TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024104409
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-05
出願番号
2023008595
出願日
2023-01-24
発明の名称
焙煎装置
出願人
ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類
A23N
12/08 20060101AFI20240729BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】簡単に風味の良い焙煎物を得ることができ、使い勝手に優れた焙煎装置を提供すること。
【解決手段】複数の焙煎レベルから1つを選択するレベルスイッチを備え、制御装置は、被焙煎物を加熱する温度とその温度を維持する時間との組み合わせにより規定される焙煎プロファイルを焙煎レベル毎に有している。焙煎プロファイルを構成する温度には選択可能な複数の設定温度が存在し、設定温度の中から2つ以上が選択されて前記焙煎プロファイルが構成されている。これにより、焙煎レベルを選択するだけで自動的に焙煎度に応じた焙煎プロファイルが設定されるので、簡単に焙煎を行うことができる。そして焙煎プロファイルは、設定温度を維持することで被焙煎物に狙いの風味を付加するとともに、2つ以上の設定温度から構成されることで焙煎レベルに合った風味の良い焙煎物を得ることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の焙煎レベルから1つを選択するレベルスイッチと、
前記レベルスイッチで選択した前記焙煎レベルに基づき焙煎動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、被焙煎物を加熱する温度とその温度を維持する時間との組み合わせにより規定される焙煎プロファイルを前記焙煎レベル毎に有しており、
前記焙煎プロファイルを構成する温度には選択可能な複数の設定温度が存在し、
前記設定温度の中から2つ以上が選択されて前記焙煎プロファイルが構成されている焙煎装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記設定温度は、メイラード反応が起こる温度域内の第一設定温度と、加水分解反応が起こる温度域内の第二設定温度と、カラメル化が起こる温度域内の第三設定温度と、前記第三設定温度より高い温度域内の第四設定温度と、を含む請求項1記載の焙煎装置。
【請求項3】
すべての前記焙煎プロファイルが前記第四設定温度を含んで構成される請求項2記載の焙煎装置。
【請求項4】
前記第四設定温度は、前記焙煎レベルに応じて異なる温度に設定される請求項3記載の焙煎装置。
【請求項5】
前記焙煎レベルのうち、浅い焙煎度が選択されたときに実行される前記焙煎プロファイルには前記第二設定温度が含まれ、
前記第二設定温度を維持する時間が当該焙煎プロファイルの実行時間の中で最も長く設定されている請求項4記載の焙煎装置。
【請求項6】
前記焙煎レベルのうち、深い焙煎度が選択されたときに実行される前記焙煎プロファイルには前記第三設定温度が含まれ、
前記第三設定温度を維持する時間が当該焙煎プロファイルの実行時間の中で最も長く設定されている請求項4または5記載の焙煎装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー豆等の被焙煎物を焙煎する焙煎装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コーヒーの生豆等の被焙煎物を焙煎する装置があり、ガスを利用して焙煎を行うガス式焙煎装置、ヒータを発熱させてその熱で焙煎を行う電気加熱式焙煎装置、ヒータで加熱した空気によって焙煎を行う熱風式焙煎装置など、様々な方式のものが知られている。また、一般の家庭でも使用できるような小型の焙煎装置も開発されており、家庭に居ながら焙煎したての豆から淹れたコーヒーを楽しむことができる(例えば、特許文献1)。
【0003】
なお、いずれの方式においても、焙煎は焙煎プロファイルと呼ばれる熱対時間曲線を被焙煎物に適用することによって行われる(例えば、特許文献2)。焙煎装置においては、被焙煎物または焙煎室の温度を検知するための温度センサが設けられており、センサの検知温度が焙煎プロファイルにおいて指定された温度となるように火力やヒータの出力を調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6664535号公報
特開2018-113958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、コーヒー豆を焙煎する際には、好みに応じて浅煎り~深煎りまで複数段のレベルに分けて焙煎を行うこともある。この場合、焙煎レベルごとに異なるプロファイルが存在するため、焙煎装置には焙煎レベルに応じて適切なプロファイルが設定されるようになっていると大変使い勝手がよい。特に、一般の家庭で焙煎装置を使用する場合には、風味の良さはもとより、手間をかけず簡単に焙煎物が得られることも求められる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、焙煎レベルを選択するだけで簡単に風味の良い焙煎物を得ることができ、使い勝手に優れた焙煎装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、複数の焙煎レベルから1つを選択するレベルスイッチと、
前記レベルスイッチで選択した前記焙煎レベルに基づき焙煎動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、被焙煎物を加熱する温度とその温度を維持する時間との組み合わせにより規定される焙煎プロファイルを前記焙煎レベル毎に有しており、
前記焙煎プロファイルを構成する温度には選択可能な複数の設定温度が存在し、
前記設定温度の中から2つ以上が選択されて前記焙煎プロファイルが構成されている焙煎装置である。
【発明の効果】
【0008】
上述のように構成することにより、焙煎レベルを選択するだけで適切なプロファイルが設定されるので、簡単に風味の良い焙煎物を得ることができ、使い勝手に優れた焙煎装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の焙煎装置の断面図である。
本実施形態の焙煎装置における焙煎プロファイルの一例を示すグラフである。
本実施形態の焙煎装置における制御装置のブロック図である。
本実施形態の焙煎装置における、焙煎プロファイルと設定温度の組み合わせの一例を示す図である。
本実施形態の焙煎装置における、焙煎レベルと設定される焙煎プロファイルの組み合わせの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
群馬県
こんにゃく
3か月前
個人
柑橘系炭酸飲料水
1か月前
大正製薬株式会社
飲料
2か月前
個人
古代食品、醍醐味
1か月前
株式会社東洋新薬
組成物
9日前
不二製油株式会社
発酵乳
1か月前
個人
海苔簀張設具
2か月前
不二製油株式会社
加工食品
2か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
2か月前
池田食研株式会社
灰汁抑制剤
2か月前
不二製油株式会社
高栄養冷菓
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
2か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
3か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
1か月前
エムケー精工株式会社
塗布装置
2か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
1か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
1か月前
株式会社ニッピ
気分状態の改善剤
17日前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
1か月前
SoPros株式会社
血圧改善剤
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
SoPros株式会社
冷え性改善剤
1か月前
三井農林株式会社
紅茶葉の製造方法
1か月前
株式会社ノエビア
免疫賦活用組成物
1か月前
日本製紙株式会社
麺類
1か月前
池田食研株式会社
圧縮成型肉様食品
1か月前
個人
フィッシュジャーキーの製造方法
1か月前
日本製紙株式会社
畜肉様組成物
1か月前
株式会社イツワ工業
海苔製造機
2か月前
不二製油株式会社
茹で卵黄様食品素材
2か月前
不二製油株式会社
風味油脂の製造方法
2か月前
一丸ファルコス株式会社
経口用組成物
1か月前
昭和産業株式会社
麺類の製造方法
1か月前
株式会社優食
食品製造装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る