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公開番号2024141594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053331
出願日2023-03-29
発明の名称電磁波吸収部材
出願人リンテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 9/00 20060101AFI20241003BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】窓ガラスに適用した場合に、外部から導電体パターンを視認し難くする電磁波吸収部材を提供する。
【解決手段】抵抗層20と、光透過性部材30と、隠蔽層40と、を有し、前記抵抗層20と、前記光透過性部材30と、前記隠蔽層40とがこの順に積層されており、前記隠蔽層40における前記光透過性部材30とは反対側の面および前記光透過性部材30側の面の少なくとも一方の算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以上である、電磁波吸収部材10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
抵抗層と、光透過性部材と、隠蔽層と、を有し、
前記抵抗層と、前記光透過性部材と、前記隠蔽層とがこの順に積層されており、
前記隠蔽層における前記光透過性部材とは反対側の面および前記光透過性部材側の面の少なくとも一方の算術平均粗さ（Ｒａ）が０．０１μｍ以上である、電磁波吸収部材。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
前記隠蔽層は、樹脂と、前記樹脂に分散された微粒子と、を含む防眩層を有する、請求項１に記載の電磁波吸収部材。
【請求項３】
前記隠蔽層の比誘電率が１．０以上である、請求項１に記載の電磁波吸収部材。
【請求項４】
前記光透過性部材は、窓ガラスである、請求項１に記載の電磁波吸収部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電磁波吸収部材に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
窓ガラスに熱線遮蔽性や電磁波吸収性を付与するために、窓ガラスに、金属からなる導電体パターンを有し、電磁波吸収性能を有する透明フィルムを貼付することが検討されている。
【０００３】
窓ガラスに上記のような透明フィルムを貼付した場合、外部から上記導電体パターンを視認できるため、窓ガラスの外観を損ねるという課題があった。
【０００４】
例えば、特許文献１には、透明板ガラスの一方の面上に電磁波遮蔽層を形成した建物用電磁波遮蔽窓ガラスにおいて、前記透明板ガラスの他方の面に、前記透明板ガラスより屈折率が高い高屈折率酸化物膜を形成して反射率を高くし、前記高屈折率酸化物膜を形成した面を建物の外側の面として用いることにより、電磁波遮蔽層を目立たなくすることが記載されている。
【０００５】
また、特許文献２には、複数の導電部を有し、少なくとも１つの周波数帯の電波を選択的に遮蔽する周波数選択膜において、各導電部が透光性を有するものとすることにより、導電部を目立たなくすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特公平７－１１５８９１号公報
特開２００７－３３６４１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、特許文献１、２に記載されている方法では、電磁波遮蔽層や導電部を十分に目立たなくすることができず、依然として電磁波遮蔽層や導電部が外観を損ねるという課題があった。
【０００８】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、窓ガラスに適用した場合に、外部から導電体パターンを視認し難くする電磁波吸収部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明は、以下の電磁波吸収部材を提供する。
［１］抵抗層と、光透過性部材と、隠蔽層と、を有し、
前記抵抗層と、前記光透過性部材と、前記隠蔽層とがこの順に積層されており、
前記隠蔽層における前記光透過性部材とは反対側の面および前記光透過性部材側の面の少なくとも一方の算術平均粗さ（Ｒａ）が０．０１μｍ以上である、電磁波吸収部材。
［２］前記隠蔽層は、樹脂と、前記樹脂に分散された微粒子と、を含む防眩層を有する、［１］に記載の電磁波吸収部材。
［３］前記隠蔽層の比誘電率が１．０以上である、［１］に記載の電磁波吸収部材。
［４］前記光透過性部材は、窓ガラスである、［１］に記載の電磁波吸収部材。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、窓ガラスに適用した場合に、外部から導電体パターンを視認し難くする電磁波吸収部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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