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公開番号
2024154286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023068034
出願日
2023-04-18
発明の名称
高周波焼入システム
出願人
富士電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H05B
6/10 20060101AFI20241023BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】本開示の高周波焼入システムは、誘導コイルの取り替えを自動的に行うことができる。
【解決手段】本開示の高周波焼入システムは、第1コイルユニットと、第2コイルユニットと、基端側部材と、交換機構とを有する高周波焼入システムであって、交換機構により、第1結合状態から第2結合状態へと結合状態を変更する場合、第1基端側電極と第1リード部とが接触し第1凸部と第1凹部とが嵌合している状態から、第1基端側電極と第3リード部とが接触し第1凸部と第3凹部とが嵌合する状態へと変更され、第2基端側電極と第2リード部とが接触し第2凸部と第2凹部とが嵌合している状態から、第2基端側電極と第4リード部とが接触し第2凸部と第4凹部とが嵌合する状態へと変更されるものである。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1コイルユニットと、第2コイルユニットと、基端側部材と、交換機構とを有する高周波焼入システムであって、
交換機構は、第1コイルユニットと基端側部材とが結合している第1結合状態から第2コイルユニットと基端側部材とが結合している第2結合状態へと結合状態を変更するものであって、
基端側部材は、第1基端側電極と、第2基端側電極と、第1基端側電極から突出した第1凸部と、第2基端側電極から突出した第2凸部とを有し、
第1コイルユニットは、第1誘導コイルと、第1誘導コイルに電力を供給する第1リード部及び第2リード部と、第1リード部に設けられた第1凹部と、第2リード部に設けられた第2凹部とを有し、
第2コイルユニットは、第2誘導コイルと、第2誘導コイルに電力を供給する第3リード部及び第4リード部と、第3リード部に設けられた第3凹部と、第4リード部に設けられた第4凹部とを有し、
交換機構により、第1結合状態から第2結合状態へと結合状態を変更する場合、第1基端側電極と第1リード部とが接触し第1凸部と第1凹部とが嵌合している状態から、第1基端側電極と第3リード部とが接触し第1凸部と第3凹部とが嵌合する状態へと変更され、
第2基端側電極と第2リード部とが接触し第2凸部と第2凹部とが嵌合している状態から、第2基端側電極と第4リード部とが接触し第2凸部と第4凹部とが嵌合する状態へと変更される高周波焼入システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
第1コイルユニットと、第2コイルユニットと、基端側部材と、交換機構とを有する高周波焼入システムであって、
交換機構は、第1コイルユニットと基端側部材とが結合している第1結合状態から第2コイルユニットと基端側部材とが結合している第2結合状態へと結合状態を変更するものであって、
基端側部材は、第1基端側電極と、第2基端側電極と、第1基端側電極に設けられた第1凹部と、第2基端側電極に設けられた第2凹部とを有し、
第1コイルユニットは、第1誘導コイルと、第1誘導コイルに電力を供給する第1リード部及び第2リード部と、第1リード部から突出した第1凸部と、第2リード部から突出した第2凸部とを有し、
第2コイルユニットは、第2誘導コイルと、第2誘導コイルに電力を供給する第3リード部及び第4リード部と、第3リード部から突出した第3凸部と、第4リード部から突出した第4凸部とを有し、
交換機構により、第1結合状態から第2結合状態へと結合状態を変更する場合、第1基端側電極と第1リード部とが接触し第1凹部と第1凸部とが嵌合している状態から、第1基端側電極と第3リード部とが接触し第1凹部と第3凸部とが嵌合する状態へと変更され、
第2基端側電極と第2リード部とが接触し第2凹部と第2凸部とが嵌合している状態から、第2基端側電極と第4リード部とが接触し第2凹部と第4凸部とが嵌合する状態へと変更される高周波焼入システム。
【請求項3】
第1凸部、第1凹部、第2凸部、第2凹部、第3凹部、第4凹部、第1誘導コイル、第2誘導コイルのそれぞれは、内部に冷却剤を流す空洞を有し、
第1結合状態の時、第1凸部、第1凹部、第2凸部、第2凹部、第1誘導コイルのそれぞれの空洞の内部を冷却剤が流れ、
第2結合状態の時、第1凸部、第3凹部、第2凸部、第4凹部、第2誘導コイルのそれぞれの空洞の内部を冷却剤が流れる請求項1又は2に記載の高周波焼入システム。
【請求項4】
第1凹部には第1凹部の内側に突出する第1のOリングが配置され、第2凹部には第2凹部側の内側に突出する第2のOリングが配置され、
第3凹部には第3凹部の内側に突出する第3のOリングが配置され、第4凹部には第4凹部側の内側に突出する第4のOリングが配置され、
第1結合状態のとき、第1凸部と第1のOリングとが接触し、第2凸部と第2のOリングとが接触し、
第2結合状態のとき、第1凸部と第3のOリングとが接触し、第2凸部と第4のOリングとが接触する請求項1又は2に記載の高周波焼入システム。
【請求項5】
第1結合状態のとき、第1凸部と第1凹部とが嵌合し、第2凸部と第2凹部とが嵌合して、第1基端側電極と第1リード部、第2基端側電極と第2リード部の位置合わせがなされる請求項1又は2に記載の高周波焼入システム。
【請求項6】
第2結合状態のとき、第1凸部と第3凹部とが嵌合し、第2凸部と第4凹部とが嵌合して、第1基端側電極と第3リード部、第2基端側電極と第4リード部の位置合わせがなされる請求項1又は2に記載の高周波焼入システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動的に誘導コイルを取り替える高周波焼入システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、高周波焼入は大量生産に適する技術であり、多品種少量生産には不向きであると言われている。
なぜなら、高周波焼入は、誘導コイルをワークに近接させてワークに誘導電流を発生させるものであるため、誘導コイルとワークとの間の距離を一定に保つ必要があり、ワークの形状が変わると、その度に使用する誘導コイルも変えなければならないからである。
【0003】
そこで、従来技術である特許文献1では、複数のワークに対応する複数の誘導コイルを準備しておき、自動的に誘導コイルを取り替えて、多品種少量生産に対応している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6238596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
まず、特許文献1の高周波焼入システム100の概略の構成について説明する。
図10に示す様に、特許文献1の高周波焼入システム100は、産業用ロボット102のアーム103と、基端側部材106と、コイルユニット105とを備えている。
産業用ロボット102は、移動手段であり、産業用ロボット102のアーム103でコイルユニット105を保持する。
高周波焼入システム100では、産業用ロボット102のアーム103に基端側部材106が取り付けられており、基端側部材106にコイルユニット105が接続されている。
【0006】
コイルユニット105は、図10、図11に示すように、略「コ」の字状の筐体110に誘導コイル115が取り付けられたものである。
筐体150は、図10に示す様に天面を形成するユニット側フランジ部材120と、左右の側壁部121,122の3面を有し、他の3面が開放された構造をしている。
ユニット側フランジ部材120の表面には、2個の位置決め孔123a,123bが設けられている。
またユニット側フランジ部材120の表面には、冷却液導入口125a,125b,125cと冷却液排出口126a,126b,126cとの組み合わせを3組備えている。
【0007】
図11に示す様に、誘導コイル115は、小型の半開放鞍型コイルであり、ワークに対してワークの半径方向に接近及び離間することができる。
また、誘導コイル115は、銅合金等の良導体で構成された中空の導線で構成されており、誘導コイル115の内部を冷却液が流通する。
コイルユニット105には、誘導コイル115と電気的につながるコイル側接点130a,130bが設けられている。コイル側接点130a,130bは、給電部131a,131bを介して誘導コイル115と電気的につながっている。
【0008】
コイル側接点130a,130bは、図11の姿勢を基準として水平に配されたバーである。
誘導コイル115のコイル側接点130a,130bはユニット側フランジ部材120から突出した位置にあり、コイル側接点130a,130bの表面は、ユニット側フランジ部材120の表面と平行に配置されている。
給電部131a,131b及び誘導コイル115の内部は空洞であって、冷却液流路が形成されている。そして図11の様に、冷却液導入口125aと冷却液排出口126aのコイルユニット105の内部側の開口が、チューブ136a,136bを介して冷却液流路に接続されている。
冷却液導入口125bと冷却液排出口126b、冷却液導入口125cと冷却液排出口126cも、冷却液導入口125aと冷却液排出口126aと同様の構造である。
【0009】
次に基端側部材106について説明する。基端側部材106は、基端側枠142と、スライド部材140と、基端側接点143a,143bとを有している。
基端側枠142は、天面と底面を含む4面が囲まれた枠である。
即ち基端側枠142は、天面となる取り付け壁141と、底面となる基端側フランジ部材145とを有し、さらに両者を接続する側面壁146a,146bを有している。基端側枠142は、4面が囲まれた枠であり、内部は空洞である。
基端側部材106の内部において、電極である直方体の基端側接点143a,143bが設けられている。
【0010】
次に、高周波焼入システム100における基端側部材106とユニット側フランジ部材120との接合方法について、説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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