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公開番号
2024131878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042376
出願日
2023-03-16
発明の名称
防災表示盤
出願人
能美防災株式会社
代理人
彩雲弁理士法人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20240920BHJP(信号)
要約
【課題】防災表示盤に表示されている地図と、実際の現場との位置関係をより簡単に把握可能な防災表示盤を提供することを目的とする。
【解決手段】防災表示盤1において、表示部2と、操作部3と、を備えるものとし、表示部2を、監視対象区画の地図M1の全部又は一部を表示可能に設け、操作部3を操作することによって、地図M1を、回動可能とする。尚、操作部3を操作することによって、地図M1を、地図M1の表示中心Cを回転中心として、回動可能とすることも可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防災表示盤であって、
表示部と、操作部と、を備え、
該表示部は、監視対象区画の地図の全部又は一部を表示可能に設けられており、
該操作部を操作することによって、該地図を、回動可能となっていることを特徴とする防災表示盤。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記操作部を操作することによって、前記地図を、該地図の表示中心を回転中心として、回動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の防災表示盤。
【請求項3】
前記表示部は、第1の表示区画と、第2の表示区画と、を有し、
該第1の表示区画は、前記地図の全部又は一部を表示可能に設けられており、
該第2の表示区画は、該第1の表示区画と並列して設けられ、該第1の表示区画に表示された該地図上の区域の前記監視対象区画全体に対する位置を表示する位置表示図を表示可能に設けられ、
該地図を、該地図の表示中心を回転中心として、回転させると、該位置表示図も、該位置表示図の表示中心を回転中心として、同方向に回転することを特徴とする請求項2に記載の防災表示盤。
【請求項4】
前記地図には、前記監視対象区画内に設置された感知器及び/又は発信機の位置を示すシンボルが表示されており、該シンボルは、該地図が回動しても、向きが変更されないことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の防災表示盤。
【請求項5】
前記地図には、火災位置を表示可能となっており、
前記表示部に、該地図上に定められた所定の起点より該火災位置までの経路を表示可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の防災表示盤。
【請求項6】
前記地図には、前記監視対象区画内にいる監視員の位置を表示可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の防災表示盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防災表示盤に関し、より詳細には、監視対象区画の地図を表示可能な防災表示盤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、防災表示盤がある。防災表示盤には、表示部が設けられており、火災報知設備の情報、例えば、火災感知器や発信機等の作動状況を監視対象区画の地図、例えば、建屋平面図上に表示可能に設けられている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-15410号公報
特開2009-15411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の防災表示盤は、監視対象区画の地図が、建屋の建築図面に基づいて作成されている場合が多く、その地図の向きも該建築図面の向きに準じる向きに固定されていることが多い。そのため、防災表示盤に表示されている地図の向きと、防災表示盤の表示部を見ている監視員が把握していている実際の現場の向きとは、必ずしも一致するものではないため、該地図上の位置と、実際の現場との位置関係の把握に時間を要する場合がある。
【0005】
そこで、本発明においては、防災表示盤に表示されている地図と、実際の現場との位置関係をより簡単に把握可能な防災表示盤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、防災表示盤であって、表示部と、操作部と、を備え、該表示部は、監視対象区画の地図の全部又は一部を表示可能に設けられており、該操作部を操作することによって、該地図を、回動可能となっていることを特徴とする防災表示盤である。
【0007】
更に、本発明は、前記操作部を操作することによって、前記地図を、該地図の表示中心を回転中心として、回動可能とすることが可能である。又、本発明は、前記表示部を、第1の表示区画と、第2の表示区画と、を有するものとし、該第1の表示区画を、前記地図の全部又は一部を表示可能に設け、該第2の表示区画を、該第1の表示区画と並列して設けると共に該第1の表示区画に表示された該地図上の区域の前記監視対象区画全体に対する位置を表示する位置表示図を表示可能に設け、該地図を、該地図の表示中心を回転中心として、回転させると、該位置表示図も、該位置表示図の表示中心を回転中心として、同方向に回転するものとすることが可能である。
【0008】
そして、本発明は、前記地図に、前記監視対象区画内に設置された感知器及び/又は発信機の位置を示すシンボルが表示され、該シンボルを、該地図が回動しても、向きが変更されないものとすることが可能である。又、本発明は、前記地図に、火災位置を表示可能とし、前記表示部に、該地図上に定められた所定の起点より該火災位置までの経路を表示可能とすることが可能である。又、本発明は、前記地図に、前記監視対象区画内にいる監視員の位置を表示可能とすることが可能である。
【0009】
尚、本発明において、「第1の」及び「第2の」という表現を使用しているが、該表現は、発明の各構成を区別するために使用しているに過ぎず、その数字や順番には、特に意味のないものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、防災表示盤を、表示部と、操作部と、を備え、該表示部を、監視対象区画の地図の全部又は一部を表示可能に設け、該操作部を操作することによって、該地図を、回動可能としたため、防災表示盤に表示されている地図と、実際の現場との位置関係をより簡単に把握可能な防災表示盤を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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