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公開番号2024067244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177162
出願日2022-11-04
発明の名称ネジの緩み止め装置
出願人個人
代理人
主分類F16B 37/04 20060101AFI20240510BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】適正締め付けトルクと緩み防止トルクを別々に設定でき、緩み防止トルクが最大で適正締め付けトルクと同等にできるナットを提供する。
【解決手段】本発明は前記課題を解決するためになされたもので、ネジ先面に有効径円周を奇数または偶数で等分したし弦の両端に直角な平行幅で座面側にネジピッチの3倍前後の溝を複数有する締め付けナット、締め付けナットの溝に平行幅が慨小さく同形の凸ネジを有して締め付けナットと嵌る凸ロックナット、有効径周長を奇数または偶数で除し軸方向にネジ谷半径より慨大きな円弧で貫通した切欠きを複数有した平ロックナットで構成されたネジの緩み止め装置。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ネジ円周を奇数または偶数で等分し軸に直角で平行幅の平行溝を複数有する締め付けナット、該締め付けナットの溝に対して平行幅が小さく前記溝に凸入係合する平行凸片を有して締め付けナットと嵌る凸ロックナットと、該締め付けナットの平行溝に対して平行幅が小さく前記溝と嵌る凸片を有して締め付けナットと嵌合する凸ロックナットと、ネジの円周にボルトの外径より大きな切欠きが複数あり適正ロックトルクでロッキングする平ロックナットからなるネジの緩み止め装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネジの緩み止め装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されるように、ナットの図1~図6では、止めナット2の切り込み溝6に平座金3の凸条8が嵌着し、凸出片7がボルト1の縦溝5に冠着することで止めナット2とボルト1が固定され、押さえナット4で止めナット2を固定し緩みを防止できるようにしている。
【0003】
また、下記非特許文献1で示されるように、JIS B1170-溝付きナットは溝付きナットを適正軸力で締め付け後、割ピンを通す孔を溝付きナットの溝と同位置でボルトに穿孔をさせて取り付けし、ナットが戻り回転しようとするのを割ピンの剪断力で防止する緩みを防止できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実全平04-134916号
【非特許文献】
【0005】
日本工業規格 JIS B1170:2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記下記特許文献1のナットの図1~図6では、止めナット2の切り込み溝6に平座金3の凸条8が嵌着し、凸出片7がボルト1の縦溝5に冠着することで止めナット2とボルト1が固定され押さえナット4で止めナット2を固定するもので、適正軸力で凸出片7、ボルト1、縦溝5が合致する確率が低く、適正軸力以上または以下になり問題がないわけではない。
【0007】
上記非特許文献1の溝付きナットは適正軸力で締め付け後、割ピンを通す孔を溝付きナットの溝と同位置でボルトに穿孔をさせて取り付けしナットが戻り回転しようとするのを割ピンの剪断力で防止する緩みを防止できるようにしているが、ボルトの穿孔作業に時間がかかり、穿孔を施したボルトを使用した場合では溝付きナットの適正軸力での締め付け後において溝付きナットの溝と割ピンを通す孔が合致する確率が低くなり適正軸力以上または以下に可能性があり問題がないわけではない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本発明のネジの緩み止め装置のナットは、締結ボルトの締付け力の適正軸力と締付けボルトの緩みに対抗する抵抗トルクを一定に保つことができるものである。図1に示す座面1から、ネジ先端12にネジ有効径円周を奇数または偶数で等分した弦の両端に直角な平行幅で座面側にネジピッチの3倍前後で深さの平行溝21を複数有する締め付けナット20、締め付けナット20の前記溝に対して平行幅が狭い凸片33を有して締め付けナット20と嵌る凸ロックナット30、有効径円周周長を奇数または偶数で除し軸方向にネジ谷半径より慨大きな円弧で貫通したナットのネジを複数切り欠きした平ロックナット40で構成され、締め付け軸力の影響を受けずにダブルナット効果を発揮できることを特徴があり、ボルトとナットの位置にかかわらず溝付きナットの割ピンの剪断力と同等の緩み止めナットとするものである。
【0009】
図9に示す締め付けナット20の平行溝21と凸ロックナット30の凸片33を組合せて共にボルト10のネジ10に螺入すると、締め付けナット20と凸ロックナット30には所定の隙間15が生じる。隙間15は凸ロックナット30が締め付けナット20の締付け軸力の影響を受けないようにするため予め設けたもので、溝付きナット20をネジ10に適正締め付けトルクで締め付した後も隙間は変わらない。凸ロックナット30は締め付けナット20と互いに回動するが所定の隙間15があることで締め付けナット20に拘束されず軸方向にネジの隙間の範囲で自由に互いに移動でき、締め付けナット20の締め付け軸力に影響されず平ロックナット40と互いにロッキングできるものである。
【0010】
ネジ10を締結する際の締め付け回数は、締め付けナット20と締結ボルト10を適正締め付けトルクで一回、凸ロックナット30を平ロックナット40によりロックトルクで一回の計二回である。
(【0011】以降は省略されています)

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