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公開番号2024162810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078721
出願日2023-05-11
発明の名称異常診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20241114BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エンジンの始動直後に発生したエンジンストールがガス欠によるものでない場合には、異常データを確実に記憶できる異常診断装置を提供することにある。
【解決手段】異常診断装置は、燃料残量を検出するセンサと、センサから車載ネットワークを介して燃料残量を表す残量データを受信し、且つ、燃料残量が所定の閾値量以上であり且つエンジンストールの発生を検出した場合に異常データを所定の記憶領域に記憶させる制御ユニットと、を備える。制御ユニットは、車両のエンジンの始動から残量データを初めて受信するまでの期間にエンジンストールの発生を検出した場合、エンジンストールが発生した旨を記憶し、エンジンストールが発生した旨が記憶され、且つ、エンジンの始動後に受信した残量データが表す燃料残量が閾値量以上である場合、異常データを前記記憶領域に記憶させる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に残っている燃料の量を表す燃料残量を検出するセンサと、
前記センサから車載ネットワークを介して前記燃料残量を表す残量データを受信し、前記燃料残量が所定の閾値量以上であり且つエンジンストールの発生を検出した場合に異常データを所定の記憶領域に記憶させる制御ユニットと、を備え、
前記制御ユニットは、
前記車両のエンジンの始動から前記残量データを初めて受信するまでの期間に前記エンジンストールの発生を検出した場合、前記エンジンストールが発生した旨を記憶し、
前記エンジンストールが発生した旨が記憶されている場合において前記エンジンの始動後に受信した前記残量データが表す燃料残量が前記閾値量以上であるとき、前記異常データを前記記憶領域に記憶させる、
ように構成された、異常診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料残量が閾値量以上であり且つエンジンストールの発生を検出した場合に異常データを記憶する異常診断装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、エンジンストール(以下、「エンスト」と称呼する。)の発生を表す異常データを記憶する異常診断装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の異常診断装置(以下、「従来装置」と称呼する。)は、エンストが発生した場合に燃料圧力が所定の閾値圧力以上であるか否かを判定する。従来装置は、燃料圧力が閾値圧力以上である場合には異常データを記憶する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-176523号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明者等は、ガス欠によるエンストが発生した場合に異常データを記憶しないようにするために、燃料残量が閾値量以上であり且つエンストが発生した場合に異常データを記憶する異常診断装置を検討している。
【0005】
このような異常診断装置においては、エンジンの始動直後にエンストが発生した場合にも異常データを記憶することが望まれている。一般に、燃料残量を検出するセンサと異常データを記憶する制御ユニットとが車載ネットワークを介して接続されているため、エンジンの始動直後においては車載ネットワークの通信遅延に起因して制御ユニットが燃料残量を表す残量データを受信できない可能性が高い。このため、エンジンが始動してから残量データを受信するまでの期間にエンストが発生した場合、燃料残量を特定できないために異常データを記憶できない可能性がある。
【0006】
本発明は前述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、エンジンの始動直後に発生したエンストがガス欠によるものでない場合には、異常データを確実に記憶できる異常診断装置を提供することにある。
【0007】
本発明の異常診断装置(以下、「本装置」と称呼する。)は、
車両に残っている燃料の量を表す燃料残量を検出するセンサ(32)と、
前記センサから車載ネットワーク(40)を介して前記燃料残量を表す残量データを受信し、前記燃料残量が所定の閾値量以上であり且つエンジンストールの発生を検出した場合に異常データを所定の記憶領域(26a)に記憶させる制御ユニット(20)と、を備え、
前記制御ユニットは、
前記車両のエンジンの始動から前記残量データを初めて受信するまでの期間に前記エンジンストールの発生を検出した場合(ステップ305「Yes」、ステップ315「Yes」)、前記エンジンストールが発生した旨を記憶し(ステップ320)、
前記記憶領域に前記エンジンストールが発生した旨が記憶されている場合において(ステップ330「Yes」)前記エンジンの始動後に受信した前記残量データが表す燃料残量が前記閾値量以上であるとき(ステップ335「Yes」、ステップ340「Yes」)、前記異常データを前記記憶領域に記憶させる(ステップ345)、
ように構成されている。
【0008】
本装置の制御ユニットは、エンジンの始動から残量データを受信するまでの期間にエンストの発生を検出した場合にはその旨を記憶する。制御ユニットは、エンストの発生の旨を記憶した後に残量データを受信した場合、燃料残量が閾値量以上であれば、異常データを記憶する。これにより、本装置は、エンジンの始動から残量データを受信するまでの期間に発生したエンストがガス欠によるものでない場合には異常データを確実に記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る異常診断装置の概略システム構成図である。
図1に示したエンジンECUのCPUが実行する残量データ受信ルーチンのフローチャートである。
図1に示したエンジンECUのCPUが実行する異常診断ルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態に係る異常診断装置10は、図1に示した構成要素を備え、車両VAに適用される。
(【0011】以降は省略されています)

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