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公開番号2024154996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069302
出願日2023-04-20
発明の名称加熱調理装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類H05B 6/12 20060101AFI20241024BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】加熱コイル及び制御部を好適に冷却しつつ、静粛性に優れた加熱調理装置を提供する。
【解決手段】本発明の加熱調理装置100は、加熱コイル5、加熱器9、冷却ファン15及び制御装置17等を備えている。制御装置17は、加熱コイル5及び制御装置17の作動状況に応じて加熱コイル5及び制御装置17に対する冷却の要否を判断するとともに、加熱コイル5に送風される冷却風の風量と制御装置17に送風される冷却風の風量とを判断する。冷却ファン15は、加熱器9が被加熱物を加熱中であって、かつ、制御装置17が少なくとも加熱コイル5の冷却が必要と判断した場合には、加熱コイル5に対する冷却風の送風を開始、又は、加熱コイル5に送風される冷却風の風量を増大させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の上部に設けられた天板と、
前記筐体の内部に設けられ、前記天板上の被加熱物を電磁誘導によって加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルとは別体をなし、前記加熱コイルとは異なる位置で前記被加熱物を加熱する加熱器と、
冷却風を前記筐体の内部に送風可能な冷却ファンと、
前記筐体の内部に設けられ、前記加熱コイル、前記加熱器及び前記冷却ファンを制御する制御部と、
前記加熱コイル及び前記制御部の作動状況に応じて前記加熱コイル及び前記制御部に対する冷却の要否を判断するとともに、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを判断する判断部と、
前記判断部の判断に基づいて前記加熱コイル及び前記制御部に前記冷却風を送風しつつ、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを調整可能な送風調整手段とを備え、
前記送風調整手段は、前記加熱器が前記被加熱物を加熱中であって、かつ、前記判断部が少なくとも前記加熱コイルの冷却が必要と判断する場合に、前記加熱コイルに対する前記冷却風の送風を開始、又は、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量を増大させることを特徴とする加熱調理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記冷却ファンは、前記加熱コイルに前記冷却風を送風可能な第1冷却ファンと、前記制御部に前記冷却風を送風可能な第2冷却ファンとを有し、
前記第1冷却ファン及び前記第2冷却ファンは前記送風調整手段を兼ねており、
前記第1冷却ファンは、前記加熱器が前記被加熱物を加熱中であって、かつ、前記判断部が前記加熱コイルの冷却が必要と判断する場合に、前記加熱コイルへの前記冷却風の送風を開始又は前記風量を増大させる請求項1記載の加熱調理装置。
【請求項3】
前記送風調整手段は、前記冷却風の送風方向を変更することによって、前記加熱コイル及び前記制御部に送風される前記冷却風の風量を調整する風向き変更部材を有している請求項1記載の加熱調理装置。
【請求項4】
筐体と、
前記筐体の上部に設けられた天板と、
前記筐体の内部に設けられ、前記天板上の被加熱物を電磁誘導によって加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルとは別体をなし、前記加熱コイルとは異なる位置で前記被加熱物を加熱する加熱器と、
冷却風を前記筐体の内部に送風可能な冷却ファンと、
前記筐体の内部に設けられ、前記加熱コイル、前記加熱器及び前記冷却ファンを制御する制御部と、
前記加熱コイル及び前記制御部の作動状況に応じて前記加熱コイル及び前記制御部に対する冷却の要否を判断するとともに、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを判断する判断部と、
前記判断部の判断に基づいて前記加熱コイル及び前記制御部に前記冷却風を送風しつつ、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを調整可能な送風調整手段とを備え、
前記送風調整手段は、前記加熱器が前記被加熱物を加熱中であって、かつ、前記判断部が少なくとも前記制御部の冷却が必要と判断する場合に、前記制御部に対する前記冷却風の送風を開始、又は、前記制御部に送風される前記冷却風の風量を増大させることを特徴とする加熱調理装置。
【請求項5】
前記制御部の温度を検出する検出部を備え、
前記判断部は、前記検出部が検出した前記制御部の温度が予め設定された設定温度に達していれば、前記加熱器及び前記加熱コイルによる前記被加熱物の加熱が行われていなくても前記制御部の冷却が必要と判断するとともに、前記制御部に送風される前記冷却風の風量を判断する請求項4記載の加熱調理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は加熱調理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の加熱調理装置が開示されている。この加熱調理装置は、筐体と、天板と、2つの加熱コイルと、加熱器と、冷却ファンと、制御部とを備えている。筐体は、上部が開口した略矩形の箱状に形成されている。天板は筐体の上部に設けられている。天板には被加熱物が載置される。各加熱コイルは互いに離隔した状態で筐体の内部に設けられている。
【0003】
加熱器は、各加熱コイルとは別体で筐体の内部に設けられている。この加熱調理装置において、加熱器は具体的にはロースターである。冷却ファン及び制御部も筐体の内部に設けられている。冷却ファンは、各加熱コイル及び制御部に向けて冷却風を送風する。制御部は各加熱コイル及び制御部の冷却を行う。
【0004】
この加熱調理装置において、例えば各加熱コイルによって被加熱物の加熱を行う場合、制御部が各加熱コイルに給電を行いつつ、各加熱コイルの制御を行う。これにより、各加熱コイルは、天板上に載置された被加熱物を電磁誘導によって加熱する。ここで、制御部は、各加熱コイルへの給電を含め、各加熱コイルの制御を行うことで発熱する。また、各加熱コイルも被加熱物からの伝熱によって発熱する他、制御部から給電を受けることで発熱する。
【0005】
この点、この加熱調理装置では、各加熱コイルに給電が行われると同時に冷却ファンが作動する。こうして、この加熱調理装置では、冷却ファンから各加熱コイル及び制御部に向けて送風された冷却風によって、各加熱コイル及び制御部の冷却が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-104856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来の加熱調理装置では、加熱コイルによる被加熱物の加熱が開始されれば、各加熱コイル又は制御部がさほど発熱していない状態であっても、冷却ファンが常に作動し、冷却風を各加熱コイル及び制御部に送風する。この際、各加熱コイル及び制御部の両方に冷却風を送風し得る風量を確保するため、この加熱調理装置では、冷却ファンの回転数が多くなる。このため、この加熱調理装置では、冷却ファンの作動音が大きくなる。
【0008】
また、この加熱調理装置では、加熱器によって被加熱物の加熱が行われる場合、加熱器で生じた熱によって制御部の周囲の温度が上昇することから、これによって制御部が昇温する。そこで、冷却風によって制御部の冷却が行われるものの、この際、各加熱コイルでは被加熱物の加熱が行われていなくても、冷却ファンは、各加熱コイル及び制御部の両方に冷却風を送風する。この点においても、この加熱調理装置では、冷却ファンの作動音が大きくなる。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、加熱コイル及び制御部を好適に冷却しつつ、静粛性に優れた加熱調理装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の加熱調理装置は、筐体と、
前記筐体の上部に設けられた天板と、
前記筐体の内部に設けられ、前記天板上の被加熱物を電磁誘導によって加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルとは別体をなし、前記加熱コイルとは異なる位置で前記被加熱物を加熱する加熱器と、
冷却風を前記筐体の内部に送風可能な冷却ファンと、
前記筐体の内部に設けられ、前記加熱コイル、前記加熱器及び前記冷却ファンを制御する制御部と、
前記加熱コイル及び前記制御部の作動状況に応じて前記加熱コイル及び前記制御部に対する冷却の要否を判断するとともに、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを判断する判断部と、
前記判断部の判断に基づいて前記加熱コイル及び前記制御部に前記冷却風を送風しつつ、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量と、前記制御部に送風される前記冷却風の風量とを調整可能な送風調整手段とを備え、
前記送風調整手段は、前記加熱器が前記被加熱物を加熱中であって、かつ、前記判断部が少なくとも前記加熱コイルの冷却が必要と判断する場合に、前記加熱コイルに対する前記冷却風の送風を開始、又は、前記加熱コイルに送風される前記冷却風の風量を増大させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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