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公開番号2024163570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079309
出願日2023-05-12
発明の名称逆浸透膜
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類B01D 71/56 20060101AFI20241115BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明は、高い耐久性及び高い脱塩性能を兼ね備えた安価な逆浸透膜を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、多孔性支持体と、前記多孔性支持体の上面に配置されたポリアミド層と、前記ポリアミド層の上面に配置されたゼオライト層と、を有し、ゼオライト層のSi/Al比が1から2の範囲である、逆浸透膜に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多孔性支持体と、
前記多孔性支持体の上面に配置されたポリアミド層と、
前記ポリアミド層の上面に配置されたゼオライト層と、
を有し、ゼオライト層のSi/Al比が1から2の範囲である、逆浸透膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、逆浸透膜及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、多孔性支持体と、前記多孔性支持体上に形成され、アミノ基及びグリシジル基からなる群から選択される1つ以上の作用基を有する化合物で表面処理されたゼオライトを含むポリアミド活性層と、を含む、逆浸透膜を記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-521494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまでに種々の逆浸透膜が開発されている。しかしながら、従来技術の逆浸透膜にはいくつかの課題が存在した。例えば、特許文献1に記載のようなポリアミド層を有する逆浸透膜の場合、淡水化施設で殺菌剤として一般的に使用される次亜塩素酸又はその塩と接触すると、ポリアミドが塩素化される可能性がある。逆浸透膜の殺菌剤処理によってポリアミドの塩素化が進行すると、ポリアミド層の細孔径が拡大して脱塩性能が低下し、ポリアミド層が劣化する可能性がある。通常、逆浸透膜のポリアミド層は交換することができないため、ポリアミド層が劣化した場合、逆浸透膜自体を交換する必要がある。このように、ポリアミド層を有する逆浸透膜は、耐久性が低いという課題が存在した。また、逆浸透膜の交換頻度は、逆浸透膜の使用コストに直接的な影響を与えるため、ポリアミド層を有する逆浸透膜は、使用コストが高いという課題が存在した。
【0005】
それ故、本発明は、高い耐久性及び高い脱塩性能を兼ね備えた安価な逆浸透膜を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記課題を解決するための手段を種々検討した。本発明者らは、ポリアミド層の上面に所定のケイ素及びアルミニウム含有比(Si/Al比)を有するゼオライト層を配置することにより、高い耐久性及び高い脱塩性能を兼ね備えた逆浸透膜を安価に得られることを見出した。本発明者らは、前記知見に基づき、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の態様及び実施形態を包含する。
(実施形態1) 多孔性支持体と、
前記多孔性支持体の上面に配置されたポリアミド層と、
前記ポリアミド層の上面に配置されたゼオライト層と、
を有し、ゼオライト層のSi/Al比が1から2の範囲である、逆浸透膜。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、高い耐久性及び高い脱塩性能を兼ね備えた安価な逆浸透膜を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一態様の逆浸透膜の一実施形態を示す断面図である。
図2は、本発明の一態様の逆浸透膜の製造方法の一実施形態における各工程を示すフローチャートである。Aは、逆浸透膜の製造方法を構成する膜前駆体材料準備工程及びゼオライト層形成工程を示し、Bは、ゼオライト層形成工程を構成する各工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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