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公開番号2024146390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059256
出願日2023-03-31
発明の名称電動車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 41/00 20200101AFI20241004BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ダウンフレームとピボットフレームとの間に渡ってバッテリを備える電動車両において、走行風を受けやすいラジエータの配置構造を提供する。
【解決手段】電動車両は、ヘッドパイプ(20)から下方に延出するダウンフレーム(21c)と後輪(16)を揺動可能に支持するピボットフレーム(24)とを備える車体フレーム(11)と、前記ダウンフレーム(21c)と前記ピボットフレーム(24)との間に渡って配置されたバッテリ(30)と、電動車両機能部品(12、31、140)を冷却するラジエータ(130)と、を備える電動車両において、前記バッテリ(30)は、バッテリ底面(53)が前方よりも後方が低くなるように配置され、前記ラジエータ(130)は、前記バッテリ底面(53)よりも下方に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドパイプ(20)から下方に延出するダウンフレーム(21c)と後輪(16)を揺動可能に支持するピボットフレーム(24)とを備える車体フレーム(11)と、前記ダウンフレーム(21c)と前記ピボットフレーム(24)との間に渡って配置されたバッテリ(30)と、電動車両機能部品(12、31、140)を冷却するラジエータ(130)と、を備える電動車両において、
前記バッテリ(30)は、バッテリ底面(53)が前方よりも後方が低くなるように配置され、
前記ラジエータ(130)は、前記バッテリ底面(53)よりも下方に配置される
ことを特徴とする電動車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ラジエータ(130)は、前記バッテリ底面(53)の後端よりも上方かつ前記バッテリ底面(53)の前端よりも下方に位置し、
前記ラジエータ(130)は、前輪(13)の後方に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記ラジエータ(130)の前面は、上部よりも下部が前方に位置する
ことを特徴とする請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記ピボットフレーム(24)の下端は、前記ダウンフレーム(21c)の下端よりも下方に位置し、
前記バッテリ底面(53)は、車両側面視において、前記ダウンフレーム(21c)の下端と前記ピボットフレーム(24)の下端とを結ぶ線(L1)に沿って延出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項5】
前記ラジエータ(130)は、車両側面視において、前記ダウンフレーム(21c)の延長線(L4)上に配置される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項6】
前記ラジエータ(130)の最下部(130d)は、車両側面視において、前輪軸(13a)と後輪軸(16a)とを結ぶ線(L3)よりも下方に位置する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項7】
前記ラジエータ(130)は、前記バッテリ底面(53)から、または、前記ダウンフレーム(21c)の下端から、延出するブラケット(141、142、242)を介して支持される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項8】
前記ラジエータ(130)と前記バッテリ底面(53)との間には、チャージャー(140)が配置され、
前記チャージャー(140)は、前記ブラケット(141)を介して支持される
ことを特徴とする請求項7に記載の電動車両。
【請求項9】
前記バッテリ(30)の上方にPCU(31)が配置され、
前記ピボットフレーム(24)における前記後輪(16)が懸架されるピボット軸(26)の上方、かつ、前記PCU(31)の後方に、モータ(12)を配置し、
前記ラジエータ(130)には、チャージャー(140)、前記PCU(31)、および、前記モータ(12)を接続する冷却水路(131、132、133、134)が接続され、
前記チャージャー(140)、前記PCU(31)、前記モータ(12)の順で発熱量の低い順に冷却水を循環させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項10】
前記ラジエータ(130)は、空冷ファン(136)を備え、
前記冷却水路(131、132、133、134)には、ウォーターポンプ(135)が設けられ、
前記空冷ファン(136)及び前記ウォーターポンプ(135)は、前記ラジエータ(130)の後方で、前記ラジエータ(130)と前記バッテリ(30)との間に配置される
ことを特徴とする請求項9に記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バッテリと、バッテリからの電力で後輪を駆動するモータとを備える電動車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ヘッドパイプから下方に垂下するダウンフレームと、後輪を懸架するピボットフレームとを有し、ダウンフレームとピボットフレームとの間に渡ってバッテリを備える電動車両において、モータを冷却するラジエータをシート下に配置する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/049462号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、電動車両として航続距離を延ばすためには大容量のバッテリを必要とする。このため、ダウンフレームとピボットフレーム間に渡ってバッテリを備える電動車両においては、バッテリのために、機能部品のレイアウトが難しい。特許文献1に記載の技術においては、ラジエータファンを備えることでラジエータに対する導風性を持たせることにより、ラジエータのレイアウト自由度を確保し、ラジエータをシート下に配置しているものの、より走行風を受けやすい位置にラジエータを配置することができれば冷却性で有利となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ダウンフレームとピボットフレームとの間に渡ってバッテリを備える電動車両において、走行風を受けやすいラジエータの配置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動車両は、ヘッドパイプから下方に延出するダウンフレームと後輪を揺動可能に支持するピボットフレームとを備える車体フレームと、前記ダウンフレームと前記ピボットフレームとの間に渡って配置されたバッテリと、電動車両機能部品を冷却するラジエータと、を備える電動車両において、前記バッテリは、バッテリ底面が前方よりも後方が低くなるように配置され、前記ラジエータは、前記バッテリ底面よりも下方に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
ダウンフレームとピボットフレームとの間に渡ってバッテリを備える電動車両において、走行風を受けやすいラジエータの配置構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る電動二輪車の左側面図である。
本発明の実施の形態に係る電動二輪車の右側面図である。
本発明の実施の形態に係る電動二輪車の正面図である。
本発明の実施の形態に係る電動二輪車の平面図である。
本発明の実施の形態に係る電動二輪車の底面図である。
車体カバーの図示を省略した電動二輪車の要部を示す左側面図である。
ピボットフレームの正面図である。
ピボットフレームの左側面図である。
ピボットフレームの背面図である。
ピボットフレームの右側面図である。
図6のXI-XI線断面図である。
図6のXII-XII線断面図である。
バッテリケースの下部周辺を示す前左方からの斜視図である。
車体カバーの図示を省略した電動二輪車の要部を示す右後方からの斜視図である。
サイドスタンドを利用した場合の電動二輪車の背面図である。
本発明の第2の実施の形態に係る電動二輪車の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車10の左側面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車10の右側面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車10の正面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車10の平面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車10の底面図である。
電動二輪車(電動車両)10は、車体フレーム11にバッテリ駆動式の電動モータ(モータ)12が支持され、車体フレーム11の前端に前輪13を支持するフロントフォーク15が操舵可能に支持され、車体フレーム11の後部に後輪16を支持するスイングアーム17が揺動可能に支持され、車体フレーム11の後部上方に乗員が跨るようにして着座するシート18が支持された鞍乗り型車両である。
【0010】
車体フレーム11は、前端部に設けられるヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20の後方に位置するフロントフレーム21と、フロントフレーム21の後方に位置するリアフレーム22と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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