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公開番号2024142493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054647
出願日2023-03-30
発明の名称乾燥穀物風粒状物
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A23L 7/10 20160101AFI20241003BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】高アミロース米由来デンプンと難消化性デンプンを主成分とする乾燥穀物風粒状物の炊飯後に生じる白ボケの発生を予防するとともに、再度加熱調理した際に白ボケが改善されるようにすることを目的とする。
【解決手段】高アミロース米由来デンプンおよび難消化性デンプンを主成分とする穀物風粒状物に用いる品質改良剤において、DE値0~20の物質が品質改良剤の全重量中50~100重量%である、穀物風粒状物に用いる品質改良剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
高アミロース米由来デンプンおよび難消化性デンプンを主成分とする穀物風粒状物に用いる品質改良剤において、
DE値0~20の物質が品質改良剤の全重量中50~100重量%である、穀物風粒状物に用いる品質改良剤。
続きを表示(約 65 文字)【請求項2】
DE0~20の物質が高含有アミロペクチン由来である、請求項1記載の穀物風粒状物に用いる品質改良剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物風粒状物の添加剤に関する。より詳しくは、穀物風粒状物の見た目や味を改善する添加材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ライフスタイルの多様化により、最適化栄養食と呼ばれる一日に必要な栄養素を簡便に摂取できると謳われるドリンクやグミ、麺類など商品が上市されている。これらの商品は、厚生労働省より設定された栄養素等表示基準値や同じく厚生労働省により策定された日本人の食事摂取基準に記載されている必須栄養素の1日に必要とされる量の3分の1量以上含まれるものである。これとは別に、数種類の栄養素のみ足らないもののほぼ最適化食である準最適化食や特定の栄養素のみを補うようなサプリメントなどの商品もあり、日々の食生活で不足している必要な栄養素を簡単に補えるような食品が多数上市されている。
【0003】
上記食品は、元の原料の成分に対して新たな成分を添加したものであり、成分組成が自由に設定できる食材と言える。そして、成分組成の変更方法も比較的簡単である。例えば、ドリンクであれば溶媒となる液体に新たな成分を添加して混合すればよい。また、グミや麺類等は、原材料に新たな成分を添加した後、通常の製造工程を経て成形すればよい。このように、その多くは配合への必要成分の添加/不要成分の除去を比較的容易に行う事が可能という側面を持つ。
【0004】
一方、日本人の主食である米は成分組成を自由に変更できる食材ではない。しかし、近年の健康志向の影響もあり、摂取カロリーの低減や新たな成分を追加した米が求められている。このような需要に対して、コンニャク粉を含んだ混合物を米状に成形したコンニャク米が提案されている(特許文献1参照)。コンニャク米を米の一部と置き換えて炊飯することで、血液中のブドウ糖の上昇を抑制、満腹感を感じながらも、摂取カロリーを抑え、肥満を防ぐなどの効果が期待できる。
【0005】
また、難消化性デキストリンとともに炊飯する方法も提案されている(特許文献2参照)。難消化性デキストリンを添加することで、血糖値上昇抑制、整腸作用、脂質代謝の改善などの生理効果が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2020-505903号公報
特許第6125681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の場合、通常の米とは異なりコンニャク米の食感が柔らかいため、喫食時に違和感が生じてしまう。一方、特許文献2のように難消化性の物を用いる場合、炊飯前に添加できるのは10~15%程度までしか添加できず、それ以上は通常の米とは違う食感・風味になってしまう問題がある。
【0008】
そこで、本発明者等はまず、摂取カロリーを抑えるととともに、加熱調理した際の食感等が通常の米を炊飯したものに近い乾燥穀物風粒状物について研究を行った。そして、高アミロース米由来デンプンと難消化性デンプンとを組み合わせて用いることで、摂取カロリーが抑えられ、しかも食感等を通常の米に近づけられること発見した。
【0009】
ところで、得られた乾燥穀物風粒状物は、炊飯直後であればツヤや透明感が通常の炊飯米と同等であった。しかし、炊飯後一定の温度で保温し続けると、ツヤや透明感がなくなり白ボケしてしまうといった問題が新たに生じた。また、炊飯後に冷蔵・冷凍した場合にもツヤや透明感がなくなり白ボケてしまうだけでなく、いったん見た目が悪くなってしまった穀物風粒状物はその後再加熱をしても見た目が改善されないという問題が生じた。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、高アミロース米由来デンプンと難消化性デンプンを主成分とする乾燥穀物風粒状物の炊飯後に生じる白ボケの発生を予防するとともに、再度加熱調理した際に見た目が改善されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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