリフィス板103と多孔オリフィス板108との2枚のオリフィスで挟まれた部分に拘束されることになる。
【0004】
このため、その部分に大きな衝撃波を形成することはできず、これによって騒音発生の原因となる流体の強く大きな渦・乱れの発生が防止される。このように、超高圧の流体は、オリフィス板103と多孔オリフィス板108とによって低騒音で減圧されるが、さらに多孔オリフィス板108の孔を通過する際にも同じように流体は減圧膨張し、騒音を発生する。これに対しては、その直後に配置された多孔質金属107が有する海綿状の立体的に細かな網目状の骨格によって、超高圧の流体の大きな渦・乱れが整流され、多孔オリフィス板108の孔での騒音の発生が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平04-262191号公報
特許第3517719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、燃料電池自動車分野の発展により超高圧の水素の供給に用いるための継手の要求があり、様々な形態の継手について検討が行われている。このような技術分野において要求される超高圧耐圧性能は、例えば、流体の圧力が20MPaや100MPa等の超高圧のガスに耐えられる性能を意味する。
特許文献1に記載の継手は、減圧部に配設されるオリフィスが内蔵された継手であるが、超高圧での使用を想定しておらず、また小口径の継手としては使用できない。水素ステーション向けに用いられる小口径の継手として、シール性能に対する信頼から、従来は半導体製造装置向けとして用いられてきた金属ガスケットを用いる継手(特許文献2)の使用が検討されており、この継手のガスケットとしてガスケットオリフィスを用いることが検討されたが、ガスケットオリフィスに変形等をきたすおそれがある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、超高圧環境において使用され、低騒音減圧機能を有するオリフィス付き継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明(1)は、互いに連通する流体通路を有して対向する第1継手部材及び第2継手部材と、前記第1継手部材の対向端部の突合せ端面と前記第2継手部材の対向端部の突合せ端面との間に介在させられるガスケットを備え、前記ガスケットには流体の流れを絞る第1絞り部を形成するオリフィス貫通孔が設けられ、前記第1継手部材及び前記第2継手部材の少なくとも一方は、対向端部に第2絞り部が形成されている前記流体通路を有するオリフィス付き継手である。
【0009】
このオリフィス付き継手には、流体の流れを絞る第1絞り部を形成するオリフィス貫通孔が設けられたガスケットが配設されており、第1継手部材及び第2継手部材の少なくとも一方は、対向端部に第2絞り部が形成されているので剛性が高く、水素ステーション等の超高圧環境下においても変形等のおそれが大きく低減して安全性の高い継手となっている。また、低騒音効果も有する。
【0010】
本発明(2)は、前記第1継手部材の突合せ端面および前記第2継手部材の突合せ端面それぞれに環状のシール突起が形成され、雄ねじ部を有する雄ねじ部材と雌ねじ部を有する袋ナットが締め付けられることにより前記ガスケットが前記各突合せ端面に押圧されて前記ガスケットが変形し、前記ガスケットと前記シール突起および前記シール突起の内側平坦面との間にシールが形成されることを特徴とする本発明(1)のオリフィス付き継手である。
(【0011】以降は省略されています)

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