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公開番号2024162799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078705
出願日2023-05-11
発明の名称推定装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類G01M 17/007 20060101AFI20241114BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の表面に付着した地表物質の位置および量を推定する推定装置を実現する。
【解決手段】推定装置は、車両10の走行情報に基づいて、前記車両10が巻き上げた粉塵16の量を算出する算出部24と、前記車両10の形状およびサイズを示す情報と前記算出部24が算出した粉塵16の量を示す情報とに基づいて、前記車両10の表面に付着した粉塵16の位置および量を推定する推定部26と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
車両の走行情報に基づいて、前記車両が巻き上げた粉塵の量を算出する算出部と、
前記車両の形状およびサイズを示す情報と前記算出部が算出した粉塵の量を示す情報とに基づいて、前記車両の表面に付着した粉塵の位置および量を推定する推定部と、
を備える推定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、推定装置、特に、地表物質が付着した車載機器の状態を推定する推定装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、センサなどから取得される情報に基づいて各種の値を算出することで、車載機器の性能や状態を推定する技術がある。
【０００３】
例えば、特許文献１には、ラジエータの冷却性能を把握する方法が開示されている。具体的には、少なくとも２つの温度センサが測定した温度に基づいてラジエータでの熱媒体の移動量を算出して冷却性能を推定する方法が開示されている。そして、特許文献１においては、ラジエータを有する筐体の換気における空気の流量がラジエータの冷却性能に対応するため、ラジエータの冷却性能の低下を把握することで、筐体の換気に係るフィルタの劣化の判断が可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７-１８２９１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、車両の走行により、地表物質（例えば、粉塵）が車載機器に付着する場合、車載機器の性能を維持するためには当該付着物の除去が必要な場合がある。このとき、空気の対流によって付着物が自然に除去されるとは限らないため、エアブローなどを用いて付着物を除去することがある。エアブローのガスの使用量が限られる環境などでは、ガスの使用量を低減し、また、適切なタイミングで使用できることが求められる。例えば、月面を走行する車両においては、空気がないため対流による付着物の除去は期待できず、また、ガスの使用量は限られる。したがって、かかる場合においては、付着物の位置や量などが把握できるとよい。
【０００６】
そこで、本明細書では、車両の表面に付着した地表物質の位置および量を推定する推定装置を実現する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本明細書で開示する推定装置は、車両の走行情報に基づいて、前記車両が巻き上げた粉塵の量を算出する算出部と、前記車両の形状およびサイズを示す情報と前記算出部が算出した粉塵の量を示す情報とに基づいて、前記車両の表面に付着した粉塵の位置および量を推定する推定部と、を備える。
【０００８】
また、前記推定装置において、前記推定部が推定する対象となる粉塵が付着した前記車両の表面とは、車載機器の表面である、ことを特徴とする。
【０００９】
また、前記推定装置において、前記車載機器は、吸放熱機器または熱交換器である、ことを特徴とする。
【００１０】
また、前記推定装置において、前記車載機器は、外界をセンシングする機器である、ことを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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