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公開番号
2024149472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2024061729
出願日
2024-04-05
発明の名称
包餡型ナチュラルチーズ
出願人
株式会社明治
代理人
個人
,
個人
主分類
A23C
19/09 20060101AFI20241010BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】包餡型ナチュラルチーズにおいて、良好な味わいと、切断時の食べやすさとを同時に付与する新たな技術的手段を提供する。
【解決手段】ナチュラルチーズを外層として内容物を包餡してなる包餡型ナチュラルチーズであって、上記包餡型ナチュラルチーズの比重は1.0未満であり、かつ上記内容物は、比重0.89未満の含気泡乳化物を含む、包餡型ナチュラルチーズ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ナチュラルチーズを外層として内容物を包餡してなる包餡型ナチュラルチーズであって、
前記包餡型ナチュラルチーズの比重は、1.0未満であり、かつ
前記内容物は、比重0.89未満の含気泡乳化物を含む、包餡型ナチュラルチーズ。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記ナチュラルチーズの比重が0.8~1.2である、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項3】
前記外層のナチュラルチーズの量が、前記包餡型ナチュラルチーズ全量に対して30~60質量%である、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項4】
前記ナチュラルチーズがパスタフィラータチーズである、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項5】
前記内容物が、ナチュラルチーズ断片をさらに含む、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項6】
前記内容物におけるナチュラルチーズ断片と、外層のナチュラルチーズとが同種のナチュラルチーズである、請求項5に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項7】
前記内容物中のナチュラルチーズ断片の合計量が前記包餡型ナチュラルチーズ全量に対して10~70質量%である、請求項5に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項8】
前記外層のナチュラルチーズと、前記内容物中のナチュラルチーズ断片の合計量との質量比(外層のナチュラルチーズ/内容物中のナチュラルチーズ断片の合計)が0.4~3.0である、請求項5に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項9】
前記含気泡乳化物の量が、前記包餡型ナチュラルチーズ全量に対して10~50質量%である、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
【請求項10】
前記含気泡乳化物の量が、前記内容物全量に対して10~80質量%である、請求項1に記載の包餡型ナチュラルチーズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包餡型ナチュラルチーズに関する。より詳細には、良好な味わいと食べやすさとを備えた包餡型ナチュラルチーズに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
日本におけるナチュラルチーズの消費量は増加傾向にあり、ナチュラルチーズの普及とともに多様な風味・食感のナチュラルチーズが市場に出回るようになってきている。ナチュラルチーズには、熟成の程度により、乳成分の熟成の風味を楽しめる、いわゆる熟成型ナチュラルチーズ、および新鮮な乳風味を味わえる、いわゆる非熟成型ナチュラルチーズに分類することができる。また、ナチュラルチーズには、その硬さから、特別硬質ナチュラルチーズ、硬質ナチュラルチーズ、半硬質ナチュラルチーズ、軟質ナチュラルチーズに分類することができる。このように、ナチュラルチーズには、熟成の程度(有無)や物性(食感)の違い等により、多くの種類が存在する。
【0003】
ナチュラルチーズでは、そのまま食べる場合が多い一方で、外食産業では、単一の風味や食感による飽きが来ないようにするために、様々な風味や食感を楽しめる形態にチーズを加工してしばしば提供している。
【0004】
近年、外層と、外層に被覆される内容物から構成される包餡型食品の形態としてチーズを提供する種々の技術が報告されている。例えば、特許文献1には、モッツァレラチーズを外層として、液体または半液体の乳製品に浸漬された小型モッツァレラチーズを内容物として含む、モッツァレラベース食品が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、チーズの内部に多数の気泡を形成させた後に、これら気泡に生クリームを注入させて得られるチーズ製品が開示されている。
【0006】
また、包餡型ナチュラルチーズとしては、イタリア原産のフレッシュチーズにブッラータ(Burrata)チーズが挙げられる。ブッラータチーズは、内容物であるストラッチャテッラ(引裂いたパスタフィラータチーズと液体のクリームを和えたもの)を外層のパスタフィラータチーズで包んで構成されており、喫食時に外層を切り開くと内容物のクリームが流れ出る特徴を有している。市場において、ブッラータチーズは通常、保存液に浸漬された状態で容器と共に提供されるか、アスフォデルの葉やプラスチックの袋に包んだ状態で提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
欧州特許第3679802号公報
特開平4-11836号公報
【発明の概要】
【0008】
ブッラータチーズのような包餡型ナチュラルチーズは、喫食時にクリーム等の内容物が流れ出るため、内容物を掬って食べる必要があり喫食に手間がかかり、また、内容物のクリーム量が多くなると、べたつきや脂っこさ等の好ましくない食感が強くなる場合がある。一方で、食べやすくするために内容物中のクリーム等の含有量を少なくすると、クリーム由来のミルク風味が感じにくくなることが、本発明者らの検討により明らかとなった。
【0009】
したがって、本発明は、包餡型ナチュラルチーズにおいて、良好な味わいと、切断した際の食べやすさとを同時に付与する新たな技術的手段を提供することを一つの目的としている。
【0010】
本発明者らは、今般、鋭意検討した結果、特定の内容物を用いると、包餡型ナチュラルチーズに良好な味わいを保持させつつ、切断した際の食べやすさも付与しうることを見出した。さらに、本発明者らは、上記包餡型ナチュラルチーズを特定の保管条件下で保管すると、包餡型ナチュラルチーズの表面または形態を良好な状態に保持しうることを見出した。本発明はかかる知見に基づくものである。
(【0011】以降は省略されています)
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