TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024144164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024026295
出願日2024-02-26
発明の名称ステアリングおよび合皮巻き方法
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B62D 1/06 20060101AFI20241003BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】合成皮革の縫製部における歪みを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】ステアリング(100)は、芯金(11)を含む本体部(10)と、本体部を覆う合皮部(20)と、を備える。合皮部は、第1合皮部(20A)と、第1合皮部と異なる素材である第2合皮部(20B)と、第1合皮部と第2合皮部とを互いに縫製する線状の第1縫製部(S1)とを有する。第1縫製部は、ステアリングを正面から見た場合に、ステアリングの中心に向かう方向に延伸していない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングであって、
芯金を含む本体部と、
前記本体部を覆う合皮部と、を備え、
前記合皮部は、第1合皮部と、前記第1合皮部と異なる素材である第2合皮部と、前記第1合皮部と前記第2合皮部とを互いに縫製する線状の第1縫製部とを有し、
前記第1縫製部は、前記ステアリングを正面から見た場合に、前記ステアリングの中心に向かう方向に延伸していない、ステアリング。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載のステアリングであって、
前記第1合皮部の硬さは、前記第2合皮部の硬さと異なる、ステアリング。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のステアリングであって、
前記第1合皮部の伸びは、前記第2合皮部の伸びと異なる、ステアリング。
【請求項4】
請求項1に記載のステアリングであって、
前記本体部は、上部と把持部と下部とを有し、
前記合皮部は、更に、前記第2合皮部と異なる素材である第3合皮部と、
前記第2合皮部と前記第3合皮部とを互いに縫製する線状の第2縫製部とを有し、
前記第1合皮部は、前記上部を覆い、前記第2合皮部よりも硬い素材であり、
前記第2合皮部は、前記把持部を覆い、前記第1合皮部および前記第3合皮部よりも伸びる素材であり、
前記第3合皮部は、前記下部を覆う、ステアリング。
【請求項5】
ステアリングへ合皮部を形成する合皮巻き方法であって、
芯金を含む本体部を準備する準備工程と、
前記本体部を、第1合皮部と、前記第1合皮部と異なる素材である第2合皮部と、前記第1合皮部と前記第2合皮部とを互いに縫製する線状の縫製部とを有する前記合皮部で覆う合皮部形成工程と、を含み、
前記合皮部形成工程は、前記第1合皮部を前記第1合皮部の幅方向に引っ張りながら前記第1合皮部と前記第2合皮部とを縫製して前記縫製部を形成する縫製工程を含み、
前記縫製部は、前記ステアリングを正面から見た場合に、前記ステアリングの中心に向かう方向に延伸していない、合皮巻き方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステアリングおよび合皮巻き方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ステアリングのグリップ部分を皮革で覆う技術が知られている。引用文献1には、皮革の両端部を突き合せて縫い合わせる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-165651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
応力が加わることによって、皮革の両端部を突き合せて縫い合わせる縫製部に歪みが生じる場合がある。天然皮革を用いる場合、熱によって収縮する性質を利用して、縫製部の歪みを抑制する技術が知られている。
【0005】
皮革として合成皮革を用いたいという要望がある。合成皮革は、天然皮革と比べて耐熱性が低いため、熱を加える熱処理によって縫製部における歪みを抑制できないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本開示の一形態によれば、ステアリングが提供される。このステアリングは、芯金を含む本体部と、前記本体部を覆う合皮部と、を備える。前記合皮部は、第1合皮部と、前記第1合皮部と異なる素材である第2合皮部と、前記第1合皮部と前記第2合皮部とを互いに縫製する線状の第1縫製部とを有する。前記第1縫製部は、前記ステアリングを正面から見た場合に、前記ステアリングの中心に向かう方向に延伸していない。
(2)上記形態のステアリングにおいて、前記第1合皮部の硬さは、前記第2合皮部の硬さと異なっていてもよい。
(3)上記形態のステアリングにおいて、前記第1合皮部の伸びは、前記第2合皮部の伸びと異なっていてもよい。
(4)上記形態のステアリングにおいて、前記本体部は、上部と把持部と下部とを有し、前記合皮部は、更に、前記第2合皮部と異なる素材である第3合皮部と、前記第2合皮部と前記第3合皮部とを互いに縫製する線状の第2縫製部とを有し、前記第1合皮部は、前記上部を覆い、前記第2合皮部よりも硬い素材であり、前記第2合皮部は、前記把持部を覆い、前記第1合皮部および前記第3合皮部よりも伸びる素材であり、前記第3合皮部は、前記下部を覆ってもよい。
【0008】
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ステアリングの本体部を覆う合皮部材等の態様で実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ステアリングの概要を示す模式図である。
第1合皮部と第2合皮部との縫製の説明図である。
第1縫製部の比較例の説明図である。
第1縫製部の説明図である。
図1をV-Vラインで切断した断面模式図である。
合皮巻き処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態におけるステアリング100の概要を示す模式図である。図1は、ステアリング100を正面から見た場合を示している。ステアリング100は車両の運転手によって把持される。ステアリング100は、運転手によって操作されることで、車両の操舵を実現する。ステアリング100は、中心ocを操舵の回転軸とする。本実施形態において、ステアリング100の形状は、略矩形形状である。より具体的には、ステアリング100の形状は、上部が下部よりも短い、略台形形状である。このような形状のステアリング100は、異形ステアリングともよばれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
自転車の傘
8か月前
個人
重量物移動台車
5か月前
井関農機株式会社
作業機
7か月前
個人
自転車用荷台
2か月前
個人
車両用横転防止装置
7か月前
井関農機株式会社
作業車両
4か月前
日本精機株式会社
表示装置
8か月前
個人
クリアレインシェード
6か月前
三甲株式会社
保護具
7か月前
個人
ステアリングの操向部材
2か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
4か月前
株式会社ホシプラ
台車
6か月前
株式会社北誠商事
被覆構造体
8か月前
個人
スライドレインプルーフ
4か月前
祖峰企画株式会社
平台車
3か月前
三甲株式会社
台車
7か月前
三甲株式会社
台車
1か月前
帝人株式会社
車両構造体
4か月前
三甲株式会社
台車
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
7か月前
井関農機株式会社
走行車両
7か月前
個人
足踏みペダル式自転車
4か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
15日前
豊田合成株式会社
ハンドル
5か月前
アルインコ株式会社
運搬台車
4か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
アルインコ株式会社
運搬台車
4か月前
株式会社オカムラ
カート装置
5か月前
株式会社オカムラ
カート装置
5か月前
アルインコ株式会社
箱付き台車
7か月前
株式会社ジェイテクト
操舵装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
個人
手押し運搬車車輪システム
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
続きを見る