TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024146751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024012160
出願日2024-01-30
発明の名称低糖質麺
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A23L 7/109 20160101AFI20241004BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】色味や風味が良好な難消化性澱粉を含む低糖質麺を提供することを課題とする。
【解決手段】少なくとも1種類以上のグルテンを含む、色差計で測定したL値が73以上となるグルテン組成物を配合することで、難消化性澱粉を含む低糖質麺における色のくすみやグルテン臭を低減し、色味や風味が良好な低糖質麺を提供することができる。なお、本発明に係るグルテン組成物は、スプレードライ法により製造された活性グルテンを含むことが好ましい。スプレードライ法により製造された活性グルテンを含むことにより、製麺性や食感が向上する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
小麦粉と、難消化性澱粉と、グルテン組成物を含む低糖質麺であって、
前記グルテン組成物は、少なくとも1種類以上のグルテンを含み、以下の方法で色差を測定した時のL値が73以上である、低糖質麺。
(L値の測定方法)
前記小麦粉80gと前記グルテン組成物20gを混合した後、水50gを加えて60秒間混捏し、厚さが10mmとなるように延ばした生地について、色差計を用いてL値を測定する。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記グルテン組成物は、スプレードライ法により製造された活性グルテンを含む、請求項1記載の低糖質麺。
【請求項3】
前記グルテン組成物を、原料粉中の総添加澱粉量に対して、10~50重量%含むことを特徴とする、請求項1又は2記載の低糖質麺。
【請求項4】
前記グルテン組成物は、前記スプレードライ法により製造された活性グルテンを、原料粉中の総添加澱粉量に対して、3重量%以上含むことを特徴とする、請求項3記載の低糖質麺。
【請求項5】
さらに、エーテル化澱粉を含む、請求項1又は2記載の低糖質麺。
【請求項6】
前記エーテル化澱粉を原料粉中の難消化性澱粉含量に対して5~50重量%含むことを特徴とする、請求項5記載の低糖質麺。
【請求項7】
前記低糖質麺が即席めんであることを特徴とする請求項1又は2記載の低糖質麺。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、難消化性澱粉を含有する通常よりも低糖質な麺類に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、健康志向の高まりから、糖質を低減した食品や、食物繊維を多く摂取できる食品が注目されている。
【0003】
麺類における糖質制限や食物繊維摂取の方法としては、麺原料に難消化澱粉を利用することで、糖質の消化吸収を抑制しつつ、食物繊維を摂取するという方法が知られている。難消化性澱粉に限らず、各種食物繊維を添加することが有効であり、食物繊維の種類としては、ポリデキストロース、難消化性デキストリン、低分子のセルロース、キトサン、サイリウム種皮などが挙げられる。
【0004】
このうち難消化性澱粉を麺原料として配合すると、一般に製麺性が悪く、食感は弾力が弱く、粉っぽくなったりザラつきが生じたりするなどの問題がある。
【0005】
難消化性澱粉を含む低糖質麺の食感を改善する方法として、特許文献1に、小麦、タピオカ、トウモロコシ及び甘藷のいずれか1つ以上に由来する難消化性澱粉と、糊化開始温度が低い加工澱粉と、蛋白を所定量含有する方法が開示されている。また、低糖質麺の製麺性を改善する方法としては、特許文献2に、難消化性澱粉、α化澱粉及び小麦グルテンを用いる方法が開示されている。しかしながら、これらの従来技術を用いて製造された低糖質麺は、製麺性や食感は改善されるものの、色味や風味については改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2018/216706号公報
特開2019―50769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、色味や風味が良好な難消化性澱粉を含む低糖質麺を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の発明者らは、難消化性澱粉を含む低糖質麺の色味や風味の改善について鋭意検討した結果、少なくとも1種類以上のグルテンを含む、色差計で測定したL値が73以上となるグルテン組成物を配合することで、色味や風味が良好な低糖質麺が得られることを新たに見出し、本発明が完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、小麦粉と、難消化性澱粉と、少なくとも1種類以上のグルテンを含んでなる色差計で測定したL値が73以上となるグルテン組成物と、を含有することを特徴とする低糖質麺である。
【0010】
また、本発明に係る低糖質麺のグルテン組成物は、スプレードライ法により製造された活性グルテンを含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
燻製米。
今日
個人
柑橘系炭酸飲料水
1か月前
大正製薬株式会社
飲料
3か月前
個人
古代食品、醍醐味
1か月前
個人
海苔簀張設具
3か月前
不二製油株式会社
発酵乳
1か月前
株式会社東洋新薬
組成物
13日前
不二製油株式会社
加工食品
2か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
不二製油株式会社
栄養組成物
1日前
池田食研株式会社
風味改善剤
3か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
不二製油株式会社
高栄養冷菓
1か月前
池田食研株式会社
灰汁抑制剤
2か月前
明星食品株式会社
麺塊剥離方法
今日
エムケー精工株式会社
塗布装置
2か月前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
3か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
1か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
1か月前
個人
野菜果実海藻ジュース飲料
3日前
日澱化學株式会社
チーズ様食品
今日
株式会社ニッピ
気分状態の改善剤
21日前
SoPros株式会社
血圧改善剤
2か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
1か月前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
1か月前
三井農林株式会社
紅茶葉の製造方法
1か月前
株式会社ノエビア
免疫賦活用組成物
1か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
日本製紙株式会社
麺類
1か月前
SoPros株式会社
冷え性改善剤
1か月前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
1か月前
日本製紙株式会社
畜肉様組成物
1か月前
個人
フィッシュジャーキーの製造方法
2か月前
株式会社イツワ工業
海苔製造機
3か月前
一丸ファルコス株式会社
経口用組成物
1か月前
不二製油株式会社
茹で卵黄様食品素材
2か月前
続きを見る