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公開番号2024162855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078791
出願日2023-05-11
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 53/22 20190101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】充電リレーをオンにする際の充電リレーの溶着を抑制する。
【解決手段】蓄電装置と、コネクタと、蓄電装置が接続された第1電力ラインとコネクタが接続された第2電力ラインとの間で電圧変換を伴って電力のやりとりを行なう昇降圧コンバータと、第2電力ラインに設けられた充電リレーと、昇降圧コンバータおよびリレーを制御する制御装置と、を備える電動車において、制御装置は、コネクタと外部電源装置とが接続されていて且つ充電リレーをオンにする前は、第2電力ラインの充電リレーよりもコネクタ側の部分であるコネクタ側部分の電圧に基づいて、第2電力ラインの充電リレーよりも昇降圧コンバータ側の部分であるコンバータ側部分の電圧が調節されるように昇降圧コンバータを制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、コネクタと、前記蓄電装置が接続された第1電力ラインと前記コネクタが接続された第2電力ラインとの間で電圧変換を伴って電力のやりとりを行なう昇降圧コンバータと、前記第2電力ラインに設けられた充電リレーと、前記昇降圧コンバータおよび前記リレーを制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記コネクタと外部電源装置とが接続されていて且つ前記充電リレーをオンにする前は、前記第2電力ラインの前記充電リレーよりも前記コネクタ側の部分であるコネクタ側部分の電圧に基づいて、前記第2電力ラインの前記充電リレーよりも前記昇降圧コンバータ側の部分であるコンバータ側部分の電圧が調節されるように前記昇降圧コンバータを制御する、
電動車。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1記載の電動車であって、
前記制御装置は、前記リレーをオンにする前は、前記コネクタ側部分の電圧に基づくフィードフォワード制御、および/または、前記コンバータ側部分の電圧を前記コネクタ側部分の電圧に接近させるためのフィードバック制御により前記昇降圧コンバータを制御する、
電動車。
【請求項3】
請求項2記載の電動車であって、
前記制御装置は、前記充電リレーをオンにする前で、前記コネクタ側部分の電圧から前記コンバータ側部分の電圧を減じて得られる電圧差の絶対値が差閾値以下で第1所定時間に亘って継続している条件、前記フィードフォワード制御および/または前記フィードバック制御を第2所定時間に亘って継続している条件、のうちの少なくとも1つが成立しているときに、前記充電リレーをオンにする、
電動車。
【請求項4】
請求項3記載の電動車であって、
前記コネクタ側部分の電圧を検出する第1電圧センサと、
前記コンバータ側部分の電圧を検出する第2電圧センサと、
を備え、
前記差閾値は、前記電圧差の絶対値の許容上限値、前記第1電圧センサの検出誤差、前記第2電圧センサの検出誤差、前記外部電源装置による前記コネクタ側部分の電圧の制御誤差、のうちの少なくとも1つに基づいて設定される、
電動車。
【請求項5】
請求項1または2記載の電動車であって、
前記制御装置は、前記コネクタと前記外部電源装置とが接続されているときに、前記充電リレーをオンにした後には、前記充電リレーをオンにする前に比して、前記外部電源装置の許容上限電圧以下の範囲内で前記コンバータ側部分の電圧が高くなるように前記昇降圧コンバータを制御する、
電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電装置と、蓄電装置に電力ラインを介して接続されたコネクタと、電力ラインに設けられた充電リレーと、を備える電動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車のコネクタと急速充電器とを接続し、急速充電器から蓄電装置に充電するために充電リレーをオンにするときには、充電リレーよりも急速充電器側の電圧を充電リレーよりもシステムメインリレー側の電圧までプリチャージすることにより、突入電流による充電リレーの溶着を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電動車に対して、定格電圧の高い蓄電装置を用いるためなどの理由により、電力ラインの充電リレーと蓄電装置との間に昇降圧コンバータを付加することが考えられている。そして、こうした構成において、充電リレーをオンにする際の充電リレーの溶着を抑制することが求められている。
【0005】
本開示の電動車は、充電リレーをオンにする際の充電リレーの溶着を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
[1]本開示の電動車は、
蓄電装置と、コネクタと、前記蓄電装置が接続された第1電力ラインと前記コネクタが接続された第2電力ラインとの間で電圧変換を伴って電力のやりとりを行なう昇降圧コンバータと、前記第2電力ラインに設けられた充電リレーと、前記昇降圧コンバータおよび前記リレーを制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記コネクタと外部電源装置とが接続されていて且つ前記充電リレーをオンにする前は、前記第2電力ラインの前記充電リレーよりも前記コネクタ側の部分であるコネクタ側部分の電圧に基づいて、前記第2電力ラインの前記充電リレーよりも前記昇降圧コンバータ側の部分であるコンバータ側部分の電圧が調節されるように前記昇降圧コンバータを制御する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の電動車では、コネクタと外部電源装置とが接続されていて且つ充電リレーをオンにする前は、第2電力ラインの充電リレーよりもコネクタ側の部分であるコネクタ側部分の電圧に基づいて、第2電力ラインの充電リレーよりも昇降圧コンバータ側の部分であるコンバータ側部分の電圧が調節されるように昇降圧コンバータを制御する。そして、コネクタ側部分の電圧からコンバータ側部分の電圧を減じて得られる電圧差の絶対値が比較的小さいときに、充電リレーをオンにすることにより、充電リレーをオンにする際の充電リレーの溶着を抑制することができる。
【0009】
[2]本開示の電動車(上述の[1]に記載の電動車)において、前記制御装置は、前記リレーをオンにする前は、前記コネクタ側部分の電圧に基づくフィードフォワード制御、および/または、前記コンバータ側部分の電圧を前記コネクタ側部分の電圧に接近させるためのフィードバック制御により前記昇降圧コンバータを制御するものとしてもよい。こうすれば、フィードフォワード制御やフィードバック制御による昇降圧コンバータの制御により、コンバータ側部分の電圧を調節することができる。
【0010】
[3]この場合(上述の[2]に記載の電動車)において、前記制御装置は、前記充電リレーをオンにする前で、前記コネクタ側部分の電圧から前記コンバータ側部分の電圧を減じて得られる電圧差の絶対値が差閾値以下で第1所定時間に亘って継続している条件、前記フィードフォワード制御および/または前記フィードバック制御を第2所定時間に亘って継続している条件、のうちの少なくとも1つが成立しているときに、前記充電リレーをオンにするものとしてもよい。こうすれば、充電リレーをオンにする際の充電リレーの溶着をより抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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