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公開番号
2024131451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041716
出願日
2023-03-16
発明の名称
腸内菌叢改善用組成物。
出願人
株式会社明治
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
A61K
31/353 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】新規な腸内菌叢改善用組成物の提供。
【解決手段】本発明によれば、カカオプロシアニジンを有効成分として含む、腸内菌叢改善用組成物が提供される。本発明の組成物は、老化抑制、腸管バリア崩壊抑制または腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減により治療、予防もしくは改善しうる疾患もしくは症状の治療、予防もしくは改善に用いることができる。本発明の組成物の有効成分は、腸内菌叢の改善および腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減を期待して長期間にわたって継続的に摂取しても副作用の懸念がなく、安全性が高い点において有利である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カカオプロシアニジンを有効成分として含む、腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率を低減させるための組成物。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
腸内菌叢改善用である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
経口摂取させるための、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
単位包装形態である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項5】
摂取対象がヒトである、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項6】
ヒト1日当たりの有効摂取量のカカオプロシアニジンを含む、請求項4に記載の組成物。
【請求項7】
ヒト1日当たりの有効摂取量が1~1000mgである、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
1週間以上継続して摂取させる、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項9】
食品組成物または医薬組成物である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項10】
老化抑制、腸管バリア崩壊抑制または腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減により治療、予防もしくは改善しうる疾患もしくは症状の治療、予防もしくは改善に用いるための、請求項1または2に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、腸内菌叢改善用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒトの健康や疾病に腸内菌叢が密接に関係していることが知られており、特に、加齢やストレスによりヒトの腸内菌叢の環境は大きく変化することが知られている。このため、腸内環境を整えることで、ストレスによる感染症発現リスクを低下させる可能性や、肥満、癌、糖尿病、肝臓疾患、自己免疫疾患、免疫機能の低下等を改善させる可能性が示されている。
【0003】
ヒトの腸内には500~1000種類、100兆個以上の腸内細菌が生息しているといわれ、一般に、ビフィズス菌や乳酸菌のような有用性のある微生物(有用菌)と、ウェルシュ菌のような有害性のある微生物(有害菌)が共に生息している。また、腸内菌共生バランス失調(ディスバイオシス)は通性嫌気性菌の増加と関連しており、通性嫌気性菌の一つであるプロテオバクテリア門菌は、70歳以上の高齢者、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患の患者で増加していることが報告されている(非特許文献1~3)。このため、ヒトの腸内環境をよりよい状態で維持するためには、腸内有用菌の割合を増やすかあるいは有害菌や疾患等と関連のある腸内細菌の割合を減らすことが重要と考えられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Litvak Y, et al., Science. 2018; 362 (6418): eaat9076.
Odamaki T,.et al., BMC Microbiol. 2016; 16:90.
Kostic AD, et al., Gastroenterology. 2014; 146(6): 1489-99.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、新規な腸内菌叢改善用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは今般、カカオプロシアニジンをヒト対象に経口摂取させることにより、腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率を有意に低減させることができることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0007】
本発明によれば以下の発明が提供される。
[1]カカオプロシアニジンを有効成分として含む、腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率を低減させるための組成物または腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減剤。
[2]腸内菌叢改善用である、上記[1]に記載の組成物または剤。
[3]経口摂取させるための、上記[1]または[2]に記載の組成物または剤。
[4]単位包装形態である、上記[1]~[3]のいずれかに記載の組成物または剤。
[5]摂取対象がヒトである、上記[1]~[4]のいずれかに記載の組成物または剤。
[6]ヒト1日当たりの有効摂取量のカカオプロシアニジンを含む、上記[1]~[5]のいずれかに記載の組成物または剤。
[7]ヒト1日当たりの有効摂取量が1~1000mgである、上記[6]に記載の組成物または剤。
[8]1週間以上継続して摂取させる、上記[1]~[7]のいずれかに記載の組成物または剤。
[9]食品組成物または医薬組成物である、上記[1]~[8]のいずれかに記載の組成物または剤。
[10]老化抑制、腸管バリア崩壊抑制または腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減により治療、予防もしくは改善しうる疾患もしくは症状の治療、予防もしくは改善に用いるための、上記[1]~[9]のいずれかに記載の組成物または剤。
[11]疾患が過敏性腸症候群または炎症性腸疾患である、上記[10]に記載の組成物または剤。
【0008】
上記[1]の組成物を本明細書において「本発明の組成物」と、上記[1]の剤を本明細書において「本発明の剤」と、それぞれいうことがある。
【0009】
本発明の組成物および剤の有効成分は、長期間にわたって継続的に摂取しても副作用の懸念がなく、腸内菌叢の改善および腸内菌叢中のプロテオバクテリア門菌の占有率の低減を期待して長期間にわたって継続的に摂取しても副作用の懸念がなく、安全性が高い点において有利である。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0010】
本発明の組成物および剤は、カカオプロシアニジンを有効成分として含むものである。本発明において、カカオプロシアニジンは、カカオに含まれるプロシアニジンを意味し、カテキン、エピカテキン、プロシアニジンB2、プロシアニジンB5、プロシアニジンC1およびシンナムタンニンA2を少なくとも含む。
(【0011】以降は省略されています)
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