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公開番号
2024164510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080042
出願日
2023-05-15
発明の名称
車両用充電機構の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60L
53/14 20190101AFI20241120BHJP(車両一般)
要約
【課題】予め定められた操作でインレットに対して充電コネクタをアンロックできない場合であってもそれらをアンロック状態にできる車両用充電機構の制御装置を提供する。
【解決手段】充電コネクタとインレットとをロックまたはアンロックするロック機構と、選択的にインレットを覆う充電リッドを閉めたときに充電リッドを固定するプッシュリフタと、を備えた車両用充電機構の制御装置であって、プッシュリフタに対する所定の操作を検出する検知機構と、ロック機構をロックまたはアンロックするコントローラとを備え、コントローラは、ロック機構がロック状態であるときに(ステップS1)、プッシュリフタに対して所定の操作が実行され(ステップS3でYES)、かつ車両のセキュリティに関する所定の条件が成立した場合(ステップS4でYES)には、ロック機構をアンロック状態に切り替える(ステップS5)。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
外部に設けられた充電設備の充電コネクタが接続されるインレットと、
前記インレットから前記充電コネクタが取り外されることを規制するロック状態と、前記インレットから前記充電コネクタを取り外しできるアンロック状態とを設定可能なロック機構と、
開閉されることにより選択的に前記インレットを覆うように構成された充電リッドと、
前記充電リッドを閉めたときに前記充電リッドを固定することが可能なプッシュリフタと、を備え、
予め定められた操作を実行することにより前記ロック機構が前記アンロック状態に切り替えられて前記インレットから前記充電コネクタを引き抜くことが可能な車両用充電機構の制御装置であって、
前記プッシュリフタに対して所定の操作が実行されたことを検出する検知機構と、
前記ロック機構を前記ロック状態と前記アンロック状態とに切り替えることが可能なコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記ロック機構が前記ロック状態であるときに、前記プッシュリフタに対して所定の操作が実行された場合には、前記車両のセキュリティが守られていることを判断するための所定の条件が成立するか否かを判定し、
前記所定の条件が成立した場合には、前記ロック機構をアンロック状態に切り替えるように構成されている
ことを特徴とする車両用充電機構の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力によって走行する車両に関するものであり、特に、コネクタを接続することによってその電力を車両のバッテリ供給することが可能な車両用充電機構の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正規ユーザの操作によって動作する状況を確保することを目的とした充電インレット装置が開示されている。特許文献1の装置は、給電プラグの挿込口であるインレットの上方に設けられ、給電プラグをインレットにロックするロック機構と、ロック機構のケース内に、スマート照合用の専用アンテナとして設けられたインレット発信機と、を備えている。インレット発信機は、車両の他のアンテナ(車外発信機、車内発信機)とは異なる専用の通信エリアをインレット付近に形成するように構成されている。そして、インレット付近に電子キーを近づけることにより、インレット発信機を介してスマート照合が成立すると、ロック機構の動作が許可あるいは実行されるように構成されている。
【0003】
特許文献2には、給電プラグのインレットへの挿抜を規制するロック装置を、より簡易な構成にすることを目的とした装置が開示されている。特許文献2のロック装置では、電子キーにおける施錠スイッチあるいは解錠スイッチを長押し操作することで、給電プラグのインレットへの挿抜が規制されたロック状態と、給電プラグのインレットへの挿抜が可能なアンロック状態との間でプラグロック装置の状態の切り替えが可能となるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-244590号公報
特開2014-117972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された装置では、ロック機構を動作させるために、電子キーをインレット付近に持ってくる操作が必要になるので、正規ユーザの意図しない認証の成立が生じることを抑制でき、給電プラグの不正取り外しを抑制することができる。しかしながら、ロック機構に新たに専用アンテナであるインレット発信機が設けられているため、そのロック機構が全体として大きくなってしまい、車両における搭載性が低下してしまう。また、車両のバッテリの充電時には供給される電圧が高電圧となるため、それによるノイズが生じてしまい、専用アンテナを介した電子キーの認証に失敗する可能性がある。
【0006】
特許文献2に記載された装置では、車両の施錠もしくは解錠のための電子キーの操作によって給電プラグのロック状態を切り替えることができるので、プラグロック装置の構成を簡素化することができる。しかしながら、特許文献2の構成では、プラグロック装置の状態の切り替えに電子キーが必須の構成となっている。そのため、例えば、給電プラグがインレットに挿入された状態で電子キーの電池が切れてしまうなど、電子キーからの制御信号が正しく伝達されなくなった場合には、コネクタをアンロックすることができなくなってしまうなどの不都合が生じる可能性がある。
【0007】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、予め定められた操作によってインレットに対して充電コネクタをアンロック状態に切り替えられない事態が発生した場合であっても、アンロック状態に切り替えることが可能な車両用充電機構の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の目的を達成するために、外部に設けられた充電設備の充電コネクタが接続されるインレットと、前記インレットから前記充電コネクタが取り外されることを規制するロック状態と、前記インレットから前記充電コネクタを取り外しできるアンロック状態とを設定可能なロック機構と、開閉されることにより選択的に前記インレットを覆うように構成された充電リッドと、前記充電リッドを閉めたときに前記充電リッドを固定することが可能なプッシュリフタと、を備え、予め定められた操作を実行することにより前記ロック機構が前記アンロック状態に切り替えられて前記インレットから前記充電コネクタを引き抜くことが可能な車両用充電機構の制御装置であって、前記プッシュリフタに対して所定の操作が実行されたことを検出する検知機構と、前記ロック機構を前記ロック状態と前記アンロック状態とに切り替えることが可能なコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ロック機構が前記ロック状態であるときに、前記プッシュリフタに対して所定の操作が実行された場合には、前記車両のセキュリティが守られていることを判断するための所定の条件が成立するか否かを判定し、前記所定の条件が成立した場合には、前記ロック機構をアンロック状態に切り替えるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明における車両用充電機構の制御装置では、プッシュリフタに対して所定の操作が行われたことを検出する検知機構が設けられている。検知機構によってプッシュリフタに所定の操作が行われたことが判定された場合には、車両のセキュリティが守られていることを判断するための所定の条件が成立することを判定する。その所定の条件が成立した場合には、ロック機構をアンロック状態に切り替えるように構成されている。そのため、予め定められた操作によってロック機構をアンロック状態に切り替えることができなくなった場合であっても、ロック機構をアンロック状態に切り替えて、インレットから充電コネクタを引き抜くことができる。また、プッシュリフタに対して所定の操作が実行されたとしても、所定の条件が成立しない場合、つまり、車両のセキュリティが守られていない場合にはロック機構をアンロック状態に切り替わらない。したがって、運転者や搭乗者などが意図せずにロック機構がアンロック状態に切り替えられてしまうことを抑制することができるので、防犯性を損なうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両の外部に設けられている充電設備から車両のバッテリに給電している状態を示す図である。
本発明を適用することのできる車両用充電機構を車両の外部から見た正面図である。
充電リッドを開けたときと閉めたときとのプッシュリフタとの関係を示すスケルトン図である。
プッシュリフタに対して所定の操作が行われていないときの信号の状態を説明するための図である。
プッシュリフタに対して所定の操作が行われたときの信号の状態を説明するための図である。
本発明の実施形態における車両用充電機構の制御装置によって実行される制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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