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公開番号2024163708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079551
出願日2023-05-12
発明の名称冷却装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20241115BHJP(車両一般)
要約【課題】車載機器が発熱を伴う異常を発生したときに、車載機器を的確に冷却することができる冷却装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載されたDCDCコンバータ11に対して送風を行うことでDCDCコンバータ11を冷却するブロワ12と、車両に搭載された補機バッテリ14とブロワ12とを接続する電力供給路の途中位置に設けられ、補機バッテリ14からブロワ12への電力供給の有無を切り替えるリレー回路13と、DCDCコンバータ11が発熱を伴う異常を発生したことを条件に、補機バッテリ14から電力供給路を介して供給される電力に基づいてブロワ12を作動させるハイブリッド制御装置10と、を備え、ハイブリッド制御装置10は、車両のイグニッションスイッチがオフとなった場合、DCDCコンバータ11が発熱を伴う異常を発生していることを条件に、補機バッテリ14からブロワ12への電力供給を維持するようにリレー回路13に対して切替信号を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された車載機器に対して送風を行うことで前記車載機器を冷却するブロワと、
前記車両に搭載された補機バッテリと前記ブロワとを接続する電力供給路の途中位置に設けられ、前記補機バッテリから前記ブロワへの電力供給の有無を切り替えるリレー回路と、
前記車載機器が発熱を伴う異常を発生したことを条件に、前記補機バッテリから前記電力供給路を介して供給される電力に基づいて前記ブロワを作動させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記車両のイグニッションスイッチがオフとなった場合、前記車載機器が発熱を伴う異常を発生していることを条件に、前記補機バッテリから前記ブロワへの電力供給を維持するように前記リレー回路に対して切替信号を送信する、
冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されたブロワからの送風を利用して、発熱する車載機器を冷却する技術が広く知られている。例えば、特許文献1に記載の装置は、車両用空調装置で生成された空調空気を、車載機器を冷却するための冷却空気として導入する運転モードを有し、運転モードにおいて車両用空調装置で生成される空調空気を車内に向けて送風する空調用送風機の動作を制御することで、車内への空調風量および車載機器の冷却風量を適切に確保するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-247341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術においては、車両の動作が停止した際には、車両の動作の停止に伴って車両のメインバッテリの電源系統も停止することとなるが、車載機器が車両の補機バッテリの電力を利用して発熱を伴う故障を起こすことがある。この場合、車両のメインバッテリの電源系統からの電力の供給が停止していることに起因して、発熱した車載機器を冷却するブロワを作動させることができない虞があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車載機器が発熱を伴う異常を発生したときに、車載機器を的確に冷却することができる冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する冷却装置は、車両に搭載された車載機器に対して送風を行うことで車載機器を冷却するブロワと、車両に搭載された補機バッテリとブロワとを接続する電力供給路の途中位置に設けられ、補機バッテリからブロワへの電力供給の有無を切り替えるリレー回路と、車載機器が発熱を伴う異常を発生したことを条件に、補機バッテリから電力供給路を介して供給される電力に基づいてブロワを作動させる制御部と、を備え、制御部は、車両のイグニッションスイッチがオフとなった場合、車載機器が発熱を伴う異常を発生していることを条件に、補機バッテリからブロワへの電力供給を維持するようにリレー回路に対して切替信号を送信する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車載機器が発熱を伴う異常を発生したときに、車載機器を的確に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の冷却装置の構成の一例を示すブロック図である。
冷却処理の内容の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷却装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の冷却装置が搭載される車両は、制御部の一例としてのハイブリッド制御装置10と、車載機器の一例としてのDCDCコンバータ11と、ブロワ12と、リレー回路13と、とを備える。本実施形態では、DCDCコンバータ11が冷却の対象とされており、ハイブリッド制御装置10、ブロワ12、リレー回路13、及び補機バッテリ14により冷却装置が構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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