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公開番号
2024164544
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080106
出願日
2023-05-15
発明の名称
ドリル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B23B
51/00 20060101AFI20241120BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】長寿命のドリルを提供する。
【解決手段】ドリルは、芯上がり量fを有する主刃と、シンニング刃と、シンニングバック部と、オイル穴と、を備える。シンニング底部は、第1半径R1に沿って形成されている。シンニングバック部は、第2半径R2に沿って形成されている。一対のシンニング底部は、シンニング離れ量cを備えている。シンニング第1端部からシンニング第2端部までの、シンニング範囲gを備えている。(1)芯上がり量fに対して、第1半径R1は、0.5×f~1.2×fの範囲であり、(2)第2半径R2は、5.5mm~7.5mmの範囲であり、(3)シンニング離れ量cは、0.5mm~1.2mmの範囲であり、(4)シンニング-オイル穴間距離eは、0.1mm~0.8mmの範囲であり、(5)シンニング範囲gは、直径Dに対して、(D/2-1.5mm)~(D/2-0.2mm)の範囲である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸心を中心とした直径Dの外接円に沿った外周面を備えるドリル本体と、
前記ドリル本体の先端部に形成されており、前記外周面から軸心側へ延びている一対の主刃であって、
軸心を通る直径に対して芯上がり量fを有して芯上がりの位置にある、一対の前記主刃と、
シンニング第1端部からシンニング底部まで形成されている一対のシンニング刃であって、
前記シンニング第1端部は、前記主刃の軸心側の端部に位置しており、
前記シンニング底部は、前記シンニング第1端部よりも前記軸心に近い位置にあるとともに、前記主刃よりも前記芯上がり量fが小さい位置にある、一対の前記シンニング刃と、
前記シンニング底部からシンニング第2端部まで伸びている一対のシンニングバック部と、
前記ドリル本体の先端部に形成されている一対のオイル穴と、
を備えるドリルであって、
一対の前記主刃、一対の前記シンニング刃、一対の前記シンニングバック部、一対の前記オイル穴は、前記軸心に対して回転対称に配置されており、
一対の前記シンニング底部は、第1半径R1を有する第1内接円に沿って形成されており、
一対の前記シンニングバック部は、前記第1半径R1よりも大きい第2半径R2を有する第2内接円に沿って形成されており、
一対の前記シンニング底部の各々を通る互いに平行な一対の仮想線において、一対の前記仮想線の間の距離であるシンニング離れ量cを備えており、
前記オイル穴と前記シンニングバック部との最短距離である、シンニング-オイル穴間距離eを備えており、
前記シンニング第1端部から前記シンニング第2端部までが存在する範囲である、シンニング範囲gを備えており、
(1)前記芯上がり量fに対して、前記第1半径R1は、0.5×f~1.2×fの範囲であり、
(2)前記第2半径R2は、5.5mm~7.5mmの範囲であり、
(3)前記シンニング離れ量cは、0.5mm~1.2mmの範囲であり、
(4)前記シンニング-オイル穴間距離eは、0.1mm~0.8mmの範囲であり、
(5)前記シンニング範囲gは、前記直径Dに対して、(D/2-1.5mm)~(D/2-0.2mm)の範囲である、
ドリル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、ドリルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シンニング部を備えたドリルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-11013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シンニング刃により生成された切屑は、シンニング部でカールされるとともに分断されながら排出される。しかし切屑の分断や排出が適切に行われない場合には、スラスト抵抗が増加し、ドリルの異常摩耗や欠けが発生してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の構成によると、(1)-(4)の数値範囲を備えることにより、切屑の分断や排出をスムーズに行うことができるため、スラスト抵抗を抑制することが可能となる。また(5)の数値範囲を備えることにより、チゼル中心部の剛性を確保することができる。これにより、ドリルの異常摩耗、欠け、折損などを抑制できるため、ドリルの寿命を増大させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
ドリル1の先端面図である。
図1の軸心AX近傍の拡大図である。
従来のドリル101および本実施例のドリル1の先端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(ドリル1の構造)
図1に、ドリル1の先端面図を示す。図1は、ドリル1の先端を軸心AX方向から見た図である。図2に、図1の軸心AX近傍の拡大図を示す。ドリル1は、主に鋼材の穴開け加工に用いられる。鋼材の一例としては、クランクシャフト材種が挙げられる。
【0008】
ドリル1の本体は、外周面11を備えている。外周面11は、軸心AXを中心とした直径Dの外接円に沿った面である。外周面11には、螺旋状の溝部GRが形成されている。ドリル1は、一対の主刃12、一対のシンニング刃13、一対のシンニングバック部14、一対のオイル穴15、一対のシンニング面16、一対の第1逃げ面17、一対の第2逃げ面18、を主に備えている。これらの一対の構成要件の各々は、軸心AXに対して回転対称に配置されている。従って本明細書では、一対の構成要件の一方についてのみ説明する場合がある。
【0009】
主刃12は、ドリル1本体の先端部に形成されている。主刃12は、外周面11から軸心AX側へ延びている。図2に示すように、主刃12は、軸心AXを通る直径Dに対して、芯上がり量fを有して芯上がりの位置にある。
【0010】
シンニング刃13は、シンニング第1端部S1からシンニング底部Sbまで形成されている刃である。 シンニング第1端部S1は、主刃12の軸心AX側の端部に位置している。 シンニング底部Sbは、シンニング第1端部S1よりも軸心AXに近い位置にあるとともに、主刃12よりも芯上がり量fが小さい位置にある。シンニング底部Sbは、第1半径R1を有する第1内接円C1に沿って形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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