TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024132562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043378
出願日2023-03-17
発明の名称車体前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240920BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】複数の前面衝突形態においても、インバータ部の変形を防止する。
【解決手段】車両上側辺の車幅方向外側において、車両後方側に向かって突出している突出部PPが形成されているラジエータパネルフレーム部100と、車幅方向下部両側において車両前後方向に延在する一対のフロントサイドフレーム110と、ラジエータパネルフレーム部100の車幅方向外側下部とが結合されているサブフレーム120と、車両前部下側端部においてラジエータパネルフレーム部100の車幅方向外側下部と結合されている一対のアッパーフレームリインフォース140と、ラジエータパネルフレーム部100の突出部PPと、アッパーフレームリインフォース140の車両上部前側に結合されているラジエータパネルリインフォース150と、アッパーフレームリインフォース140とフロントサイドフレーム110とを結合する結合部材JPと、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が搭乗するキャビンの車両前側に設けられた車体前部構造であって、
車両前側において車幅方向に長辺を有し車両上下方向に短辺を有した長方形状に形成され、車両上側辺の車幅方向外側において、車両後方側に向かって突出している突出部が形成されているラジエータパネルフレーム部と、
車幅方向下部両側において車両前後方向に延在され、車両前側端部において前記ラジエータパネルフレーム部と結合されている一対のフロントサイドフレームと、
前記フロントサイドフレームの車幅方向下部外側において車両前後方向に延在し、車両前側端と、前記ラジエータパネルフレーム部の車幅方向外側下部とが結合されているサブフレームと、
車幅方向上方両側において、前記キャビンの車両前側から車両前側に向かって延在し、車両前側において車両前部下側に向かう傾斜部を有して屈曲し、車両前部下側端部において前記ラジエータパネルフレーム部の車幅方向外側下部と結合されている一対のアッパーフレームリインフォースと、
一方端側は、前記ラジエータパネルフレーム部の車両上側辺における前記突出部の車幅方向内側部に結合され、他方端側は、前記アッパーフレームリインフォースにおける前記傾斜部の車両上部前側に結合されているラジエータパネルリインフォースと、
前記アッパーフレームリインフォースが有する前記傾斜部において、前記アッパーフレームリインフォースと前記フロントサイドフレームとを結合する結合部材と、
を備えていることを特徴とする車体前部構造。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記結合部材は、車両前側から車幅方向外側に向けて折り曲げられたL字形状の平板であることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記結合部材は、前記アッパーフレームリインフォースと前記フロントサイドフレームとが交差する前記フロントサイドフレームの車幅方向外側面における車両上側稜線部と車両下側稜線部とに固定されていることを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両の前面衝突においては、乗員の傷害を低減させる手段として乗員搭乗空間であるキャビンを変形させない事が有効であり、そのための様々な手段が設けられている。これらの手段のひとつとして、近年、キャビンよりも車両前側において衝突エネルギーを吸収する構造が普及している。
【0003】
車両の前面衝突においては、例えば、車両進行方向側全面が衝突体に衝突するフルラップ衝突、車両進行方向側片側が衝突体に衝突するオフセット衝突、あるいは車両進行方向側上側が衝突帯に衝突するアンダーライド衝突等、複数の衝突形態を考慮する必要がある。
【0004】
また、車両がハイブリッド車両や電気自動車等の場合には、電動モータを駆動するために、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ部が車両前部に搭載されている場合がある。
インバータ部においては、車両の走行に必要な高電圧を生成させており、車両の前面衝突等によって変形や断線が発生した場合には、急激な異常反応が生じる虞もある。
そのため、それぞれの衝突形態において、車体前部構造において衝突エネルギーを吸収することによって、インバータ部を損傷させない構造が求められている。
【0005】
上述の要求に対して、フロントバンパリインフォースメントの長手方向の端部は、第1連結部材から第4連結部材を一体成形した連結体によってアッパメンバ、ラジエータサポートアッパ、フロントサイドメンバ、ラジエータサポートロアと連結されている。従って、長手方向の端部に衝突体が衝突するような微小ラップ衝突の場合に当該長手方向の端部を支えて衝突荷重をボディー側へ伝達し、エネルギー吸収する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-290224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術においては、フルラップ衝突、あるいはアンダーライド衝突については考慮されておらず、車両の前面側からフルラップ衝突、あるいはアンダーライド衝突が発生した場合には、インバータ部に変形が発生する虞があるという課題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、複数の前面衝突形態においても、インバータ部の変形を防止する車体前部構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、乗員が搭乗するキャビンの車両前側に設けられた車体前部構造であって、車両前側において車幅方向に長辺を有し車両上下方向に短辺を有した長方形状に形成され、車両上側辺の車幅方向外側において、車両後方側に向かって突出している突出部が形成されているラジエータパネルフレームと、車幅方向下部両側において車両前後方向に延在され、車両前側端部において前記ラジエータパネルフレーム部と結合されている一対のフロントサイドフレームと、前記フロントサイドフレームの車幅方向下部外側において車両前後方向に延在し、車両前側端と、前記ラジエータパネルフレーム部の車幅方向外側下部とが結合されているサブフレームと、車幅方向上方両側において、前記キャビンの車両前側から車両前側に向かって延在し、車両前側において車両前部下側に向かう傾斜部を有して屈曲し、車両前部下側端部において前記ラジエータパネルフレームの車幅方向外側下部と結合されている一対のアッパーフレームリインフォースと、一方端側は、前記ラジエータパネルフレームの車両上側辺における前記突出部の車幅方向内側部に結合され、他方端側は、前記アッパーフレームリインフォースにおける前記傾斜部の車両上部前側に結合されているラジエータパネルリインフォースと、前記アッパーフレームリインフォースが有する前記傾斜部において、前記アッパーフレームリインフォースと前記フロントサイドフレームとを結合する結合部材と、を備えている車体前部構造を提案している。
【0010】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記結合部材は、車両前側から車幅方向外側に向けて折り曲げられたL字形状の平板である車体前部構造を提案している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
重量物移動台車
8か月前
個人
折り畳み自転車
16日前
個人
自転車用傘捕捉具
1か月前
個人
自転車用荷台
4か月前
井関農機株式会社
作業機
9か月前
個人
体重掛けリフト台車
28日前
個人
車両用横転防止装置
9か月前
三甲株式会社
保護具
9か月前
個人
クリアレインシェード
8か月前
個人
自転車用荷物台
1か月前
個人
アタッチメント
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
6か月前
株式会社北誠商事
被覆構造体
10か月前
個人
ステアリングの操向部材
4か月前
株式会社CPM
駐輪機
1か月前
個人
スライドレインプルーフ
7か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
7か月前
株式会社ホシプラ
台車
8か月前
三甲株式会社
台車
3か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
14日前
祖峰企画株式会社
平台車
5か月前
三甲株式会社
台車
3か月前
帝人株式会社
車両構造体
7か月前
三甲株式会社
台車
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
7か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
井関農機株式会社
走行車両
9か月前
学校法人千葉工業大学
車両
今日
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
2か月前
学校法人千葉工業大学
車両
今日
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
学校法人千葉工業大学
車両
今日
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
続きを見る