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公開番号2024065482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174366
出願日2022-10-31
発明の名称バルブ装置
出願人株式会社フジキン
代理人
主分類F16K 41/12 20060101AFI20240508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ダイヤフラムの位置ズレによるシール性の低下を原因とする外部リークが生じず、また現地メンテナンスが容易なバルブ装置を提供すること
【解決手段】押圧手段9を操作することで、バルブボディ2の内部に形成された弁座23に弁体3を当接離間させて流路の連通遮断を行うバルブ装置1であって、押圧手段9の付勢力を弁体3に伝えるとともに、内部の流体が外部に漏れ出すことを防止するダイヤフラム5を備え、このダイヤフラム5は、複数のダイヤフラムを重ね合わせ、側面の1箇所の接合部50において接合するようにしている。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
押圧手段を操作することで、バルブボディの内部に形成された弁座に弁体を当接離間させて流路の連通遮断を行うバルブ装置であって、
前記押圧手段の付勢力を弁体に伝えるとともに、内部の流体が外部に漏れ出すことを防止するダイヤフラムを備え、
該ダイヤフラムは、複数のダイヤフラムを重ね合わせ、側面の1箇所において接合するようにしたバルブ装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記複数のダイヤフラムの接合は、積層造形により接合されている請求項1に記載のバルブ装置。
【請求項3】
前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する付勢部材と、
前記弁座が形成された弁室の開口部に取り付けられたダイヤフラム周縁部を押圧固定する蓋体とを備え、
該蓋体は、内部に前記押圧手段の付勢力を伝達する弁棒を移動可能に配設し、該弁棒の先端に形成されたダイヤフラム押さえが前記複数のダイヤフラムを介して前記弁体を前記弁座に押圧する請求項1又は2に記載のバルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部を流通する流体が外部に漏れ出すのを防ぐためのシールとして、ダイヤフラムを用いたバルブ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、流体の流れを制御する開閉弁等のバルブ装置では、バルブボディの内部に流入口と流出口とを繋ぐ流路と、流路の途中に弁座を形成した弁室を備え、弁座に当接離間する弁体を操作することで流体の流れを制御するようにしている。弁座に弁体が着座している際は、流体の流れは阻止され、弁座から弁体が離間することで流体は上流側から下流側に流れることとなる。通常弁体は、アクチュエータからの作動力を受けるステムの先端に設けられている。
【0003】
弁体が弁座から離間し流体が上流側から下流側に流れているとき、バルブボディとステムとの隙間から流体が外部に漏れ出す、いわゆる外部リークを防止するためにシール部材が用いられている。
【0004】
例えば、引用文献1に開示されているダイヤフラムシール弁は、そのシール部材としてダイヤフラムが使用されている。引用文献1のダイヤフラム弁は、弁箱の内部に弁体が配置され、弁体はバネにより上方に弾性力を受けている。弁箱の上方にはフタが取付けられ、フタの内部にはダイヤフラム押さえと昇降操作可能な弁棒が収納されている。ダイヤフラムはフタと弁箱との端面により挟持されており、ダイヤフラム押さえがダイヤフラム上面に当接しダイヤフラム下面が弁体を押し下げ弁座に着座し流体の流れを阻止するように構成されている。このように構成されることで、弁体が弁座から離間しても、ダイヤフラムによって内部の流体は外部に漏れ出すことがない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭54-006623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
引用文献1に記載のダイヤフラム弁等、従来のダイヤフラムシール弁では、シール性を向上させる観点から、高温高圧環境下で用いる場合、複数のダイヤフラムを重ねたものを用いている。このように複数のダイヤフラムを用いる場合、個々のダイヤフラムの位置ズレによるシール性の低下を原因とする外部リークが生じることがあり、様々な方向の管路に取り付けられた状態で行われる現地メンテナンス時において施工が難しいとの問題がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高温高圧環境下で用いることが可能なダイヤフラムシール弁において、外部リークが生じず、現地メンテナンス時における施工が容易なダイヤフラムシール弁を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本発明に係るバルブ装置は、
押圧部材を操作することで、バルブボディの内部に形成された弁座に弁体を当接離間させて流路の連通遮断を行うバルブ装置であって、
押圧部材の付勢力を弁体に伝えるとともに、内部の流体が外部に漏れ出すことを防止するダイヤフラムを備え、
このダイヤフラムは、側面の1箇所において接合された複数のダイヤフラムを用いている。
【0009】
このバルブ装置は、複数のダイヤフラムが接合され一体となっていることから、ダイヤフラムの位置ズレによるシール性の低下を原因とする外部リークが生じず、また現地メンテナンスが容易である。
【0010】
また、複数のダイヤフラムの接合は、積層造形により接合することができる。積層造形とは、所謂3Dプリンタを用いた造形方法である。通常、3Dモデルを、例えば、粉末焼結積層の場合、粉末状の樹脂や金属を焼結することで立体形状を作っていくものであるが、これを応用し、重ね合わせたダイヤフラムの側面の一箇所を挟持するように、小さなコ字状部材を積層造形することで複数のダイヤフラムが接合される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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