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公開番号2024164613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080223
出願日2023-05-15
発明の名称電力システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241120BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】通信異常などによってバッテリに関する情報をバッテリから直接取得できない場合でも、バッテリを直ちにシステムから切り離すことなく、安全に継続してバッテリを使用することができる、電力システムを提供する。
【解決手段】電力システムであって、バッテリに関する情報を出力するバッテリ装置と、バッテリ装置に電力を供給する発電装置と、バッテリ装置から取得する情報に基づいて、発電装置の発電電圧を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、バッテリ装置から情報を取得できない場合、発電装置の出力端側の電圧である出力電圧に基づいて発電装置の発電電圧を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力システムであって、
バッテリに関する情報を出力するバッテリ装置と、
前記バッテリ装置に電力を供給する発電装置と、
前記バッテリ装置から取得する前記情報に基づいて、前記発電装置の発電電圧を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記バッテリ装置から前記情報を取得できない場合、前記発電装置の出力端側の電圧である出力電圧に基づいて前記発電装置の発電電圧を制御する、
電力システム。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記発電装置は、入力する電力を前記バッテリ装置に出力するDCDCコンバータであり、
前記制御装置は、前記バッテリ装置から前記情報を取得できない場合、前記DCDCコンバータの前記出力電圧を第1電圧に制御する第1指令を前記DCDCコンバータに与える、
請求項1に記載の電力システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記DCDCコンバータに前記第1指令を与えた後、前記発電装置の前記出力電圧が前記第1電圧よりも所定値以上大きい状態が第1時間継続した場合、制御電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧まで漸減させる第2指令を前記DCDCコンバータに与える、
請求項2に記載の電力システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記DCDCコンバータに前記第2指令を与えた後、前記第2指令の制御電圧が前記第2電圧まで達した場合、前記DCDCコンバータの前記出力電圧を前記第2電圧に制御する第3指令を前記DCDCコンバータに与える、
請求項3に記載の電力システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記DCDCコンバータに前記第2指令を与えた後、前記発電装置の前記出力電圧が前記第1電圧未満となる状態が第2時間継続した場合、前記DCDCコンバータの前記出力電圧を前記第2時間継続した時点での指令値である第3電圧に制御する第4指令を前記DCDCコンバータに与える、
請求項3に記載の電力システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記DCDCコンバータに前記第4指令を与えた後、前記発電装置の前記出力電圧が前記第1電圧以上となる状態が第3時間継続した場合、前記第2指令を前記DCDCコンバータに与える、
請求項5に記載の電力システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリを制御する電力システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両の安全性を確保しつつ、車両の走行可能機会を損なわない電動車両が開示されている。この特許文献1に記載の電動車両では、走行中において通信異常検知部が充電部に関連する通信異常を検知した場合には、車両の走行制御を制限する安全制御を実施しない、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-072712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検知される通信異常がバッテリに関するものである場合には、通信異常が検知されたバッテリを安全のためにシステムから電気的に切り離すことが考えられる。しかしながら、このバッテリが安全制御の実施に必要なバッテリである場合、システムから切り離してしまうと、安全制御が要求される場面において必要な制御を実行することができなくなってしまうという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、通信異常などによってバッテリに関する情報をバッテリから直接取得できない場合でも、バッテリを直ちにシステムから切り離すことなく、安全に継続してバッテリを使用することができる、電力システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、電力システムであって、バッテリに関する情報を出力するバッテリ装置と、バッテリ装置に電力を供給する発電装置と、バッテリ装置から取得する情報に基づいて、発電装置の発電電圧を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、バッテリ装置から情報を取得できない場合、発電装置の出力端側の電圧である出力電圧に基づいて発電装置の発電電圧を制御する、電力システムである。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の電力システムによれば、通信異常などによってバッテリに関する情報をバッテリから直接取得できない場合でも、バッテリを直ちにシステムから切り離すことなく、安全に継続してバッテリを使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る電力システムの概略構成図
電力システムの制御装置が行う電圧制御処理のフローチャート
電力システムの制御装置が行う電圧制御処理のフローチャート
電圧制御処理における発電装置の出力電圧の変化を説明する図(第1指令)
電圧制御処理における発電装置の出力電圧の変化を説明する図(第2指令→第3指令)
電圧制御処理における発電装置の出力電圧の変化を説明する図(第2指令→第4指令)
電圧制御処理における発電装置の出力電圧の変化を説明する図(第4指令→第2指令)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の電力システムは、DCDCコンバータを制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)がバッテリ側からDCDCコンバータに対して要求する出力電圧の情報をフィードバック取得できなかった場合、DCDCコンバータの実際の出力電圧に基づいてバッテリを安全に継続して使用できるようにDCDCコンバータの出力電圧を制御する。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る電力システム100の構成の概略を示す図である。図1に例示した電力システム100は、バッテリ装置110と、発電装置120と、制御装置130と、を備えている。図1において、電力供給が行われる電力線を実線で示し、制御指示やデータなどが通信される信号線を破線で示している。この電力システム100は、車両などに搭載され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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