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公開番号2024129638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038970
出願日2023-03-13
発明の名称搭載構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約【課題】電子機器の効率的な配置により、配線や配管等を収容するスペースを確保可能な搭載構造を提供することを目的とする。
【解決手段】電子機器40の搭載構造1であり、車幅方向に間隔を空けて配置されたサイドメンバ5Lと、サイドメンバ5Lと交差する方向に配された第一クロスメンバ20Fと、第一クロスメンバ20Fに対して後方側に間隔を空けて配された第二クロスメンバ20Rと、第一クロスメンバ20F及び第二クロスメンバ20Rの間に亘って配された支持部25とを有する。電子機器40は、第一クロスメンバ20F及び第二クロスメンバ20Rのうちの一方と、支持部25とに亘って搭載される。フロアパネルに形成された空間部14は、電子機器40の収容側の第二空間部14Bと、第二空間部14Bと反対側の第一空間部14Aとを有し、第一空間部14Aには、配線41や配管42が収容される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器を車両に搭載する搭載構造であって、
前記車両の前後方向に延び、車幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のサイドメンバと、
一対の前記サイドメンバと交差する方向に配置された第一クロスメンバと、
一対の前記サイドメンバと交差する方向に配置され、前記第一クロスメンバに対して前記車両の後方側に所定の間隔を空けて配置された第二クロスメンバと、
前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバの間に亘って配置された支持部と、
を有し、
前記電子機器は、前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバのいずれか一方と、前記支持部と、に亘って搭載されていること、を特徴とする搭載構造。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記支持部は、互いに車幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対の支持部材によって構成されており、
一対の前記支持部材のうちの少なくとも一方は、他方の前記支持部材に対して離間する方向に突出する少なくとも一つの外部突出部を備え、
前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバのうちの前記電子機器が搭載される側の一方は、前記サイドメンバの延びる方向に向けて延びるように形成された少なくとも一つの延出部を備え、
前記電子機器の少なくとも一部が、前記外部突出部及び前記延出部に支持されていること、を特徴とする請求項1に記載の搭載構造。
【請求項3】
前記車両は、車室のフロア面を形成するフロアパネルを有しており、
一対の前記サイドメンバの間であって、前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバの間の上方側には、前記フロアパネルを前記車室の内部方向に突出させることによって空間部が形成されており、
前記空間部には、前記電子機器が収容されており、
前記空間部は、
前記車両の前後方向において、前記電子機器が収容された側とは反対側に位置する第一空間部と、
前記車両の前後方向において、前記電子機器が収容された側に位置する第二空間部と、
を有し、
前記第一空間部には、配線及び配管のいずれか一方又は双方が収容されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の搭載構造。
【請求項4】
前記第一空間部に収容された配線及び配管のいずれか一方又は双方が、前記第一空間部の側に位置する前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバのうちの一方に固定されていること、を特徴とする請求項3に記載の搭載構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両における電子機器の搭載構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パワーコントロールユニット(PCU)等の電子機器が搭載された電気自動車等の車両が知られている(例えば、特許文献1)。上述した特許文献1に記載の車両では、車幅方向両側に配置された一対のサイドメンバの間に、第一クロスメンバ及び第二クロスメンバが架け渡されている。また、上述した特許文献1に記載の車両では、第一クロスメンバ及び第二クロスメンバの間に設けた支持部によって電子機器が固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-104760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の車両は、フロアパネルを車室内に突出させた空間部を有するものとされている。また、上述した特許文献1に記載の車両は、支持部(第一クロスメンバ及び第二クロスメンバの間)に支持された電子機器が、前記空間部の中央に位置するように収容される構造とされている。そのため、上述した特許文献1に記載の車両は、前記空間部における前後方向に高圧配線や冷却配管を収容するスペースを確保することが困難な構造とされている。すなわち、上述した特許文献1に記載の車両は、空間部を形成するフロアパネルの壁面と電子機器との間の隙間が少ない構造とされているため、高圧配線や冷却配管が、フロアパネルや電子機器と干渉する構造とされている。
【0005】
そこで、本発明は、電子機器を効率的に配置することにより、配線や配管等を収容するスペースを確保可能な搭載構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の搭載構造は、電子機器を車両に搭載する搭載構造であって、前記車両の前後方向に延び、車幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のサイドメンバと、一対の前記サイドメンバと交差する方向に配置された第一クロスメンバと、一対の前記サイドメンバと交差する方向に配置され、前記第一クロスメンバに対して前記車両の後方側に所定の間隔を空けて配置された第二クロスメンバと、
前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバの間に亘って配置された支持部と、を有し、前記電子機器は、前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバのいずれか一方と、前記支持部と、に亘って搭載されていること、を特徴とするものである。
【0007】
上述した搭載構造は、電子機器を第一クロスメンバ又は第二クロスメンバのいずれか一方側に寄せて配置することができるので、電子機器の前方側又は後方側に配線(例えば、高圧配線)や配管(例えば、電子機器や駆動バッテリー等の冷却配管)を収容するためのスペースを確保できる。また、上述した搭載構造は、電子機器が支持部だけではなく、第一クロスメンバ又は第二クロスメンバのいずれか一方によって支持されるため、電子機器の支持点を分散させることができる。そのため、上述した搭載構造によれば、電子機器が強固に支持される。したがって、上述した搭載構造によれば、車両の安定な走行が期待できる。
【0008】
(2)上述した本発明の搭載構造において、前記支持部は、互いに車幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対の支持部材によって構成されており、一対の前記支持部材のうちの少なくとも一方は、他方の前記支持部材に対して離間する方向に突出する少なくとも一つの外部突出部を備え、前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバのうちの前記電子機器が搭載される側の一方は、前記サイドメンバの延びる方向に向けて延びるように形成された少なくとも一つの延出部を備え、前記電子機器の少なくとも一部が、前記外部突出部及び前記延出部に支持されていること、を特徴とするとよい。
【0009】
上述した搭載構造は、外部突出部や延出部を備えているので、電子機器のサイズに合わせて当該電子機器を確実に支持できる。そのため、上述した搭載構造は、第一クロスメンバ及び第二クロスメンバの設置間隔に制約があるような場合であっても、電子機器を第一クロスメンバ及び第二クロスメンバのいずれかの側に寄せた状態で、当該電子機器を搭載することができる。
【0010】
(3)上述した本発明の搭載構造において、前記車両は、車室のフロア面を形成するフロアパネルを有しており、一対の前記サイドメンバの間であって、前記第一クロスメンバ及び前記第二クロスメンバの間の上方側には、前記フロアパネルを前記車室の内部方向に突出させることによって空間部が形成されており、前記空間部には、前記電子機器が収容されており、前記空間部は、前記車両の前後方向において、前記電子機器が収容された側とは反対側に位置する第一空間部と、前記車両の前後方向において、前記電子機器が収容された側に位置する第二空間部と、を有し、前記第一空間部には、配線及び冷却配管のいずれか一方又は双方が収容されていること、を特徴とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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