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公開番号2025015972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118930
出願日2023-07-21
発明の名称情報処理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G08G 1/01 20060101AFI20250124BHJP(信号)
要約【課題】情報の提供者から、情報収集に対する同意を適切に取得する。
【解決手段】第一の車両から収集した第一のデータを第一の目的で利用することに対する第一の同意を、前記第一の車両のユーザから取得し、前記第一の同意に基づいて収集された前記第一のデータを第二の目的に転用することに対する第二の同意を、前記第一の車両のユーザから取得し、前記第一のデータを前記第二の目的に転用することで発生する利益の一部を前記第一の車両のユーザに付与するための所定の処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一の車両から収集した第一のデータを第一の目的で利用することに対する第一の同意を、前記第一の車両のユーザから取得することと、
前記第一の同意に基づいて収集された前記第一のデータを第二の目的に転用することに対する第二の同意を、前記第一の車両のユーザから取得することと、
前記第一のデータを前記第二の目的に転用することで発生する利益の一部を前記第一の車両のユーザに付与するための所定の処理を行うことと、
を実行する制御部を有する、情報処理装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記所定の処理は、想定される前記利益に基づいて、前記ユーザに付与するインセンティブを算出することを含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記所定の処理は、前記算出したインセンティブを前記ユーザに提示することを含む、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第一の同意と前記第二の同意を同一のタイミングで取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記タイミングにおいて、前記第一のデータが前記第二の目的に転用された場合に付与される前記インセンティブを前記ユーザに提示する、
請求項4に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両から情報を収集する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、個人情報の管理の適正化が求められている。これに関し、例えば、特許文献1には、個人情報を匿名化して外部提供するシステムにおいて、個人が特定されるリスクを算出可能な評価装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-228255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、情報の提供者から、情報収集に対する同意を適切に取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態の一態様は、
第一の車両から収集した第一のデータを第一の目的で利用することに対する第一の同意を、前記第一の車両のユーザから取得することと、前記第一の同意に基づいて収集された前記第一のデータを第二の目的に転用することに対する第二の同意を、前記第一の車両のユーザから取得することと、前記第一のデータを前記第二の目的に転用することで発生する利益の一部を前記第一の車両のユーザに付与するための所定の処理を行うことと、を実行する制御部を有する、情報処理装置である。
【0006】
また、他の態様として、上記の装置が実行する方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、情報の提供者から、情報収集に対する同意を適切に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一の実施形態に係る車両システムの概要図。
車載装置およびサーバ装置の構成要素を示した図。
車載装置およびサーバ装置が記憶するデータの一例。
車載装置が実行する処理のフローチャート。
データ提供に対する同意を問い合わせるための画面の例。
第二の実施形態における契約関連データの一例。
【発明を実施するための形態】
【0009】
近年、自動車から収集したデータを利用する試みが行われている。車両から収集したデータをビッグデータとして利用することで、様々なサービスを提供できるようになることが期待されている。
一方、車両から送信されるデータには、個人情報や、個人情報に類するものが含まれう
る。このようなデータには、個人情報そのものだけでなく、位置情報など、個人と紐づくことでプライバシーに関する問題を引き起こしうるものがある。
【0010】
このため、ユーザ(例えば、車両の所有者や運転者)に対して、データの利用に関する説明を行い、同意を得たうえで、収集したデータを利用する試みが行われている。説明の提供や同意の取得は、例えば、対象の車両に搭載されている車載装置を介して行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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