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公開番号
2024164542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080103
出願日
2023-05-15
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60K
1/00 20060101AFI20241120BHJP(車両一般)
要約
【課題】高電圧コネクタを保護することができる車両を提供する。
【解決手段】車両は、電動駆動ユニットと、サスペンションメンバと、電動駆動ユニットに接続された電力供給用の高電圧コネクタと、を備える。高電圧コネクタは、電動駆動ユニットのサスペンションメンバに対向する対向面に位置している。電動駆動ユニットの対向面には、サスペンションメンバ側へ突出しているボス部が形成されている。ボス部は、電動駆動ユニットとサスペンションメンバとの間に介在するマウントが取付可能に構成されている。電動駆動ユニットに対するボス部の突出高さが、電動駆動ユニットに対する高電圧コネクタの突出高さよりも高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電動駆動ユニットと、サスペンションメンバと、前記電動駆動ユニットに接続された電力供給用の高電圧コネクタと、
を備える車両であって、
前記高電圧コネクタは、前記電動駆動ユニットの前記サスペンションメンバに対向する対向面に位置しており、
前記電動駆動ユニットの前記対向面には、前記サスペンションメンバ側へ突出しているボス部であって、前記電動駆動ユニットと前記サスペンションメンバとの間に介在するマウントが取付可能に構成されている前記ボス部が形成されており、
前記電動駆動ユニットに対する前記ボス部の突出高さが、前記電動駆動ユニットに対する前記高電圧コネクタの突出高さよりも高い、
車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、衝突時に、ハーネスのコネクタ部分を保護することが可能な車両が開示されている。具体的には、コネクタの出口部の近傍に、ボス部を追加配置している。ボス部は、出口部よりも車両後方側に突出している。車両衝突時に、ボス部をコネクタの出口部よりも先当てすることで、出口部を保護することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-202889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボス部などの保護部材を追加配置すると、重量の増加や、搭載性の悪化などが発生してしまう場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の構造によると、電動駆動ユニットをサスペンションメンバに固定するためのマウントを取り付けるためのボス部を、高電圧コネクタの保護部材として機能させることができる。保護部材を追加して配置する必要がないため、重量の増加や搭載性の悪化を招くことなく、高電圧コネクタを保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
リアモータモジュール10の左側面図である
リアモータモジュール10の上面図である。
後面衝突の発生時における、リアモータモジュール10の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(リアモータモジュール10の構造)
図1および図2を参照して、リアモータモジュール10について説明する。図1は、リアモータモジュール10の左側面図である。図2は、リアモータモジュール10の上面図である。以下では、図中に示す座標のX軸正側を車両の「後」と表現し、その反対側を車両の「前」と表現する。また、Z軸正側を車両の「上」と表現し、その反対側を車両の「下」と表現する。さらに、Y軸方向正側を車両の「右」と表現し、その反対側を車両の「左」と表現する。
【0008】
リアモータモジュール10は、車両の後部座席の後方に配置される装置である。リアモータモジュール10は、フロアパネルに、車両下方から固定される。リアモータモジュール10は、バッテリ(不図示)からの電力供給により、後輪(不図示)を駆動させる。図2に示されるように、リアモータモジュール10は、車両左右方向に略対称形状を有している。リアモータモジュール10は、電動駆動ユニット12、リアサスペンションメンバ14、高電圧コネクタ15、高電圧ワイヤハーネス16、を主に備えている。
【0009】
リアサスペンションメンバ14は、2本のサイドメンバ14sと、フロントクロスメンバ14fと、リアクロスメンバ14rと、を備えている。2本のサイドメンバ14sのそれぞれは、フロントクロスメンバ14fとリアクロスメンバ14rとにより接続されている。2本のサイドメンバ14sは、電動駆動ユニット12の車両左右方向に配置されている。2本のサイドメンバ14sは、車両前後方向に沿って延びている。一方のサイドメンバ14sは、他方のサイドメンバ14sと対になっており、互いに車両左右方向に対称形状である。そのため、以下では、一対のサイドメンバ14sを、単に、サイドメンバ14sと表現することがある。
【0010】
サイドメンバ14sは、前側サスマウント14mと、後側サスマウント14nとを備えている。前側サスマウント14mおよび後側サスマウント14nは、それぞれの中央部にネジ部を備えている。これにより、リアサスペンションメンバ14をフロアパネル下面に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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