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公開番号
2024142531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054690
出願日
2023-03-30
発明の名称
締結具及び締結具を有するヒンジ構造
出願人
株式会社ニフコ
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
F16B
21/08 20060101AFI20241003BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 組み立て時の作業性が良い締結具を提供する。
【解決手段】 ベース9及び回転体33に両端が突出した状態で挿入されたシャフト53の両端に結合する締結具55であって、シャフトの軸方向に沿って延びる基部60と、基部の両端に設けられ、互いに対向する第1面63を備えた一対の係合部61とを有し、一対の係合部のそれぞれは、第1面から凹みシャフトの端部に対向する底部69を有する受容孔65と、受容孔から係合部の縁部71に延びシャフトの端部の通過を許容する溝部67と、溝部に設けられシャフトを係止する係止部77とを有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ベース及び回転体に両端が突出した状態で挿入されたシャフトの両端に結合する締結具であって、
前記シャフトの軸方向に沿って延びる基部と、
前記基部の両端に設けられ、互いに対向する第1面を備えた一対の係合部とを有し、
前記一対の係合部のそれぞれは、前記第1面から凹み前記シャフトの端部に対向する底部を有する受容孔と、前記受容孔から前記係合部の縁部に延び前記シャフトの端部の通過を許容する溝部と、前記溝部に設けられ前記シャフトを係止する係止部とを有する締結具。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記底部及び前記溝部の底部分には、前記軸方向に貫通し、かつ前記溝部の延在方向に延び、前記係合部の前記縁部に到達するスリットが設けられている請求項1に記載の締結具。
【請求項3】
前記係合部の前記受容孔と前記基部との間には、前記軸方向に貫通する肉抜き部が設けられ、
前記スリットは、前記受容孔を横切って前記肉抜き部に到達している請求項2に記載の締結具。
【請求項4】
前記受容孔は前記軸方向から見て円形に形成されている請求項1に記載の締結具。
【請求項5】
前記係止部は、前記溝部内に突出した弾性爪である請求項1に記載の締結具。
【請求項6】
前記弾性爪は前記係合部の前記縁部側から前記受容孔に向けて前記溝部内に突出する傾斜面と、前記受容孔側を向く逆止面とを有する請求項5に記載の締結具。
【請求項7】
鞍乗型車両に搭載されたシートボックスと、前記シートボックスを開閉するシートとを回動可能に接続するヒンジ構造であって、
前記シートボックス及び前記シートに両端が突出した状態で挿通されたシャフトと、
前記シャフトの両端に結合する締結具とを有し、
前記締結具は、前記シャフトの軸方向に沿って延びる基部と、前記基部の両端に設けられ、互いに対向する第1面を備えた一対の係合部とを有し、
前記一対の係合部のそれぞれは、前記第1面から凹み前記シャフトの端部に対向する底部を有する受容孔と、前記受容孔から前記係合部の縁部に延び前記シャフトの端部の通過を許容する溝部と、前記溝部に設けられ前記シャフトを係止する係止部とを有するヒンジ構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、締結具及び締結具を有するヒンジ構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、収納ボックスとしての二輪車のシートボックスにシートを回動可能に接続するためのヒンジ構造を開示している。ヒンジ構造は、シートに取り付けられる第1のヒンジ部材と、シートボックスに取り付けられる第2のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材を接続するヒンジ軸とを有する。ヒンジ軸は、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材に設けられたヒンジ孔に挿入されるシャフトと、シャフトの端部に螺合されるナットとを有する。
【0003】
特許文献2は、車両に用いられるヒンジ構造を開示している。ヒンジ構造は、第1のヒンジ部材と、第2のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材を接続するシャフトと、シャフトに結合する締結具とを有する。シャフトは、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材に設けられたヒンジ孔に、端部が突出した状態で挿入される。締結具はボルトを受容する凹部を有し、かつ軟質の合成樹脂によって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭61-036465号公報
実開昭58-081270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のヒンジ構造を組み立てるためには、シャフトの端部にナットを螺合する必要がある。この作業は煩雑であり、組み立て時の作業性が悪いという問題がある。
【0006】
特許文献2のヒンジ構造を組み立てるためには、締結具の凹部を引っ張って広げながら凹部にシャフトを受容させる必要がある。締結具は軟質の合成樹脂によって形成されているため劣化し易い。また、この作業は煩雑であり、組み立て時の作業性が悪いという問題がある。
【0007】
本発明は、以上の背景を鑑み、組み立て時の作業性の良い締結具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、ベース(9)及び回転体(33)に両端が突出した状態で挿入されたシャフト(53)の両端に結合する締結具(55)であって、前記シャフトの軸方向に沿って延びる基部(60)と、前記基部の両端に設けられ、互いに対向する第1面(63)を備えた一対の係合部(61)とを有し、前記一対の係合部のそれぞれは、前記第1面から凹み前記シャフトの端部に対向する底部(69)を有する受容孔(65)と、前記受容孔から前記係合部の縁部(71)に延び前記シャフトの端部の通過を許容する溝部(67)と、前記溝部に設けられ前記シャフトを係止する係止部(77)とを有する。
【0009】
この態様によれば、シャフトに対して締結具を所定方向から押し込むことによって、シャフトを受容孔に係止することができる。よって、組み立て時の作業性の良い締結具を提供することができる。
【0010】
上記の態様において、前記底部及び前記溝部の底部分(72)には、前記軸方向に貫通し、かつ前記溝部の延在方向に延び、前記係合部の前記縁部に到達するスリット(73)が設けられているとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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