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公開番号2025017819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121094
出願日2023-07-25
発明の名称表示制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250130BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】精度よく算出された推定消費率を表示する。
【解決手段】車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、情報を表示する表示装置とを有し燃料および電気の少なくとも一方をエネルギ源として搭載して走行する車両に用いられ、将来の車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を表示装置に表示させる表示制御装置であって、車両に搭載されているエネルギ源の量で車両が走行可能な距離である走行可能距離を反映する所定パラメータまたは走行可能距離に基づいて車両の平均車速を推定し、推定した平均車速に基づいて推定消費率を算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、情報を表示する表示装置とを有し燃料および電気の少なくとも一方をエネルギ源として搭載して走行する車両に用いられ、将来の前記車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を前記表示装置に表示させる表示制御装置であって、
前記車両に搭載されている前記エネルギ源の量で前記車両が走行可能な距離である走行可能距離を反映する所定パラメータまたは前記走行可能距離に基づいて前記車両の平均車速を推定し、推定した前記平均車速に基づいて前記推定消費率を算出する
表示制御装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1記載の表示制御装置であって、
前記駆動装置は、走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を有し、
前記所定パラメータは、前記蓄電装置の蓄電割合であり、
前記蓄電割合と、前記蓄電割合と前記平均車速との関係として予め定めた所定関係と、を用いて前記平均車速を推定し、前記平均車速に基づいて前記推定消費率として推定電費を算出する
表示制御装置。
【請求項3】
請求項2記載の表示制御装置であって、
前記車両は、電力の供給を受けて作動し乗員室内の空気調和を行なう空調装置を有し、
前記平均車速に基づいて走行電費の推定値である第1電費と空調電費の推定値である第2電費とを設定し、前記第1電費に前記第2電費を加えて前記推定電費を算出する
表示制御装置。
【請求項4】
車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、乗員室内の空気調和を行なう空調装置と、情報を表示する表示装置とを有し燃料または電気の少なくとも一方をエネルギ源として搭載して走行する車両に用いられ、将来の前記車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を前記表示装置に表示させる表示制御装置であって、
前記車両に搭載される前記エネルギ源の量が多いときには、少ないときに比して、推定される単位エネルギ量あたりの走行距離としての第1消費率が小さくなり、且つ、推定される前記空調装置の単位消費エネルギあたりの走行距離としての第2消費率が大きくなるように、前記第1,第2消費率を設定し、前記第1消費率と前記第2消費率との和を前記推定消費率とする
表示制御装置。
【請求項5】
走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を有する駆動装置と、情報を表示する表示装置と、を有する車両に用いられ、将来の前記車両の電費としての推定される推定電費を前記表示装置に表示させる表示制御装置であって、
前記蓄電装置の蓄電割合が大きいときには、小さいときに比して、前記推定電費を大きくする
表示制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の航続距離を算出する航続距離算出装置としては、蓄電装置(二次電池)を搭載する車両に用いられるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、過去の所定距離の走行における平均車速を算出し、車両のエネルギ消費率(電費)と車速との関係を示すテーブルから平均車速に対応するエネルギ消費率を導出する。そして、導出したエネルギ消費率と蓄電装置の蓄電割合とに基づいて航続距離を算出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-64364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、乗員室内に情報を表示する表示装置を備え、この表示装置に、将来の前記車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を表示させる場合、精度よく算出された推定消費率を表示することが重要な課題として認識されている。上述の航続距離算出装置では、過去の走行における平均車速を用いて推定消費率を導出している。過去の走行における平均車速は、今後の走行における平均車速と乖離する場合があり、推定消費率を精度よく算出できない場合がある。
【0005】
本開示の表示制御装置は、精度よく算出された推定消費率を表示することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の表示制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の第1の表示制御装置は、車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、情報を表示する表示装置とを有し燃料および電気の少なくとも一方をエネルギ源として搭載して走行する車両に用いられ、将来の前記車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を前記表示装置に表示させる表示制御装置であって、前記車両に搭載されている前記エネルギ源の量で前記車両が走行可能な距離である走行可能距離を反映する所定パラメータに基づいて前記車両の平均車速を推定し、推定した前記平均車速に基づいて前記推定消費率を算出することを要旨とする。
【0007】
この本開示の表示制御装置では、車両に搭載されているエネルギ源の量で車両が走行可能な距離である走行可能距離を反映する所定パラメータまたは前記走行可能距離に基づいて車両の平均車速を推定し、推定した平均車速に基づいて推定消費率を算出する。走行可能距離が長いときには、短いときに比して、高速走行の頻度が高く、平均車速が高いと考えられる。したがって、走行可能距離を反映する所定パラメータに基づいて車両の平均車速を推定することにより、より精度よく平均車速を推定できる。こうして推定した平均車速に基づいて推定消費率を算出するから、より精度よく推定消費率を算出できる。この結果、精度よく算出された推定消費率を表示できる。ここで、「所定パラメータ」としては、車両に搭載しているエネルギ源の量や車両に搭載されるナビゲーションシステムにおいて演算される車両の現在地から目的地までの予想走行距離、ドライバが過去に当該車両を運転したときの運転履歴などを挙げることができる。
【0008】
こうした本開示の第1の表示制御装置において、前記駆動装置は、走行用のモータと、前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を有し、前記所定パラメータは、前記蓄電装置の蓄電割合であり、前記蓄電割合と、前記蓄電割合と前記平均車速との関係として予め定めた所定関係と、を用いて前記平均車速を推定し、前記平均車速に基づいて前記推定消費率として推定電費を算出してもよい。
【0009】
この場合において、前記車両は、電力の供給を受けて作動し乗員室内の空気調和を行なう空調装置を有し、前記平均車速に基づいて走行電費の推定値である第1電費と空調電費の推定値である第2電費とを設定し、前記第1電費に前記第2電費を加えて前記推定電費を算出してもよい。
【0010】
本開示の第2の表示制御装置は、車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、乗員室内の空気調和を行なう空調装置と、情報を表示する表示装置とを有し燃料または電気の少なくとも一方をエネルギ源として搭載して走行する車両に用いられ、将来の前記車両のエネルギ消費率として推定される推定消費率を前記表示装置に表示させる表示制御装置であって、前記車両に搭載される前記エネルギ源の量が多いときには、少ないときに比して、推定される単位エネルギ量あたりの走行距離としての第1消費率が小さくなり、且つ、推定される前記空調装置の単位消費エネルギあたりの走行距離としての第2消費率が大きくなるように、前記第1,第2消費率を設定し、前記第1消費率と前記第2消費率との和を前記推定消費率とすることを要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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