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公開番号2025016113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119171
出願日2023-07-21
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60L 58/12 20190101AFI20250124BHJP(車両一般)
要約【課題】電動車において外部給電と室内空調とを協調的に制御する。
【解決手段】電動車、モータに電力を供給するバッテリと、バッテリからの供給電力によって電動車の車室を空調する空調装置と、バッテリからの供給電力によって電動車の外部へ給電する外部給電装置と、車室の温度を検出する温度検出装置と、車室内に存在する乗員を検出する乗員検出装置と、空調装置及び外部給電装置の動作を制御する制御装置とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
モータによって車輪を駆動する電動車であって、
前記モータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリからの供給電力によって前記電動車の車室を空調する空調装置と、
前記バッテリからの供給電力によって前記電動車の外部給電する外部給電装置と、
前記車室の温度を検出する温度検出装置と、
前記車室内に存在する乗員を検出する乗員検出装置と、
前記空調装置及び前記外部給電装置の動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記空調装置及び前記外部給電装置の両者が動作している状態で、前記バッテリの充電残量が所定値まで低下したときに、前記乗員検出装置及び前記温度検出装置の各検出結果に応じて、前記空調装置又は前記外部給電装置の一方の動作を優先的に停止させる優先停止処理を実行可能であり、
前記優先停止処理では、前記乗員検出装置によって前記乗員の存在が検出され、かつ、前記温度検出装置による検出温度が所定の範囲外であるときに、前記外部給電装置の動作が優先的に停止される、
電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電動車に関する。ここでいう電動車とは、モータによって車輪を駆動する電動車を広く意味し、例えば、バッテリ電動車、ハイブリッド電動車、プラグインハイブリッド電動車、燃料電池電動車が含まれる。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、電動車が記載されている。この電動車は、空調装置及び外部給電装置を備える。空調装置及び外部給電装置は、バッテリからの供給電力によって動作する。外部給電装置の動作中は、乗員の有無に応じて空調装置の動作が中断される。これにより、外部給電中におけるバッテリの電力消費が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-231285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車による外部給電中に、バッテリの充電残量が大幅に低下することがある。この場合、空調装置を強制的に停止させることで、外部給電をより長く継続することができる。その一方で、車室内に乗員が存在する状態で空調装置が停止した場合、そのときの気候や気象状態によっては、車室内の快適性が損なわれ、乗員が不快に感じてしまうおそれがある。
【0005】
上記を鑑みて、本明細書は、バッテリの充電残量低下時における外部給電と室内空調との制御に関する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、モータによって車輪を駆動する電動車に具現化される。この電動車は、前記モータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリからの供給電力によって前記電動車の車室を空調する空調装置と、前記バッテリからの供給電力によって前記電動車の外部へ給電する外部給電装置と、前記車室の温度を検出する温度検出装置と、前記車室内に存在する乗員を検出する乗員検出装置と、前記空調装置及び前記外部給電装置の動作を制御する制御装置とを備える。
【0007】
前記制御装置は、前記空調装置及び前記外部給電装置の両者が動作している状態で、前記バッテリの充電残量が所定値まで低下したときに、前記乗員検出装置及び前記温度検出装置の各検出結果に応じて、前記空調装置又は前記外部給電装置の一方の動作を優先的に停止させる優先停止処理を実行可能である。前記優先停止処理では、前記乗員検出装置によって前記乗員の存在が検出され、かつ、前記温度検出装置による検出温度が所定の範囲外であるときに、前記外部給電装置の動作が優先的に停止される。
【0008】
上記した構成によると、車室の空調と外部給電との両者が動作している状態で、バッテリの充電残量が所定値まで低下したときは、乗員の存在と車室の温度とに応じて、車室の空調と外部給電との一方が停止する。特に、車室内に乗員が存在し、かつ、車室の温度が適温から外れるようなときは、外部給電が優先的に停止して車室の空調が維持される。これにより、車室内の快適性が維持される。一方、車室内に乗員が存在しない、あるいは、車室の温度が適温であるときは、車室の空調を優先的に停止してもよく、それによって外部給電を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電動車10の構成を示すブロック図である。
制御装置24が実行する一連の制御手順の一例を示すフローチャートである。
制御装置24における各種情報の流れを模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照して、実施例の電動車10について説明する。一例ではあるが、本実施例の電動車10は、いわゆるバッテリ電動車(BEV:Battery Electric Vehicle)である。なお、本実施例で説明する構成は、バッテリ電動車に限られず、他の種類の電動車にも同様に採用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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