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公開番号
2025098540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214741
出願日
2023-12-20
発明の名称
流水検知装置
出願人
株式会社立売堀製作所
代理人
個人
主分類
A62C
35/68 20060101AFI20250625BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】 本発明は、スプリンクラー設備の点検時において、一次側配管内の水抜きを行う場合にあっても、二次側配管上のバルブを閉止する必要はなく、一次側配管のメンテナンスを行うことができる。
【解決手段】 本発明の流水検知装置は、第1弁体を有する流水検知装置本体と、流水検知装置本体の第1弁体によって区画された一次側と二次側とを第1弁体を回避して連結、連通させバイパス管と、パイバス管に介装されたリリーフ弁とを備え、リリーフ弁は、二次側連通部と、一次側連通部と、一次側連通部と二次側連通部とを連結、連通させる連通室とを有するリリーフ弁本体と、連通室に配設されて平常時において二次側連通部を閉止し且つスプリンクラー配管の二次側配管内の圧力が予め設定した設定圧力以上となると二次側配管内の水圧によって二次側連通部と一次側連通部とを連通させる第2弁体とを備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スプリンクラー配管の一次側配管と二次側配管との間に介装され、且つ平常時において一次側配管と二次側配管とを区画するように遮断している一方、火災発生時の二次側の圧力の低下に伴って一次側配管を二次側配管に連通させる第1弁体を有する流水検知装置本体と、
上記流水検知装置本体の第1弁体によって区画された上記一次側配管と上記二次側配管とを上記第1弁体を回避して連結、連通するバイパス管と、
上記パイバス管に介装されたリリーフ弁とを備え、
上記リリーフ弁は、
上記スプリンクラー配管の二次側配管に接続される二次側連通部と、上記二次側連通部の開口方向に交差して開口し且つ上記スプリンクラー配管の一次側配管に接続される一次側連通部と、上記一次側連通部と上記二次側連通部とを連結、連通させる連通室とを有するリリーフ弁本体と、
上記連通室に配設されて平常時において上記二次側連通部を閉止し且つ上記スプリンクラー配管の二次側配管内の圧力が予め設定した許容圧力を超えると上記二次側配管内の圧力によって開放されて上記二次側連通部と上記一次側連通部とを連通させる第2弁体とを備えていることを特徴とする流水検知装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
上記リリーフ弁におけるリリーフ弁本体の連通室は、上記二次側連通部から上記二次側連通部の開口方向に向かって形成されて上記リリーフ弁本体の表面に開口する開口部を有していることを特徴とする請求項1に記載の流水検知装置。
【請求項3】
上記連通室は、内径が拡張した環状の拡張部を有しており、この拡張部を上記一次側連通部に連結、連通させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流水検知装置。
【請求項4】
上記リリーフ弁本体における上記連通室の開口部には、蓋体が着脱自在に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の流水検知装置。
【請求項5】
上記リリーフ弁の上記連通室内における上記蓋体と上記第2弁体との間には、上記第2弁体を上記二次側連通部方向に付勢する付勢部材が配設されていることを特徴とする請求項4に記載の流水検知装置。
【請求項6】
上記連通部の蓋体を取り外すことによって上記第2弁体及び上記付勢部材を上記リリーフ弁本体の連通室内から取り出し可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の流水検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプリンクラー設備において用いられる流水検知装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、スプリンクラー設備において、消火用貯水槽などの水源とスプリンクラーヘッドとを接続しているスプリンクラー配管には流水検知装置が設置されており、流水検知装置は逆止弁構造をしており水源からスプリンクラーヘッドへの一方向の通水のみを許容している。
【0003】
スプリンクラーヘッドが設置されている二次側配管は季節の温度差によって内部に充填された水が膨張・収縮する。特に、夏季においては、二次側配管内の水が膨張して圧力が上がり、スプリンクラーヘッド、二次側配管及びこれらの周辺設備が破損し又はこれらの設備から漏水を生じることがある。又、冬季においては、二次側配管内の一部の水の凍結によって体積が膨張すると配管内の水が圧縮されて圧力が上昇し、同様にスプリンクラーヘッド、二次側配管及びこれらの周辺設備が破損し又はこれらの設備から漏水を生じることがある。
【0004】
上記事態を防止するために、特許文献1には、流水検知装置の一次側と二次側とをバイパスするバイパス流路を設け、このバイパス流路に差圧弁を介装し、二次側の圧力が一次側の圧力よりも所定以上に高くなった時に差圧弁を開放して、二次側配管から一次側配管に水を逃がしてスプリンクラーヘッドの破損を防止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-131574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、スプリンクラー設備のスプリンクラー配管のメンテナンスのために、流水検知装置に接続させている一次側配管内の水抜き作業を行うと、相対的に二次側配管内の圧力が大きくなり、差圧弁が開放され、一次側配管内に水が流入する。そのため、流水検知装置に接続させている二次側配管に設けた全てのバルブを閉止する必要があり、その作業が煩雑であるという問題点を有している。
【0007】
本発明は、スプリンクラー設備の点検時において、一次側配管内の水抜きを行う場合にあっても、二次側配管上のバルブを閉止する必要はなく、一次側配管のメンテナンスを容易に行うことができる流水検知装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の流水検知装置は、
スプリンクラー配管の一次側配管と二次側配管との間に介装され、且つ平常時において一次側配管と二次側配管とを区画するように遮断している一方、火災発生時の二次側の圧力の低下に伴って一次側配管を二次側配管に連通させる第1弁体を有する流水検知装置本体と、
上記流水検知装置本体の第1弁体によって区画された上記一次側配管と上記二次側配管とを上記第1弁体を回避して連結、連通するバイパス管と、
上記パイバス管に介装されたリリーフ弁とを備え、
上記リリーフ弁は、
上記スプリンクラー配管の二次側配管に接続される二次側連通部と、上記二次側連通部の開口方向に交差して開口し且つ上記スプリンクラー配管の一次側配管に接続される一次側連通部と、上記一次側連通部と上記二次側連通部とを連結、連通させる連通室とを有するリリーフ弁本体と、
上記連通室に配設されて平常時において上記二次側連通部を閉止し且つ上記スプリンクラー配管の二次側配管内の圧力が予め設定した許容圧力を超えると上記二次側配管内の圧力によって開放されて上記二次側連通部と上記一次側連通部とを連通させる第2弁体とを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の流水検知装置において、リリーフ弁の第2弁体による一次側連通部と二次側連通部との間の水の流通及び遮断は、流水検知装置を接続させた二次側配管内の圧力に基づいて行っている。従って、流水検知装置に接続した一次側配管の点検のために水抜き作業を行う場合にあっても、バイパス管に介装したリリーフ弁を通じて二次側配管から一次側配管への水の流入を防止するための作業を行う必要はなく、スプリンクラー配管の一次側配管のメンテナンス作業を軽減することができる。
【0010】
上述の通り、流水検知装置のリリーフ弁の開放は、二次側配管内の圧力に基づいて行なっているので、スプリンクラー配管の一次側配管において水漏れが生じ、一次側配管内の圧力が低下することによって、二次側配管内の圧力が一次側配管の圧力に比して相対的に大きくなった場合にも流水検知装置のリリーフ弁は開放されず、リリーフ弁を通じた二次側配管から一次側配管への水の流入はない。
(【0011】以降は省略されています)
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