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公開番号2024146397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059263
出願日2023-03-31
発明の名称電動車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62K 11/10 20060101AFI20241004BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】モータを支持するスイングアームを備える電動車両において、スイングアームの大型化およびばね下の重量の増大を抑制しながら、モータを有するスイングアームと電動車両の機能部品の組み付け性が良好な電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両は、車体にピボット軸(29)を介して揺動可能に支持されるスイングアーム(16)と、スイングアーム(16)に設けられて駆動輪(12)を駆動するモータ(13)と、モータ(13)に電気的に接続される電動車両の機能部品(32)と、を備える電動車両において、車体を構成する車体フレーム(11)とは別体で、車体フレーム(11)に取付可能なサブフレーム(28)を備え、サブフレーム(28)は、スイングアーム(16)を揺動可能に支持するピボット部(65b、75b)を有し、電動車両の機能部品(32)は、サブフレーム(28)に支持される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体にピボット軸(29、429)を介して揺動可能に支持されるスイングアーム(16、416)と、前記スイングアーム(16、416)に設けられて駆動輪(12、412)を駆動するモータ(13、413)と、前記モータ(13、413)に電気的に接続される電動車両の機能部品(32、432)と、を備える電動車両において、
前記車体を構成する車体フレーム(11、411)とは別体で、前記車体フレーム(11、411)に取付可能なサブフレーム(28、228、328、428)を備え、
前記サブフレーム(28、228、328、428)は、前記スイングアーム(16、416)を揺動可能に支持するピボット部(65b、75b)を有し、
前記電動車両の機能部品(32、432)は、前記サブフレーム(28、228、328、428)に支持される
ことを特徴とする電動車両。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記サブフレーム(28、228、328、428)は、上下方向に延出するベース部(61a、71a、361a、371a)を有し、
前記サブフレーム(28、228、328、428)は、前記ベース部(61a、71a、361a、371a)を前記車体フレーム(11、411)に接続する上側接続部(63、73)と下側接続部(61b、71b)との少なくとも上下2か所の接続部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記上側接続部(63、73)と前記下側接続部(61b、71b)との少なくとも一方は、車両側面視で前記ベース部(61a、71a、361a、371a)から車体前方に延出して前記車体フレーム(11、411)に接続される
ことを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記上側接続部(63、73)は、車両側面視で、前記ベース部(61a、71a、361a、371a)の上部から車体前方に延出して前記車体フレーム(11、411)に接続され、
前記下側接続部(61b、71b)は、車両側面視で、前記ベース部(61a、71a、361a、371a)の下部から車体前方に延出して前記車体フレーム(11、411)に接続される
ことを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項5】
前記サブフレーム(28、228、328、428)は、左部(60、360)および右部(70、370)を有し、
前記左部(60、360)および前記右部(70、370)は、それぞれに対応する前記ベース部(61a、71a、361a、371a)、前記上側接続部(63、73)および前記下側接続部(61b、71b)を備え、
前記サブフレーム(28、228、328、428)は、前記左部(60、360)および前記右部(70、370)の間を接続する少なくとも一つのクロス部材(55、58)を有する
ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電動車両。
【請求項6】
前記電動車両の機能部品(32、432)は、前記左部(60、360)と前記右部(70、370)との間に配設され、車体前後方向で前記車体フレーム(11、411)と前記ベース部(61a、71a、361a、371a)との間に位置し、上下方向で前記上側接続部(63、73)と前記下側接続部(61b、71b)との間に位置する
ことを特徴とする請求項5に記載の電動車両。
【請求項7】
前記電動車両の機能部品(32、432)はブラケット(90)を介して前記サブフレーム(28、228、328、428)に接続される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電動車両。
【請求項8】
前記ベース部(61a、71a、361a、371a)の上端部が接続されるクロス部材(55、58)を備え、
前記電動車両の機能部品(32、432)の端子(81)は上部に位置し、
前記電動車両の機能部品(32、432)の端子(81)に接続される配線(83、84、85)を備え、
前記配線(83、84、85)は、前記クロス部材(55、58)の上方または下方を通って前記モータ(13、413)に配索される
ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電動車両。
【請求項9】
前記電動車両の機能部品(32、432)は、前記モータ(13、413)をコントロールする制御部材(32)である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電動車両。
【請求項10】
前記ベース部(61a、71a、361a、371a)の上端部が接続されるクロス部材(55、58)を備え、
前記クロス部材(55、58)と前記ベース部(61a、71a、361a、371a)との間に、前記ピボット部(65b、75b)を設ける
ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スイングアームに駆動用のモータが支持された電動車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、電動モータを備えるスイングアームに、電動車両の機能部品である電動モータの出力を制御するPDU(Power Drive Unit)が支持される構成が開示されている。特許文献1では、スイングアームに設けられる電動モータに加えてPDUを配置することで、電動車両の機能部品を備えるスイングアームの車体への組付け性が良くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5608031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、電動モータを備えるスイングアームに他の電動車両の機能部品も支持されるため、スイングアームが大型化し易く、揺動部分であるばね下の重量が増大し易いという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、モータを支持するスイングアームを備える電動車両において、スイングアームの大型化およびばね下の重量の増大を抑制しながら、モータを有するスイングアームと電動車両の機能部品の組み付け性が良好な電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動車両は、車体にピボット軸を介して揺動可能に支持されるスイングアームと、前記スイングアームに設けられて駆動輪を駆動するモータと、前記モータに電気的に接続される電動車両の機能部品と、を備える電動車両において、前記車体を構成する車体フレームとは別体で、前記車体フレームに取付可能なサブフレームを備え、前記サブフレームは、前記スイングアームを揺動可能に支持するピボット部を有し、前記電動車両の機能部品は、前記サブフレームに支持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
モータを支持するスイングアームを備える電動車両において、スイングアームの大型化およびばね下の重量の増大を抑制しながら、モータを有するスイングアームと電動車両の機能部品の組み付け性が良好な電動車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施の形態に係る電動車両の左側面図である。
本発明の第1の実施の形態に係る電動車両の要部の斜視図である。
本発明の第1の実施の形態に係る電動車両の要部の底面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す左前方から見た斜視図である。
本発明の第1の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す背面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す右側面図である。
本発明の第2の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す背面図である。
本発明の第3の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す左前方から見た斜視図である。
本発明の第3の実施の形態に係るサブフレームとPCUとの周辺部を示す背面図である。
本発明の第4の実施の形態に係る電動車両の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動車両10の左側面図である。
電動車両10は、車体フレーム11と、駆動輪である後輪12を駆動する電動モータ(モータ)13と、前輪14を操舵自在に支持するフロントフォーク15と、後輪12を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える電動の自動二輪車である。
電動車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。本実施の形態の電動車両10は、低床のフロア部18を有する電動スクータである。
【0010】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電動車両10の要部の斜視図である。
車体フレーム11は、前端部のヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後ろ斜め下方に延びるダウンフレーム21と、ダウンフレーム21の下端から後方に延びるアンダーフレーム22と、アンダーフレーム22の後端から車幅方向に延びるクロスフレーム23と、クロスフレーム23の左右外端からそれぞれ後上方に延びる左右一対のサイドフレーム24と、を有する。サイドフレーム24は、クロスフレーム23から後ろ斜め上方に延びる立ち上げフレーム部25と、立ち上げフレーム部25から後方に延出するリアフレーム部26とを有する。左右一対のリアフレーム部26の後端は、テールパイプ27で連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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