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公開番号
2024120601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027499
出願日
2023-02-24
発明の名称
食品製造装置
出願人
株式会社優食
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
7/109 20160101AFI20240829BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】切断して麺を形成するためのシート状の食品を安定した品質で大量に製造する食品製造装置を提供する。
【解決手段】圧縮部7は、積層シート17を挟んで圧縮する一対の圧縮ローラ61を少なくとも一組有する。一対の圧縮ローラ61は、積層シート17を挟み込みながら回転することで、積層シート17を搬送方向へ送りながら、圧縮することができる。積層シート17は、圧縮ローラ61で圧縮されることで、ペースト層12に含まれる水分がシート部材10,16を透過して外部へ染み出る。一対の圧縮ローラ16の少なくとも一方の外周面には、貫通孔が形成されている。圧縮ローラ61は、圧縮によって積層シート17から染み出た水分を、貫通孔を通過させることで、圧縮ローラ61の内部空間へ導くことができる。圧縮ローラ61は、効率よく積層シート17から水分を除去することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
切断して麺を形成するためのシート状の食品を製造する食品製造装置であって、
搬送経路に対して通水性を有する第1のシート部材を供給する第1のシート部材供給部と、
前記第1のシート部材上に食品のペーストを供給して、前記第1のシート部材上に薄板状に広がったペースト層を形成するペースト供給部と、
前記第1のシート部材との間で前記ペースト層を挟むように通水性を有する第2のシート部材を供給する第2のシート部材供給部と、
前記第1のシート部材、前記ペースト層、及び前記第2のシート部材による積層シートを圧縮する圧縮部と、を備え、
前記圧縮部は、前記積層シートを挟んで圧縮する一対の圧縮ローラを少なくとも一組有し、
一対の前記圧縮ローラの少なくとも一方の外周面には、貫通孔が形成されている、食品製造装置。
続きを表示(約 97 文字)
【請求項2】
前記圧縮部は、一対の前記圧縮ローラを複数組有し、
前記積層シートの搬送方向の下流側へ向かうに従って、一対の前記圧縮ローラ間の隙間が狭くなる、食品製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品製造装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、切断して麺を形成するためのシート状の食品を製造する装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この装置では、作業者が、型内に木綿のシート部材を敷き、その上から豆乳を供給して薄板状に広げ、その上から木綿のシートを折り返して覆い、更にその上に豆乳を薄板状に広げる。作業者は、そのような作業を繰り返し、積層体を形成した後に型内でプレスすることで、豆腐を製造している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-135490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の装置においては、作業者が木綿シートの折り返し、豆乳を薄板状に広げる作業を繰り返さなくては、シート状の食品を製造できない。従って、安定した品質の食品を大量に製造するために、シート部材間に豆乳を挟み込んで型枠内で折り畳み、プレスで圧縮する場合がある。しかしながら、一対のシート部材に挟まれた凝固豆乳は、接着性が不十分である場合に、型枠内で均一に折り畳むことが難しい場合ある。また、プレスで圧縮を行うのに時間がかかる場合もある。以上のように、シート状の食品の取り扱いが難しくなるとによって品質が不安定になるという問題や、製造に時間がかかるという問題が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、切断して麺を形成するためのシート状の食品を安定した品質で大量に製造する食品製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る食品製造装置は、切断して麺を形成するためのシート状の食品を製造する食品製造装置であって、搬送経路に対して通水性を有する第1のシート部材を供給する第1のシート部材供給部と、第1のシート部材上に食品のペーストを供給して、第1のシート部材上に薄板状に広がったペースト層を形成するペースト供給部と、第1のシート部材との間でペースト層を挟むように通水性を有する第2のシート部材を供給する第2のシート部材供給部と、第1のシート部材、ペースト層、及び第2のシート部材による積層シートを圧縮する圧縮部と、を備え、圧縮部は、積層シートを挟んで圧縮する一対の圧縮ローラを少なくとも一組有し、一対の圧縮ローラの少なくとも一方の外周面には、貫通孔が形成されている。
【0007】
この食品製造装置において、第1のシート部材供給部は、搬送経路に対して通水性を有する第1のシート部材を供給する。ペースト供給部は、第1のシート部材上に食品のペーストを供給して、第1のシート部材上に薄板状に広がったペースト層を形成する。そして、第2のシート部材供給部は、第1のシート部材との間でペースト層を挟むように通水性を有する第2のシート部材を供給する。以上より、作業者がペーストを手作業でシート部材上に広げるようなことを行わなくとも、各供給部が搬送経路に沿ってシート部材及びペーストを流すような動作によって、積層シートを自動的に形成することが可能となる。このような積層シートは、ペースト層を両面側からシート部材で挟むものであるため、圧縮部で圧縮する際の取り扱い性が高い。このため、作業者の手作業によらずに、圧縮部によってペースト層を圧縮する工程を自動化することが可能となる。以上のように、各工程の自動化を図ることによって、シート状の食品を安定した品質で大量に製造することができる。ここで、圧縮部は、積層シートを挟んで圧縮する一対の圧縮ローラを少なくとも一組有する。従って、一対の圧縮ローラは、積層シートを挟み込みながら回転することで、当該積層シートを搬送方向へ送りながら、圧縮することができる。一対の圧縮ローラの少なくとも一方の外周面には、貫通孔が形成されている。そのため、圧縮ローラは、圧縮によって積層シートから染み出た水分を、貫通孔を通過させることで、圧縮ローラの内部空間へ導くことができる。そのため、圧縮ローラは、効率よく積層シートから水分を除去することができる。従って、圧縮ローラを通過させた後の積層シートの取り扱い性を向上させることができ、それによって以降の工程を行い易くすることができ、且つ時間を短縮することができる。以上より、切断して麺を形成するためのシート状の食品を安定した品質で大量に製造することができる。
【0008】
圧縮部は、一対の圧縮ローラを複数組有し、積層シートの搬送方向の下流側へ向かうに従って、一対の圧縮ローラ間の隙間が狭くなってよい。これにより、搬送方向へ搬送される積層シートに対する圧縮力を徐々に高めることができ、積層シートに含まれる水分の量に応じて、段階的に水分を除去することができる。そのため、急激に水分を除去することで食品の品質が不安定になることを抑制しながら、十分に水分を除去することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、切断して麺を形成するためのシート状の食品を安定した品質で大量に製造する食品製造装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る食品製造装置を示す概念図である。
食品製造装置での各工程における食品の状態を示す概念図である。
食品製造装置の積層体製造装置の概略側面図である。
ペースト供給部付近の構成を示す斜視図である。
圧縮部の構成を説明するための概略図である。
変形例に係る食品製造装置の積層体製造装置の概略側面図である。
圧縮ローラを示す斜視図である。
圧縮ローラの外周面を示す図である。
本実施形態に係る圧縮ローラによる圧縮態様を示す模式図である。
比較例に係る圧縮ローラによる圧縮態様を示す模式図である。
変形例に係る食品製造装置の圧縮部を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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