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公開番号2024135676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046478
出願日2023-03-23
発明の名称通信装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 29/12 20060101AFI20240927BHJP(信号)
要約【課題】車両の乗員に不快感を与えることなく、診断を行うことができる通信装置を提供すること。
【解決手段】通信装置20は、音声信号に基づいた音声をスピーカー11から発生させるD/Aコンバーター46と、マイク12が収集した音声に関する入力音声信号が入力されるA/Dコンバーター45と、可聴領域に含まれない周波数の音声に関する音声信号を診断用音声信号として生成する音声信号生成部48と、音声信号生成部48が生成した診断用音声信号に基づいた音声がスピーカー11から発生された際にマイク12が収集した音声に関する入力音声信号と、診断用音声信号とを比較することによって異常が発生しているか否かを診断する診断部49とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スピーカー及びマイクが車室内に設けられている車両に搭載され、車外のセンターと通信する通信装置であって、
音声信号が入力されると、当該音声信号に基づいた音声を前記スピーカーから発生させる出力部と、
前記マイクが収集した音声に関する音声信号である入力音声信号が入力される入力部と、
人間が聞き取ることのできる音の周波数領域である可聴領域に含まれない周波数の音声に関する音声信号を診断用音声信号として生成する音声信号生成部と、
前記音声信号生成部が生成した前記診断用音声信号に基づいた音声が前記スピーカーから発生された際に前記マイクが収集した音声に関する前記入力音声信号と、当該診断用音声信号と、を比較することによって異常が発生しているか否かを診断する診断部と、を備える
通信装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記音声信号生成部は、前記可聴領域よりも高周波数の音声に関する音声信号を前記診断用音声信号として生成する
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信装置は、前記センターとの通信処理を行う際に信号の入出力が行われる複数の機能部を備えるものであり、
前記診断部は、
前記音声信号生成部が生成した前記診断用音声信号を前記複数の機能部に順番に入力させ、
当該複数の機能部の何れをも通過した信号と、前記診断用音声信号と、を比較することによって異常が発生しているか否かを診断する
請求項1又は請求項2に記載の通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられる通信装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両に設けられている緊急情報通知装置を開示している。緊急情報通知装置は、マイクロホンが収集した音声に関する音声信号を車外のセンターに送信する機能と、センターから送信された音声信号に基づいた音声をスピーカーから発生させる機能とを有している。また、緊急情報通知装置は、起動時に所定の音声信号に基づいた音声をスピーカーから発生させると、当該音声をマイクロホンに収集させる。そして、緊急情報通知装置は、マイクロホンが収集した音声に関する音声信号であるループバック信号と所定の音声信号とを比較することによって異常が発生しているか否かを診断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-288772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような診断を行う場合に所定の音声信号に基づいた音声が乗員に聞こえることに対して当該乗員が不快に感じるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための通信装置は、スピーカー及びマイクが車室内に設けられている車両に搭載され、車外のセンターと通信する装置である。当該通信装置は、音声信号が入力されると、当該音声信号に基づいた音声を前記スピーカーから発生させる出力部と、前記マイクが収集した音声に関する音声信号である入力音声信号が入力される入力部と、人間が聞き取ることのできる音の周波数領域である可聴領域に含まれない周波数の音声に関する音声信号を診断用音声信号として生成する音声信号生成部と、前記音声信号生成部が生成した前記診断用音声信号に基づいた音声が前記スピーカーから発生された際に前記マイクが収集した音声に関する前記入力音声信号と、当該診断用音声信号と、を比較することによって異常が発生しているか否かを診断する診断部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
上記通信装置は、車両の乗員に不快感を与えることなく、診断を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の通信装置の概略を示す模式図である。
図2は、実施形態の通信装置の概略を示す模式図である。
図3は、図1の通信装置が備える音声入出力装置で実行される一連の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、通信装置の一実施形態を図1から図3に従って説明する。
図1及び図2は、車両に搭載される通信装置20と、車両の車室に設置されるスピーカー11及びマイク12とを図示している。スピーカー11は、通信装置20から入力された音声信号に基づいた音声を車室内で発生する。マイク12は、車室内の音声を収集すると、当該音声に関する信号である音声信号を通信装置20に出力する。マイク12は、スピーカー11から発生された音声を収集できる位置に設置されている。
【0009】
<通信装置>
通信装置20は、車外に設置されたセンター100と無線LAN110を介して通信する装置である。例えば車両の乗員と車外のオペレーターとで会話をする場合、乗員が発した声をスピーカー11が収集すると、通信装置20は、スピーカー11が収集した音声に関する音声信号をセンター100に送信する。オペレーターが発した声に関する音声信号を通信装置20が受信すると、通信装置20は、受信した音声信号に基づいた音声をスピーカー11から発生させる。
【0010】
通信装置20は、主制御装置30と、音声入出力装置40と、アンプ21とを備えている。音声入出力装置40は、スピーカー11から音声を発生させる際に音声信号をアンプ21に出力する。アンプ21は、入力された音声信号を増幅してスピーカー11に出力する。これにより、スピーカー11は、音声入出力装置40が出力した音声信号に基づいた音声を発生できる。
(【0011】以降は省略されています)

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