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公開番号2024134623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044905
出願日2023-03-22
発明の名称液体カートリッジ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240927BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】バルブの外側に溜まった液体が流出し難い液体カートリッジを提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30は、貯留室46を有する本体31と、本体31から延びる筒部33と、筒部33の内面72と液密に接触しており、貫通孔60を有するシール部材76と、貫通孔60を開閉するバルブ77と、貫通孔85を有するキャップ79と、を備える。シール部材76とキャップ79との間に空間88がある。キャップ79は、外部と空間88とを連通する開口87を有している。開口87は、貫通孔85の軸線よりも下方に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
重力方向と交差する挿抜方向に沿って装着部へ着脱される液体カートリッジであって、
貯留室を有する本体と、
上記本体から延びており、内部空間が上記貯留室と連通する筒部と、
上記筒部の内部空間に位置して上記筒部の内面と液密に接触しており、上記筒部が延びる延出方向に沿った第1貫通孔を有するシール部材と、
上記筒部において上記シール部材よりも液体が流出する向きの上記貯留室側に位置しており、上記第1貫通孔を開閉するバルブと、
上記筒部において上記シール部材よりも延出端側に位置しており、上記延出方向に沿った第2貫通孔を有するキャップと、を備えており、
上記シール部材と上記キャップとの間に、上記筒部の内面、上記シール部材、および上記キャップにより区画される空間があり、
上記キャップは、外部と上記空間とを連通する開口を有しており、
上記液体カートリッジが上記装着部に装着される装着姿勢において、上記開口は、上記第2貫通孔の軸線よりも下方に位置する液体カートリッジ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
上記空間は、上記装着姿勢の縦断面において、上記貯留室へ向かって先細りとなる狭小空間を有する請求項1に記載の液体カートリッジ。
【請求項3】
上記シール部材は、上記狭小空間よりも上記貯留室側において上記筒部の内面と液密に接触する請求項2に記載の液体カートリッジ。
【請求項4】
上記開口は、上記第2貫通孔の周りに複数が位置する請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項5】
上記キャップは、上記筒部に嵌入されている請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項6】
上記キャップは、上記筒部の内面において固定されている請求項5に記載の液体カートリッジ。
【請求項7】
上記キャップは、周縁から上記第2貫通孔へ向かうにつれて上記貯留室側へ凹む外面を有する請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項8】
上記開口は、上記第2貫通孔と不連続である請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項9】
上記筒部は円筒であり、
上記第2貫通孔は円孔であり、
上記筒部の軸線と、上記第2貫通孔の軸線とが一致する請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装着部へ装着される液体カートリッジに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
装着部に対して装着及び脱抜可能なインクカートリッジが知られている。インクジェット記録装置では、例えば、装着部が備える中空のニードルが、インクカートリッジのインク供給口に挿入される。これにより、インクカートリッジ内のインクが、インク供給口及びニードルを介して消費部へ供給される。また、インク供給口の周囲にはゴムなどで構成されたシール部材が配置されている。シール部によって、インク供給口とニードルとの間の隙間が封止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-109318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、インクカートリッジが装着部へ着脱されることにより、バルブの外側のシール部材などにインクが溜まることがある。溜まったインクは、重力などによってインクカートリッジから滴下するおそれがある。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブの外側に溜まった液体が流出し難い液体カートリッジを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明は、重力方向と交差する挿抜方向に沿って装着部へ着脱される液体カートリッジに関する。当該液体カートリッジは、貯留室を有する本体と、上記本体から延びており、内部空間が上記貯留室と連通する筒部と、上記筒部の内部空間に位置して上記筒部の内面と液密に接触しており、上記筒部が延びる延出方向に沿った第1貫通孔を有するシール部材と、上記筒部において上記シール部材よりも液体が流出する向きの上記貯留室側に位置しており、上記第1貫通孔を開閉するバルブと、上記筒部において上記シール部材よりも延出端側に位置しており、上記延出方向に沿った第2貫通孔を有するキャップと、を備える。上記シール部材と上記キャップとの間に、上記筒部の内面、上記シール部材、および上記キャップにより区画される空間がある。上記キャップは、外部と上記空間とを連通する開口を有している。上記液体カートリッジが上記装着部に装着される装着姿勢において、上記開口は、上記第2貫通孔の軸線よりも下方に位置する。
【0007】
液体カートリッジが装着部へ着脱されることにより、第1貫通孔を閉塞するバルブよりも外側において、シール部材の第1貫通孔やキャップの第2貫通孔などに液体が溜まることがある。第1貫通孔や第2貫通孔などに溜まった液体が外部へ向かって流れると、キャップの開口を通じて空間へ液体が流入する。これにより、第1貫通孔や第2貫通孔などに溜まった液体が液体カートリッジの外部へ流出することが抑制される。
【0008】
(2) 上記空間は、上記装着姿勢の縦断面において、上記貯留室へ向かって先細りとなる狭小空間を有してもよい。
【0009】
上記狭小空間において毛管力が生じて液体が保持される。これにより、キャップの開口を通じて空間に流入した液体が、開口から外部へ流出し難い。
【0010】
(3) 上記シール部材は、上記狭小空間よりも上記貯留室側において上記筒部の内面と液密に接触してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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