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公開番号
2025095690
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211874
出願日
2023-12-15
発明の名称
消火栓装置
出願人
ホーチキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A62C
35/20 20060101AFI20250619BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】監視員通路の路面上の所定高さに装置本体を、消火用ホースのホース収納空間に利用して設置空間を有効に活用し、ホース収納空間から消火用ホースを軽い力で滑らかに引き出すことを可能とする。
【解決手段】消火栓装置10は、消火用ホース62を除く所定の消火栓機器及び消火栓扉14が設けられた第1筐体11a、消火器扉16及び電装扉18が設けられた第2筐体11b、消火用ホース62が収納され、第1筐体11aと第2筐体11bを監視員通路の路面上方の所定の高さに設置する第3筐体11cを備える。第3筐体11cの前面に設けられたホース収納扉30は、消火栓扉14の開放に伴い係止が解除されて開放する。開放したホース収納扉30の扉開口に沿って配置されたガイドフレーム84により横長のホース引出口86が形成され、放水用ノズル66の取出しにより消火用ホース62を前方又は左右方向へ引き出すことが可能となる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路上に露出した状態で当該トンネル壁面に近接又は当接して設置される消火栓装置であって、
消火用ホースを除く所定の機器が設けられた装置本体が前記監視員通路の路面上方の所定の高さに設置され、
前記装置本体と前記監視員通路の路面との間の空間に前記消火用ホースが収納されたホース収納筐体が設置され、
前記装置本体は、消火栓扉の扉開口に対応して装置本体内に、少なくともノズルを着脱自在に保持するノズル保持部及び消火栓弁の開閉操作部が配置され、
前記ホース収納筐体は、ホース収納部とバルブ類収納部とに分離され、前記ホース収納部の前面に前記消火栓扉の扉開口に連続するホース引出口が形成され、前記ホース引出口に前記消火栓扉の開放に連動して開放されるホース収納扉が設けられ、前記バルブ類収納部に前記消火栓弁を含む所定の弁類が配置されたことを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記バルブ類収納部は、下側から立ち上げられて前記装置本体に配置された給水栓に接続される給水配管を備え、前記給水配管から分岐して前記ホース収納部に収納された前記消火用ホースに連結される配管に、前記消火栓弁を含む所定の弁類が配置されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記ホース引出口は、前記ホース収納部の前面上側で横方向に開口すると共に前記消火栓扉の扉開口と連続するように縦方向に開口したことを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記ホース引出口の開口縁に沿ってホースの引き出しを案内するガイドフレームが配置されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項4記載の消火栓装置であって、
前記ガイドフレームは、前記ホース引出口における前記消火栓扉の扉開口に連続する部分で奥行方向に向かう湾曲部が形成され、前記湾曲部の中を通って前記ホース収納筐体から引き出された消火用ホースの先端に設けられたノズルが前記装置本体内の前記ノズル保持部に着脱自在に保持されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記消火栓扉は、前記扉開口を閉鎖する位置から上方に摺動又は回転して開放し、
前記ホース収納扉は、前記消火栓扉が開放した場合に閉鎖保持が解除され、下端を軸に下向きに回動して前記ホース引出口を開放することを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記ホース収納部は、前記消火用ホースが内巻きされて引出自在に収納されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
請求項7記載の消火栓装置であって、
前記ホース収納部は、前記監視員通路の路面に対して垂直回りで外側から内側に向けて積層するように内巻きされる前記消火用ホースの上半分を、縦方向に多段に配置された棚板部材の各々に載置して引出自在に収納するホース収納棚構造を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項9】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記ホース収納部は、前記消火用ホースが底部に対して所定の角度で傾斜した状態で底部から上方に向けて積層するように巻き回す傾斜重ね巻きにより引出自在に収納されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項10】
請求項1記載の消火栓装置であって、
前記ホース収納筐体は、前記消火用ホースが奥行方向に向けて分割された収納区画に順番に縦回りに巻き入いれられて引出自在に収納されたことを特徴とする消火栓装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路に露出して設置される消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路等のトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。例えば消火栓装置は、前傾式の消火栓扉(前傾扉)を備えた筐体内部の消火栓機器収納部に、先端に放水用ノズルを装着した消火用ホースや消火栓弁を含むバルブ類等が収納され、また消火器扉を備えた筐体内部の消火器収納部に、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的にトンネル長手方向、例えば50メートル間隔で、監視員通路が設けられたトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている(特許文献1)。
【0003】
しかし、シールド工法等により造られたトンネルにあっては、トンネル躯体の構造上、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置することがコストや労力の関係から困難であることから、消火栓装置を監視員通路に露出した状態で設置することが要求されている。
【0004】
このため、消火栓装置をトンネル壁面に箱抜きすることなく、監視員通路に消火栓装置が露出した状態で設置する構造として、トンネル壁面に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置の装置本体を取付固定する壁掛け構造が提案されており、当該壁掛け構造の架台は、壁面に固定される主支持部と消火栓装置の装置本体の姿勢を保持する姿勢保持部材等から構成されている(特許文献2)。
【0005】
しかし、壁掛け構造による消火栓装置の設置は、トンネル壁面への消火栓装置の取り付けに工数と時間が掛かる等の課題があることから、設置が容易である監視員通路の路面上に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置の装置本体を取付固定する、いわゆる据置き構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-279294号公報
特開2019-000196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、据置き型の消火栓装置にあっては、監視員通路の路面上の所定の高さに消火栓装置の装置本体を設置するための架台は一般的にアングル材を箱形に組み合わせた型枠構造である。その架台のアングル材を剥き出しにしておくことは従来の壁面埋込型と比べ見栄えに問題があり、型枠構造の周囲に板部材等によるカバーを配置して剥き出しとなったアングル材を隠すことも考えられるが、見栄えの悪さを解消するためだけに追加構造を設ける意義は薄い。
【0008】
また、架台の内部空間を監視員通路から立ち上げた給水配管を消火栓装置の装置本体に引き込むための配管スペースに利用しているが、それでも架台の内部空間の大部分は空き空間として残っており、架台が設置された空間に存在する空き空間が十分に活用されていない問題もある。
【0009】
この問題を解決するため、本願出願人は、監視員通路の路面上の所定高さに装置本体を設置するための空間に消火用ホースの収納するホース収納筐体を配置することで、消火栓装置の設置空間の有効な活用を可能とする消火栓装置を提案している。
【0010】
ところで、装置本体の下側にホース収納筐体を配置した場合、ホース収納筐体に収納された消火用ホースは、上側に位置する装置本体のホース引出口を介して外部に引き出されるようになるが、ホース収納筐体から滑らかに軽い力により、折れ曲がり(クッキング)を起こさずに無理なく、消火用ホースを引出すことが解決課題として残されている。
(【0011】以降は省略されています)
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