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公開番号2024145449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057802
出願日2023-03-31
発明の名称交通安全支援システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241004BHJP(信号)
要約【課題】リスク表示に対する交通参加者の信頼度を高めることが可能な交通安全支援システムを提供する。
【解決手段】交通安全支援システムは、複数の交通参加者の将来の挙動を予測するサーバ装置と、サーバ装置の予測結果に基づいて、複数の交通参加者に対する通知を行う通知装置と、を備える。サーバ装置は、第1の交通参加者と第2の交通参加者との間のリスクを発生させる第2の交通参加者の行動であるリスク行動を特定し、第2の交通参加者がリスク行動を取る確率であるリスク確率を算出し、リスク行動及びリスク確率に関する情報を第1の交通参加者に送信し、通知装置は、第1の交通参加者に設けられた表示装置24を含み、表示装置24は、第2の交通参加者の位置を示す画像83と共に、リスク行動の内容を示すリスク行動画像84及びリスク確率を示すリスク確率画像85を表示する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
対象交通エリアに存在する複数の交通参加者に関する情報を取得する取得装置と、
前記取得装置が取得した前記複数の交通参加者に関する情報に基づいて、前記複数の交通参加者の将来の挙動を予測するサーバ装置と、
前記サーバ装置の予測結果に基づいて、前記複数の交通参加者に対する通知を行う通知装置と、を備えた交通安全支援システムであって、
前記複数の交通参加者は、第1の交通参加者及び第2の交通参加者を含み、
前記サーバ装置は、
前記第1の交通参加者と前記第2の交通参加者との間のリスクを発生させる前記第2の交通参加者の行動であるリスク行動を特定し、
前記第2の交通参加者が前記リスク行動を取る確率であるリスク確率を算出し、
前記リスク行動及び前記リスク確率に関する情報を前記第1の交通参加者に送信し、
前記通知装置は、前記第1の交通参加者に設けられた表示装置を含み、
前記表示装置は、前記第1の交通参加者の周辺領域を示す周辺領域画像に、前記第2の交通参加者の位置を示す画像と共に、前記リスク行動の内容を示すリスク行動画像及び前記リスク確率を示すリスク確率画像を表示する交通安全支援システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記サーバ装置は、
前記リスク行動の重要度であるリスク度を算出し、
前記リスク度に関する情報を前記第1の交通参加者に送信し、
前記表示装置は、前記周辺領域画像に、前記リスク度を示すリスク度画像を更に表示する請求項1に記載の交通安全支援システム。
【請求項3】
前記サーバ装置は、
前記第1の交通参加者と前記第2の交通参加者が接触するまでの時間又は距離を算出し、
前記第1の交通参加者と前記第2の交通参加者が接触するまでの時間又は距離と前記リスク確率とを掛け合わせることで、前記リスク度を算出する請求項2に記載の交通安全支援システム。
【請求項4】
前記表示装置は、前記リスク行動画像を挟んで前記リスク確率画像の反対側に、前記リスク度画像を表示する請求項2に記載の交通安全支援システム。
【請求項5】
前記リスク確率画像は、前記リスク確率を百分率によって示し、
前記リスク度画像は、前記リスク度を棒状のゲージ画像によって示す請求項4に記載の交通安全支援システム。
【請求項6】
前記表示装置は、前記リスク確率が所定の閾値以上である場合に限り、前記周辺領域画像に前記リスク行動画像及び前記リスク確率画像を表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の交通安全支援システム。
【請求項7】
前記表示装置は、前記リスク行動画像として、前記リスク行動の方向を示す画像を表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の交通安全支援システム。
【請求項8】
前記第2の交通参加者は、車両であり、
前記取得装置は、前記車両の運転者の状態を検出する車載センサを含み、
前記サーバ装置は、前記車載センサの検出結果に基づいて、前記リスク確率を算出する請求項1~5のいずれか1項に記載の交通安全支援システム。
【請求項9】
前記第1の交通参加者は、第1の車両であり、
前記第2の交通参加者は、第2の車両であり、
前記サーバ装置は、前記第1の車両が走行している車線への前記第2の車両の車線変更を前記リスク行動として特定する請求項1~5のいずれか1項に記載の交通安全支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交通安全支援システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中の脆弱な立場にある人々に配慮し、このような人々に持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。その実現に向けて、予防安全技術に関する開発を通して、交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発が注目されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、交通参加者(自車両)から離れた位置におけるリスクポテンシャル(リスクの度合い)を算出し、算出したリスクポテンシャルに応じて壁面画像の壁面部の高さを調整する車両用表示システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-210644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のようにリスクポテンシャルに応じて壁面画像の壁面部の高さを調整するだけでは、一の交通参加者のどのような行動によってリスクが発生するのかを他の交通参加者に容易に理解させることができない恐れがある。また、リスクポテンシャルに応じて壁面画像の壁面部の高さを調整するだけでは、壁面画像が表示されたのにも関わらずリスクが発生しなかった場合に、リスク表示に対する交通参加者の不信感につながる恐れがある。
【0006】
本発明は、以上の背景に鑑み、一の交通参加者のどのような行動によってリスクが発生するのかを他の交通参加者に容易に理解させることができ、且つ、リスク表示に対する交通参加者の信頼度を高めることが可能な交通安全支援システムを提供することを課題とする。延いては、持続可能な輸送システムの発展に寄与することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、対象交通エリア(A)に存在する複数の交通参加者(2~5)に関する情報を取得する取得装置(12~15)と、前記取得装置が取得した前記複数の交通参加者に関する情報に基づいて、前記複数の交通参加者の将来の挙動を予測するサーバ装置(18)と、前記サーバ装置の予測結果に基づいて、前記複数の交通参加者に対する通知を行う通知装置(12~15)と、を備えた交通安全支援システム(1)であって、前記複数の交通参加者は、第1の交通参加者(71)及び第2の交通参加者(73)を含み、前記サーバ装置は、前記第1の交通参加者と前記第2の交通参加者との間のリスクを発生させる前記第2の交通参加者の行動であるリスク行動を特定し、前記第2の交通参加者が前記リスク行動を取る確率であるリスク確率を算出し、前記リスク行動及び前記リスク確率に関する情報を前記第1の交通参加者に送信し、前記通知装置は、前記第1の交通参加者に設けられた表示装置(24)を含み、前記表示装置は、前記第1の交通参加者の周辺領域を示す周辺領域画像(80)に、前記第2の交通参加者の位置を示す画像(83)と共に、前記リスク行動の内容を示すリスク行動画像(84)及び前記リスク確率を示すリスク確率画像(85)を表示する。
【0008】
この態様によれば、周辺領域画像には、第2の交通参加者のリスク行動(第1の交通参加者と第2の交通参加者との間のリスクを発生させる行動)の内容を示すリスク行動画像が表示される。そのため、第1の交通参加者又はその運転者(以下、単に「第1の交通参加者」と記載する)は、第2の交通参加者のどのような行動によってリスクが発生するのかを容易に理解することができる。これにより、リスクを回避する行動を取ることを第1の交通参加者に促すことができる。
【0009】
また、周辺領域画像には、リスク確率(第2の交通参加者がリスク行動を取る確率)を示すリスク確率画像が表示される。そのため、リスク行動画像が表示されたのにも関わらずリスクが発生しなかった場合であっても、第1の交通参加者は、リスク確率に応じて納得感を得ることができる。そのため、リスクの表示に対する第1の交通参加者の信頼度を高めることができる。延いては、持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
【0010】
上記の態様において、前記サーバ装置は、前記リスク行動の重要度であるリスク度を算出し、前記リスク度に関する情報を前記第1の交通参加者に送信し、前記表示装置は、前記周辺領域画像に、前記リスク度を示すリスク度画像(86)を更に表示しても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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