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公開番号2024128414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037378
出願日2023-03-10
発明の名称カバー装置およびスプリンクラーヘッド
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類A62C 37/12 20060101AFI20240913BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】火災が生じた際には、早期に消火することが重要である。そのためには、スプリンクラーヘッド本体を覆うカバー部が早期に除去されて、スプリンクラーヘッド本体が早い段階で室内に向けて露出することが望ましい。本発明は、火災が生じた際に、早期にカバー部が除去される、カバー装置およびスプリンクラーヘッドを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明のカバー装置は、スプリンクラーヘッド本体を覆うカバー部を有したカバー装置であって、火災の熱気流により前記スプリンクラーヘッド本体から前記カバー部が離脱し、前記カバー部の外表面に複数の吸熱凹凸を有している、ことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
スプリンクラーヘッド本体を覆うカバー部を有したカバー装置であって、
火災の熱気流により前記スプリンクラーヘッド本体から前記カバー部が離脱し、
前記カバー部の外表面に複数の吸熱凹凸を有している、
ことを特徴とするカバー装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記吸熱凹凸は、前記カバー部の外表面の中心領域に設けられていない、
ことを特徴とする請求項1に記載されたカバー装置。
【請求項3】
前記スプリンクラーヘッド本体を、請求項1または2に記載された前記カバー装置で覆った、
ことを特徴とするスプリンクラーヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天井等に設置されるスプリンクラーヘッドのカバー装置およびスプリンクラーヘッドに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スプリンクラーは、天井等にスプリンクラーヘッドを設置して、室内に消火水を散布する。スプリンクラーヘッド本体は、熱を収集する複数枚の板状のヒートコレクターなどの構造が露出するなどしており、室内の天井等に設置した際にデザインの観点等から隠したい場合がある。そのような場合には、スプリンクラーヘッド本体にカバーを被せることにより、このようなスプリンクラーヘッド本体を見えなくすることができる。また、カバーによって、スプリンクラーヘッド本体に外的衝撃が加わって散水してしまうことを抑止できる。
【0003】
特許文献1には、ヒートコレクターがカバープレートにより隠されたスプリンクラーヘッドが記載されている。特許文献1のスプリンクラーヘッドでは、火災が発生するとカバープレートが熱を吸収して低融点合金が融解し、カバープレートが落下する。カバープレートが落下することにより、ヒートコレクターが露出する。そして、露出したヒートコレクターが吸収した熱により、スプリンクラーヘッド本体の感熱分解部が分解・落下すると、弁体が開いて消火水を散布する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-279083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
火災が生じた際には、早期に消火することが重要である。そのためには、スプリンクラーヘッド本体を覆うカバー部が早期に除去されて、スプリンクラーヘッド本体が早い段階で室内に向けて露出することが望ましい。本発明は、火災が生じた際に、早期にカバー部が除去される、カバー装置およびスプリンクラーヘッドを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態におけるカバー装置は、スプリンクラーヘッド本体を覆うカバー部を有したカバー装置であって、火災の熱気流により前記スプリンクラーヘッド本体から前記カバー部が離脱し、前記カバー部の外表面に複数の吸熱凹凸を有している、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、カバー部からの火災時の熱気流の剥離が少なくなると共に、熱を吸収するカバー部の受熱面積が大きくなり、火災の熱をカバー部が効果的に吸収して、カバー部を高感度で離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
スプリンクラーヘッド本体にカバー装置を取り付ける直前を示す側面図。
天井に設置したスプリンクラーヘッドの側面図。
スプリンクラーヘッドからカバー部が離脱した際の側面図。
従来のカバー部における気流を示す図。
本発明の実施形態のカバー部における気流を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態におけるスプリンクラーヘッドは、スプリンクラーヘッド本体1とカバー装置2を有する。カバー装置2はスプリンクラーヘッド本体1に取り付けられる。図1に、スプリンクラーヘッド本体1にカバー装置2を取り付ける直前を示す側面図を示す。図1では、天井板Cのみ断面で記載している。図1において、スプリンクラーヘッド本体1は、天井板Cに開けた略円形の穴Hから室内を臨む形で設置されている。スプリンクラーヘッド本体1は、消火水を供給する給水配管3に固定されており、給水配管3が天井裏に固定されている。実施形態において、消火水は水道水を使用する。火災の熱を感知するスプリンクラーヘッド本体1のヒートコレクター11は、天井板Cよりも下方に突出して設置される。ヒートコレクター11により、火災による熱気流から熱を吸収する。ヒートコレクター11の中心には半田12が設けられている。ヒートコレクター11を介して半田12が加熱されると、半田12が融解してスプリンクラーヘッド本体1の先端が落下する。そして、消火水の散水が行われる。また、図1に示すように、スプリンクラーヘッド本体1の一部はネジ状部13となっている。
【0010】
図1のスプリンクラーヘッド本体1の下方には、実施形態における取り付け前のカバー装置2を図示している。カバー装置2では、装置ベース21の下方にカバー部22が取り付けられている。また、装置ベース21の上方からは、導線23が延びている。装置ベース21は、円筒状の取付部211の下方に環状に拡がるフランジ212が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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