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公開番号2024143798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056688
出願日2023-03-30
発明の名称部品供給装置
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 13/02 20060101AFI20241003BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】新たなテープが部品供給装置に供給された場合に露出部よりも上流側で発生するテープ送り状態の異常を検出することが可能な部品供給装置を提供する。
【解決手段】この部品供給装置10は、部品31が収納された収納部321aと収納部321aの上方を覆うカバーテープ322とを含むテープ32の収納部321aの上方をカバーテープ322から露出させる露出部131と、モータ121aを含み、モータ121aの駆動によりテープ32を送るとともに、テープ32が送られる方向において露出部131よりも上流側に配置された、テープ送り部12aと、テープ送り部12aのモータ121aの駆動電流に基づいて、テープ32を露出部131に送るテープ送り状態の異常を検出する制御部11と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
部品が収納された収納部と前記収納部の上方を覆うカバーテープとを含むテープの前記収納部の上方を前記カバーテープから露出させる露出部と、
第1モータを含み、前記第1モータの駆動により前記テープを送るとともに、前記テープが送られる方向において前記露出部よりも上流側に配置された、第1テープ送り部と、
前記第1テープ送り部の前記第1モータの駆動電流に基づいて、前記テープを前記露出部に送るテープ送り状態の異常を検出する制御部と、を備える、部品供給装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1テープ送り部の前記第1モータの駆動電流に基づいて、前記テープ送り状態として、上下方向において前記カバーテープと前記収納部との間に前記露出部が挿入されたか否かを検出する、請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1テープ送り部の前記第1モータの駆動電流の絶対値が第1しきい値以上になった場合、または、前記第1モータの駆動電流の絶対値の積算値が第2しきい値以上とならない場合に、前記テープ送り状態に異常が発生したことを検出する、請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1モータの駆動電流の絶対値が前記第1しきい値以上になったこと、および、前記第1モータの駆動電流の絶対値の積算値が第2しきい値以上とならないことを、並行して監視する、請求項3に記載の部品供給装置。
【請求項5】
前記第1テープ送り部は、前記第1モータにより駆動される第1スプロケットを含み、
前記制御部は、前記テープの先端位置が、前記第1スプロケットを通過後、前記テープが送られる方向における所定の範囲内にある所定期間において、前記第1テープ送り部の駆動電流を取得して、前記テープ送り状態の異常を監視する、請求項3に記載の部品供給装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定期間内の前記第1テープ送り部の前記第1モータの駆動電流の絶対値が前記第1しきい値以上になった場合、前記収納部の上端よりも下方が前記露出部に当接して前記テープの先端の停滞が発生したことを検出する、請求項5に記載の部品供給装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記所定期間内の前記第1テープ送り部の前記第1モータの駆動電流の絶対値の積算値が第2しきい値以上とならない場合、前記露出部が前記カバーテープよりも上方に位置して、前記露出部の挿入が失敗したことを検出する、請求項5に記載の部品供給装置。
【請求項8】
前記所定期間は、前記テープの先端位置が前記露出部に到達したタイミングを含む、請求項5に記載の部品供給装置。
【請求項9】
前記所定期間は、前記テープの先端位置が前記露出部に到達したタイミング後、前記露出部により前記テープの前記収納部の上方を前記カバーテープから露出させる期間を含む、請求項8に記載の部品供給装置。
【請求項10】
第2スプロケットを含み、前記第2スプロケットの駆動により前記テープを送るとともに、前記テープが送られる方向において前記露出部よりも下流側に配置された、第2テープ送り部をさらに備え、
前記所定期間は、前記テープの先端位置が前記第1テープ送り部の前記第1スプロケットを通過してから前記第2テープ送り部の前記第2スプロケットに到達するまでの期間を含む、請求項8に記載の部品供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、部品供給装置に関し、部品が収納されたテープを送るテープ送り部を備える部品供給装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、部品が収納されたテープを送るテープ送り部を備える部品供給装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
【0003】
上記特許文献1には、部品が収納された収納部と収納部の上方を覆うカバーテープとを含むテープの収納部の上方をカバーテープから露出させるカバーテープ剥離部と、モータによりスプロケットを駆動して、部品が収納された収納部を含むテープを送るとともに、テープが送られる方向においてカバーテープ剥離部よりも下流側に配置されたテープ送り部と、テープ送り部のモータの駆動電流に基づいて異常の発生を予測する制御部と、を備える、部品供給装置が開示されている。この部品供給装置のテープ送り部は、部品が収納された収納部を部品供給位置に供給する毎にテープを所定ピッチずつピッチ送りするように構成されている。また、制御部は、テープ送り部によりテープをピッチ送りする際のモータの駆動電流に基づいて、テープ送り状態の異常の発生を予測するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-224771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の部品供給装置では、制御部は、テープが送られる方向においてカバーテープ剥離部よりも下流側に配置されたテープ送り部により、テープをピッチ送りする際のモータの駆動電流に基づいて、テープ送り状態の異常の発生を予測する。このため、新たなテープが部品供給装置に供給された場合に、新たなテープがカバーテープ剥離部よりも下流側に配置されたテープ送り部に到達しなければ、テープ送り状態の異常の発生を予測することが困難である。つまり、上記特許文献1の部品供給装置では、新たなテープが部品供給装置に供給された場合にカバーテープ剥離部よりも上流側で発生する異常を検出することが困難である。そこで、新たなテープが部品供給装置に供給された場合にカバーテープ剥離部(露出部)よりも上流側で発生するテープ送り状態の異常を検出することが可能な部品供給装置が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、新たなテープが部品供給装置に供給された場合に露出部よりも上流側で発生するテープ送り状態の異常を検出することが可能な部品供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一の局面による部品供給装置は、部品が収納された収納部と収納部の上方を覆うカバーテープとを含むテープの収納部の上方をカバーテープから露出させる露出部と、第1モータを含み、第1モータの駆動によりテープを送るとともに、テープが送られる方向において露出部よりも上流側に配置された、第1テープ送り部と、第1テープ送り部の第1モータの駆動電流に基づいて、テープを露出部に送るテープ送り状態の異常を検出する制御部と、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による部品供給装置では、上記のように、テープが送られる方向において露出部よりも上流側に配置された第1テープ送り部の第1モータの駆動電流に基づいて、テープを露出部に送るテープ送り状態の異常を検出する制御部を設ける。これにより、テープが新たに部品供給装置に供給された場合に、テープの先端が露出部を通過する前に、テープの先端が第1テープ送り部に到達して、第1テープ送り部の駆動により新たなテープが送られることになる。その結果、第1テープ送り部の第1モータの駆動電流を監視することにより、テープを露出部に送るテープ送り状態の異常を検出することができる。これにより、新たなテープが部品供給装置に供給された場合に露出部よりも上流側で発生するテープ送り状態の異常を検出することができる。
【0009】
上記一の局面による部品供給装置において、好ましくは、制御部は、第1テープ送り部の第1モータの駆動電流に基づいて、テープ送り状態として、上下方向においてカバーテープと収納部との間に露出部が挿入されたか否かを検出する。このように構成すれば、新たなテープが供給された場合に、第1モータの駆動電流を監視することにより、上下方向においてカバーテープと収納部との間に露出部が挿入されないという、テープ送り状態の異常を検出することができる。
【0010】
上記一の局面による部品供給装置において、好ましくは、制御部は、第1テープ送り部の第1モータの駆動電流の絶対値が第1しきい値以上になった場合、または、第1モータの駆動電流の絶対値の積算値が第2しきい値以上とならない場合に、テープ送り状態に異常が発生したことを検出する。このように構成すれば、第1テープ送り部の第1モータの駆動電流の絶対値が第1しきい値以上になり、第1モータの負荷が大きくなったことに基づいて、テープが詰まりなどにより停滞していることを検出することができる。また、第1モータの駆動電流の絶対値の積算値が第2しきい値以上とならず、第1モータの負荷が連続的に小さいことに基づいて、テープに露出部が挿入されずに負荷が小さく、カバーテープの露出不良の異常が発生していることを検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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