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公開番号
2024162450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077956
出願日
2023-05-10
発明の名称
電池システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H02J
7/10 20060101AFI20241114BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】セルの外装の耐久性の悪化を抑制する。
【解決手段】ECUは、充放電制御が実行中であるか否かを判定するステップ(S100)と、充放電制御が実行中であると判定される場合(S100にてYES)、端子部の温度を取得するステップ(S102)と、充電電力の制限値Winと放電電力の制限値Woutとを設定するステップ(S104)と、設定後の充電電力の制限値Winと設定後の放電電力の制限値Woutを用いて充放電制御を実行するステップ(S106)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
全固体電池と、
前記全固体電池のセルの端子の温度についての温度情報を取得する取得装置と、
前記全固体電池と電気機器との間で伝送される伝送電力を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記取得装置によって取得された前記温度情報を用いて前記伝送電力の大きさに上限値を設定する、電池システム。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記取得装置は、前記端子に設けられ、前記端子の温度を検出する温度センサを含み、
前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記端子の温度が高い場合には、前記端子の温度が低い場合と比較して、値が減少するように前記上限値を設定する、請求項1に記載の電池システム。
【請求項3】
前記全固体電池は、複数のセルを含み、
前記取得装置は、前記複数のセルのうちの少なくともいずれかの端子に設けられたサーミスタと、前記複数のセル間に設けられた面圧センサと、前記複数のセルの各々に設けられた温度センサと、前記複数のセルの抵抗値を検出するための検出装置とのうちの少なくとも一つを含み、
前記制御装置は、前記取得装置によって取得された前記温度情報を用いて前記端子の温度を推定し、推定された前記端子の温度が高い場合には、前記端子の温度が低い場合と比較して、値が減少するように前記上限値を設定する、請求項1に記載の電池システム。
【請求項4】
前記全固体電池は、前記複数のセル間を接続するバスバーをさらに含み、
前記電池システムは、前記バスバーに流れる電流を検出する電流センサをさらに備え、
前記制御装置は、前記取得装置によって取得された前記温度情報に加えて前記電流センサによる検出結果を用いて前記端子の温度を推定する、請求項3に記載の電池システム。
【請求項5】
前記全固体電池の前記セルは、ラミネートフィルムを外装材とする、請求項1~4のいずれかに記載の電池システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
二次電池として、たとえば、固体電解質を用いた全固体電池が公知である。全固体電池のセルは、たとえば、熱融着されたシール部を有するラミネートフィルムによって覆われて外装が構成される場合がある。このようなラミネートフィルムに覆われるセルについて、たとえば、特開2021-114373号公報(特許文献1)には、シール部の温度に基づいて水分透過度を算出し、水分透過度がしきい値以上である場合に、シール部を冷却する制御を実行する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-114373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のようなセルを覆うラミネートフィルムは、水分の浸入による影響に限定されるものではなく、たとえば、セルの発熱あるいは隣接するセルからの受熱による影響を受ける場合がある。発熱あるいは受熱によりセルの端子の温度が上昇すると端子に密着するラミネートフィルムの外装としての耐久性に影響を及ぼす可能性がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、セルの外装の耐久性の悪化を抑制する電池システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る電池システムは、全固体電池と、全固体電池のセルの端子の温度についての温度情報を取得する取得装置と、全固体電池と電気機器との間で伝送される伝送電力を制御する制御装置とを備える。制御装置は、取得装置によって取得された温度情報を用いて伝送電力の大きさに上限値を設定する。
【0007】
このようにすると、たとえば、端子の高温時に上限値を低く設定するなど端子の温度の高低に対応させて上限値を設定することができる。そのため、上限値を低く設定することによって端子におけるジュール熱の発生量の増加を抑制することができる。これにより、端子の温度の上昇を抑制し、ラミネートフィルムの耐久性に影響を及ぼすことを抑制することができる。
【0008】
ある実施の形態においては、取得装置は、端子に設けられ、端子の温度を検出する温度センサを含む。制御装置は、温度センサによって検出された端子の温度が高い場合には、端子の温度が低い場合と比較して、値が減少するように上限値を設定する。
【0009】
このようにすると、端子の高温時に上限値を低く設定することができるため、端子においてジュール熱の発生量の増加を抑制することができる。これにより、端子の温度の上昇を抑制し、ラミネートフィルムの耐久性に影響を及ぼすことを抑制することができる。
【0010】
さらにある実施の形態においては、全固体電池は、複数のセルを含む。取得装置は、複数のセルのうちの少なくともいずれかの端子に設けられたサーミスタと、複数のセル間に設けられた面圧センサと、複数のセルの各々に設けられた温度センサと、複数のセルの抵抗値を検出するための検出装置とのうちの少なくとも一つを含む。制御装置は、取得装置によって取得された温度情報を用いて端子の温度を推定し、推定された端子の温度が高い場合には、端子の温度が低い場合と比較して、値が減少するように上限値を設定する。
(【0011】以降は省略されています)
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