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公開番号2024140253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051303
出願日2023-03-28
発明の名称音声出力システム
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人個人
主分類G08B 23/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】優先するイベント音声が利用者に対して早期に出力され易い音声出力システムを提供する。
【解決手段】制御部Hは、音声出力部18にて音声データを音声出力させる必要がある音声出力イベントが発生した場合に、音声出力イベントに対応するイベント音声の属性に応じた出力確定時間を設定し、人検出部15の検出情報に基づいて設定範囲23内に利用者が出力確定時間以上連続して存在していると判断した場合に、音声出力イベントに対応するイベント音声を出力するように音声出力部18を制御する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
利用者に対して音声を出力する音声出力部と、
前記音声出力部から設定範囲内の人を検出する人検出部と、
前記音声出力部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要がある音声出力イベントが発生した場合に、前記音声出力イベントに対応するイベント音声の属性に応じた出力確定時間を設定し、前記人検出部の検出情報に基づいて前記設定範囲内に前記利用者が出力確定時間以上連続して存在していると判断した場合に、前記音声出力イベントに対応するイベント音声を出力するように前記音声出力部を制御するイベント音声出力制御を行う音声出力システム。
続きを表示（約 740 文字）【請求項２】
前記イベント音声の属性として、一般イベント音声属性と、前記一般イベント音声属性より優先する優先イベント音声属性とがあり、
前記出力確定時間として、一般用出力確定時間と、前記一般用出力確定時間より短い優先用出力確定時間とが設定可能であり、
前記制御部は、前記イベント音声出力制御において、出力する前記イベント音声が優先イベント音声属性の場合は、前記出力確定時間として前記優先用出力確定時間を設定し、出力する前記イベント音声が前記一般イベント音声属性の場合は、前記出力確定時間として前記一般用出力確定時間を設定するように構成されている請求項１に記載の音声出力システム。
【請求項３】
前記イベント音声には、緊急度が高い緊急イベント音声と、前記緊急イベント音声より緊急度が低い通常イベント音声とがあり、
前記緊急イベント音声が、前記優先イベント音声属性に設定され、前記通常イベント音声が、前記一般イベント音声属性に設定されている請求項２に記載の音声出力システム。
【請求項４】
一日のうちで予め設定された設定時間帯で出力するイベント音声が、前記優先イベント音声属性に設定され、前記設定時間帯以外の時間帯で出力するイベント音声が、前記一般イベント音声属性に設定されている請求項２又は３に記載の音声出力システム。
【請求項５】
前記音声出力イベントが発生してから予め設定された設定経過時間の間で出力するイベント音声が、前記一般イベント音声属性に設定され、前記設定経過時間が経過した後で出力するイベント音声が、前記優先イベント音声属性に設定されている請求項２又は３に記載の音声出力システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、利用者に対して音声を出力する音声出力部と、前記音声出力部から設定距離の範囲内である設定範囲内の人を検出する人検出部と、前記音声出力部を制御する制御部とを備えた音声出力システムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、利用者に対して音声を出力する音声出力部（１８）と、音声出力部から利用者までの距離である利用者距離を検出する人感検知部（１５）と、音声出力部を制御する制御部（装置側制御部１９）とを備えた音声出力システムが示されている。この音声出力システムでは、音声出力部にて音声データを音声出力させる必要がある音声出力イベントが発生してから、人検出部の検出情報に基づいて利用者が設定範囲内に出力確定時間以上連続して存在していると判断した場合に、音声出力イベントに対応するイベント音声データを出力するように音声出力部を制御するイベント音声出力制御を行っており、イベント音声出力制御により出力されるイベント音声は、利用者が設定範囲内に留まっている状態で音声出力部から出力されるため、利用者はイベント音声を聞き取り易くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１２６２１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、このような音声出力システムにおいて、イベント音声が利用者に早く伝えたい内容の場合に、そのイベント音声を利用者に向けて出力するタイミングが遅れたり、イベント音声が利用者に適切に伝えたい内容の場合に、イベント音声を聞き逃し易い利用者に向けてイベント音声が出力される等、イベント音声の属性に適した状態で利用者に向けてイベント音声を出力することができていない場合があった。
【０００５】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、優先するイベント音声が利用者に対して早期に出力され易い音声出力システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１特徴構成は、利用者に対して音声を出力する音声出力部と、
前記音声出力部から設定範囲内の人を検出する人検出部と、
前記音声出力部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記音声出力部にて音声データを音声出力させる必要がある音声出力イベントが発生した場合に、前記音声出力イベントに対応するイベント音声の属性に応じた出力確定時間を設定し、前記人検出部の検出情報に基づいて前記設定範囲内に前記利用者が出力確定時間以上連続して存在していると判断した場合に、前記音声出力イベントに対応するイベント音声を出力するように前記音声出力部を制御するイベント音声出力制御を行う点にある。
【０００７】
本構成によれば、イベント音声が利用者に早く伝えたい内容の場合では、出力確定時間として比較的短い時間を設定することで、利用者が設定範囲内に短時間留まることで出力されるため、イベント音声を出力するための条件が緩和されるので、イベント音声が利用者に対して早期に出力され易くなる。一方、イベント音声が利用者に適切に伝えたい内容の場合は、出力確定時間として比較的長い時間を設定することで、利用者が設定範囲内に比較的長時間留まっていることで出力されるため、この後も設定範囲内に利用者が設定範囲内に留まることが期待できるので、利用者が聞き逃し難い状態でイベント音声が出力され易くなる。そして、このような内容が異なるイベント音声を異なる属性に設定する他、出力するタイミングによって異なる属性に設定する等、イベント音声の属性に応じた出力確定時間を設定することで、イベント音声の属性に応じた状態で利用者に向けてイベント音声を出力することができる。
【０００８】
本発明の第２特徴構成は、前記イベント音声の属性として、一般イベント音声属性と、前記一般イベント音声属性より優先する優先イベント音声属性とがあり、
前記出力確定時間として、一般用出力確定時間と、前記一般用出力確定時間より短い優先用出力確定時間とが設定可能であり、
前記制御部は、前記イベント音声出力制御において、出力する前記イベント音声が優先イベント音声属性の場合は、前記出力確定時間として前記優先用出力確定時間を設定し、出力する前記イベント音声が前記一般イベント音声属性の場合は、前記出力確定時間として前記一般用出力確定時間を設定するように構成されている点にある。
【０００９】
本構成によれば、イベント音声が一般イベント音声属性の場合は、利用者が聞き逃し難い状態でイベント音声が出力され易くなり、イベント音声が優先イベント音声属性の場合は、イベント音声が利用者に対して早期に出力され易くなる。
【００１０】
本発明の第３特徴構成は、前記イベント音声には、緊急度が高い緊急イベント音声と、前記緊急イベント音声より緊急度が低い通常イベント音声とがあり、
前記緊急イベント音声が、前記優先イベント音声属性に設定され、前記通常イベント音声が、前記一般イベント音声属性に設定されている点にある。
（【００１１】以降は省略されています）

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