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公開番号2024140398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051525
出願日2023-03-28
発明の名称作業者安全確認装置
出願人Ronk株式会社
代理人個人
主分類A62B 35/00 20060101AFI20241003BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】 本発明は、簡易な構造で、確実に安全フックが安全バー等に引っかかっていることを検出することのできる作業者安全確認装置を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる作業者安全確認装置1は、安全バー5に安全フックを装着しなければならない位置を特定するエリアセンサ6と、前記それぞれの安全フック3に設けられ、該安全フック3が前記安全バー5に装着されたか否かを検出する検出センサ35と、前記エリアセンサ6からの電波を受信し、前記2つの検出センサ35からの信号がない場合には、安全フック3の装着を強くうながす第1の警報を発し、前記検出センサ35からの信号がいずれか1つの場合には、第1の警報よりも低い第2の警報を発する警報手段を具備する制御装置とを具備する。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
作業者が装着する安全帯と、作業現場に設けられる安全バーと、一端が該安全帯に固定され、他端が作業現場に設置される安全バーに着脱自在である安全フックを有する一対のワイヤーロープとによって構成される作業者安全確認装置において、
前記安全バーに前記ワイヤーロープの安全フックを装着しなければならない位置に設けられ、該位置の所定の範囲に電波を放出するエリアセンサと、
前記それぞれの安全フックに設けられ、該安全フックが前記安全バーに装着されたか否かを検出する検出センサと、
該エリアセンサからの電波を受信する受信手段を有し、該受信手段によってエリアセンサからの電波を受信した場合、作業者が安全フックを安全バーに装着しなければならないと判断し、前記安全フックが前記安全バーに装着されておらず、前記2つの検出センサからの信号がない場合には、安全フックの装着を強くうながす第1の警報を発し、前記検出からの信号がいずれか1つの場合には、第1の警報よりも低い第2の警報を発する警報手段を具備する制御装置とによって構成される作業者安全確認装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記安全帯に1つのユニットとして取り付けられることを特徴とする請求項1記載の作業者安全確認装置。
【請求項3】
前記検出センサは、前記安全フックの固定爪に固定されるスイッチ部と、該スイッチ部から延出する柔軟性のあるソフトロッドとによって構成され、前記固定爪に対して移動可能である可動爪が開いて、安全フックが安全バーに装着される場合、前記ソフトロッドが折れ曲がることによって前記スイッチ部がONされることを特徴とする請求項1又は2記載の作業者安全確認装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設現場等の高所における作業者が安全に作業するために装着する安全フックのかけ忘れを防止するための作業者安全確認装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2004-18212号公報)は、ピッキングフォークリフトの安全ベルト取付装置を開示する。特許文献1において、前記装置は、安全ベルトを繋ぐセフティバーと、安全ベルトがセフティレバーに繋がれているか否かを検出する光センサと、安全ベルトがセフティレバーに繋がれていないことを建方する赤色パトランプ及び音声アラームを備えており、安全ベルトがセフティバーに繋がれていると、フック部により投光部からの光が遮られ、安全ベルトがセフティレバーへ繋がれていることが検出され、安全ベルトがセフティレバーに繋がれていないと、投光部からの光は遮られず、安全ベルトが繋がれていないことが検出され、赤色パトランプ及び音声アラームが作動するものである。
【0003】
特許文献2(特開2006-313425号公報)は、安全ベルトの使用状況を容易に判定し、且つ使用不要の判定も行える作業用安全ベルト装置を開示する。特許文献2に開示される装置は、先端にフックを有し、基端部がばねの付勢力によってケース内に巻き取られる命綱と、命綱のトルク変動を検出するトルクセンサと、所定時間以上命綱のトルク変動がない状態が続いた場合に警報を発する警報装置とを備えたことにより、安全ベルトの使用状況を容易に判定することが可能となるものである。
【0004】
特許文献3(特開2009-165517号公報)は、高所作業車の安全帯の適正使用の監視並びに注意喚起及び安否確認作業の効率を向上させるもので、高所作業エリアを含むエリアを電波到達範囲とするように作業現場に配設された3個以上のRFIDタグリーダに接続された管理コンピュータと、安全帯の命綱が所定長さ引き出された状態であることを検出して電波発信を行うアクティブ型RFIDタグと、双方向通信タイプのアクティブ型RFIDタグからなる位置発信手段、管理コンピュータからの警報指令を受信して作動状態となる警報手段並びにスイッチ操作により警報手段を停止させると共に警報確認信号をRFIDタグにより発信する警報確認手段を備えた位置発信及び警報確認装置と、RFIDタグからの電波をRFIDタグリーダにより受信して電波の強弱からRFIDタグの位置を演算する演算手段とを備えたものである。
【0005】
特許文献4(特開2020-402号公報)は、安全フックのかけ忘れを防止し、管理者が各作業者の現在位置を把握して安全を確保することができる安全帯フックかけ忘れ防止管理システムを開示する。特許文献4に係る安全帯フックかけ忘れ防止管理システムは、接触信号を生成する安全フックと前記接触信号を受信するまで警報を発出し前記警報に応じた警報信号を生成して発信する安全フックかけ忘れ報知機とを含む安全帯と、前記安全帯を装着した作業者が携帯し、前記警報信号を受信し自己の位置情報のデータを取得して送信することができる第1携帯通信端末と、管理者が携帯し、前記警報信号及び前記位置情報のデータを受信し、これらに基づいて、前記作業者の作業位置を表示し、前記安全フックが前記支持ロープに引っ掛けてあるか否かを表示する第2携帯通信端末と、を備えるものである。
【0006】
特許文献5(特開2021-166685号公報)は、フックや命綱の構成を複雑にすることなく、安全帯のフックが正しく使用されているか否かを判断することができる安全帯フック着脱確認システムを開示する。この特許文献5においては、作業者の身体に装着されるベルトと、ベルトに連結された命綱と、命綱の先端に取付られたフックと、フックをベルトにかけるためのフックホルダーとを備える安全帯において、フックがフックホルダーにかけられているか否かを検知し、掛けられている場合に警報を出すものである。
【0007】
特許文献6(特開2022-139618号公報)は、複数の階で作業が行われる場合であっても、高書作業時に安全帯のフックを掛け忘れないようにして高書作業が安全に行えるようにするもので、作業者側大気圧センサから出力された大気圧の検出値と、第1の基準大気圧センサから出力された大気圧の検出値と、第2の基準大気圧センサから検出された大気圧の検出値とに基づいて、作業者がいる階を推定し、作業者が高所にいると判定された場合で、かつ、フックが落下防止用部材に掛けられた状態でないことが検出された場合には、不安全状態であることを報知するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-18212号公報
特開2006-313425号公報
特開2009-165517号公報
特開2020-402号公報
特開2021-166685号公報
特開2022-139618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述された特許文献に開示されるように、高所等の危険作業場所で作業する作業者が装着する安全帯から延出するワイヤーロープが、確実に危険作業場所に設置されるセフティバーや支持ロープなどに固定されることが、作業者の安全のための不可欠なことである。
【0010】
このために、ワイヤーロープの先端に設けられるフックが、確実に装着されていることを検出することが大切であり、フックが装着されていない場合には、警報を発するなど、フックが装着されていないことを作業者に知らせる手段を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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