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公開番号2024155211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069694
出願日2023-04-21
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20241024BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】導電ケーブルを内部にコンパクトに敷設することが可能となる消火栓装置を提供すること及び消火栓装置の小型化、薄型化の実現。
【解決手段】防災のための消火栓装置であって、消火栓装置の構成要素を収容する筐体と、筐体の内部に設けられる端子箱2と、内線C1及び外線C2と、筐体の内部に設けられる通線台4と、を備え、内線C1及び外線C2の一端側は、端子箱2の第2外面及び第3外面における各ケーブル取付部に保持されており、通線台4は、内線C1及び外線C2が端子箱2の第2外面及び第3外面における各ケーブル取付部から、第1基準方向における第1外面側に向かって延在するように、内線C1及び外線C2を敷設しており、通線台4は、第1基準方向及び第2基準方向にて定まる基準面S1に対して、内線C1及び外線C2の一端側が傾斜した状態で敷設されるように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
防災のための消火栓装置であって、
前記消火栓装置の構成要素を収容する筐体と、
前記筐体の内部に設けられる端子箱と、
少なくとも一部が前記筐体の内部に配線される導電ケーブルであって、前記端子箱の内部から当該端子箱の外部であって前記筐体の内部へ延在している前記導電ケーブルと、
前記筐体の内部に設けられる配線補助部材であって、前記導電ケーブルを前記筐体の内部に敷設するための前記配線補助部材と、を備え、
前記端子箱は、前記端子箱における第1基準方向を基準として相互に対向する第1外面及び第2外面と、前記端子箱における第2基準方向であって前記第1基準方向と直交する前記第2基準方向を基準として設けられる第3外面と、を備え、
前記導電ケーブルの一端側は、前記端子箱の前記第2外面又は前記第3外面におけるケーブル取付部に保持されており、
前記配線補助部材は、前記導電ケーブルが前記端子箱の前記第2外面又は前記第3外面における前記ケーブル取付部から、前記第1基準方向における前記第1外面側に向かって延在するように、前記導電ケーブルを敷設しており、
前記配線補助部材は、前記第1基準方向及び前記第2基準方向にて定まる基準面であって前記ケーブル取付部を通る前記基準面に対して、前記導電ケーブルの一端側が傾斜した状態で敷設されるように構成されている、
消火栓装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記配線補助部材は、前記第1基準方向に沿って延在している長尺形状であり、
前記配線補助部材は、前記第2基準方向において前記端子箱に隣接して設けられており、
前記配線補助部材は、前記第1基準方向及び前記第2基準方向に直交する第3基準方向において、前記端子箱における前記ケーブル取付部の位置からオフセットされた位置に設けられている、
請求項1に記載の消火栓装置。
【請求項3】
前記配線補助部材は、前記端子箱の前記第2外面の前記ケーブル取付部から延在する前記導電ケーブルである第1導電ケーブル、又は、前記端子箱の前記第3外面の前記ケーブル取付部から延在する前記導電ケーブルである第2導電ケーブルが、内部に敷設される敷設中空部、を有している、
請求項2に記載の消火栓装置。
【請求項4】
前記配線補助部材は、前記敷設中空部の内外に連通する連通孔であって、前記配線補助部材の前記第1基準方向における両端間の所定位置に設けられる前記連通孔、を有しており、
前記第2導電ケーブルは、前記連通孔を介して前記敷設中空部内に導入されている、
請求項3に記載の消火栓装置。
【請求項5】
前記配線補助部材は、前記第2基準方向における前記配線補助部材が設けられている位置よりも前記端子箱から遠い側に、前記第1導電ケーブル又は前記第2導電ケーブルがはみ出ることを防止する防止部材、を有する
請求項3に記載の消火栓装置。
【請求項6】
前記敷設中空部は、前記第1導電ケーブルが敷設されている第1敷設中空部と、前記第2導電ケーブルが敷設されている第2敷設中空部であって前記第1敷設中空部に対して仕切られている前記第2敷設中空部と、を備える、
請求項3に記載の消火栓装置。
【請求項7】
前記配線補助部材は、前記第2基準方向において、隙間を介して前記端子箱の隣に設けられており、
前記敷設中空部は、前記第2基準方向において、前記配線補助部材の内部に設けられており、
前記第1導電ケーブルは、前記隙間に敷設されており、
前記第2導電ケーブルは、前記敷設中空部に敷設されている、
請求項3に記載の消火栓装置。
【請求項8】
前記第3基準方向において、前記配線補助部材が前記端子箱における前記ケーブル取付部の位置からオフセットされた位置に設けられるように、前記端子箱を支持する支持部材、を備える、
請求項2に記載の消火栓装置。
【請求項9】
前記導電ケーブルの一端側を保持する保持部、を備える、
請求項2に記載の消火栓装置。
【請求項10】
前記導電ケーブルの曲率を所定の曲率以上に維持するための維持部材、を備える、
請求項1に記載の消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トンネル内等に設置される消火栓装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-19885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の消火栓装置の内部の空間には、各種電気的要素に関する導電ケーブルが配線されていたが、当該内部の空間の広さには限りがあり、導電ケーブルをコンパクトに敷設する要望があった。また、このような消火栓装置においては、設置スペースを削減するため、設置工事の作業性を向上するために装置全体の小型化や薄型化の要望があった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、導電ケーブルを内部にコンパクトに敷設することが可能となる消火栓装置を提供すること及び消火栓装置の小型化、薄型化の実現を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の消火栓装置は、防災のための消火栓装置であって、前記消火栓装置の構成要素を収容する筐体と、前記筐体の内部に設けられる端子箱と、少なくとも一部が前記筐体の内部に配線される導電ケーブルであって、前記端子箱の内部から当該端子箱の外部であって前記筐体の内部へ延在している前記導電ケーブルと、前記筐体の内部に設けられる配線補助部材であって、前記導電ケーブルを前記筐体の内部に敷設するための前記配線補助部材と、を備え、前記端子箱は、前記端子箱における第1基準方向を基準として相互に対向する第1外面及び第2外面と、前記端子箱における第2基準方向であって前記第1基準方向と直交する前記第2基準方向を基準として設けられる第3外面と、を備え、前記導電ケーブルの一端側は、前記端子箱の前記第2外面又は前記第3外面におけるケーブル取付部に保持されており、前記配線補助部材は、前記導電ケーブルが前記端子箱の前記第2外面又は前記第3外面における前記ケーブル取付部から、前記第1基準方向における前記第1外面側に向かって延在するように、前記導電ケーブルを敷設しており、前記配線補助部材は、前記第1基準方向及び前記第2基準方向にて定まる基準面であって前記ケーブル取付部を通る前記基準面に対して、前記導電ケーブルの一端側が傾斜した状態で敷設されるように構成されている。
【0007】
また、請求項2に記載の消火栓装置は、請求項1に記載の消火栓装置において、前記配線補助部材は、前記第1基準方向に沿って延在している長尺形状であり、前記配線補助部材は、前記第2基準方向において前記端子箱に隣接して設けられており、前記配線補助部材は、前記第1基準方向及び前記第2基準方向に直交する第3基準方向において、前記端子箱における前記ケーブル取付部の位置からオフセットされた位置に設けられている。
【0008】
また、請求項3に記載の消火栓装置は、請求項2に記載の消火栓装置において、前記配線補助部材は、前記端子箱の前記第2外面の前記ケーブル取付部から延在する前記導電ケーブルである第1導電ケーブル、又は、前記端子箱の前記第3外面の前記ケーブル取付部から延在する前記導電ケーブルである第2導電ケーブルが、内部に敷設される敷設中空部、を有している。
【0009】
また、請求項4に記載の消火栓装置は、請求項3に記載の消火栓装置において、前記配線補助部材は、前記敷設中空部の内外に連通する連通孔であって、前記配線補助部材の前記第1基準方向における両端間の所定位置に設けられる前記連通孔、を有しており、前記第2導電ケーブルは、前記連通孔を介して前記敷設中空部内に導入されている。
【0010】
また、請求項5に記載の消火栓装置は、請求項3に記載の消火栓装置において、記配線補助部材は、前記第2基準方向における前記配線補助部材が設けられている位置よりも前記端子箱から遠い側に、前記第1導電ケーブル又は前記第2導電ケーブルがはみ出ることを防止する防止部材、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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